えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

平和のために伝えていく

2014年04月28日 00時09分18秒 | ドンキホーテ
 東北のみなさん こんにちは

 「裸にされて、靴だけはいた30歳前後の中国人女性が一歳ぐらいの赤ん坊を抱いて一緒に行進させられていた。休憩で休んでいた時、女性が弱ってきたので、古い兵隊(古参兵)が相談して、その一人が赤ん坊をつかんで左手20、30メートル先の崖に投げ捨ててしまった。お母さん(その女性)はその後を追って谷に飛び込んだ」

 昨日、大阪で開かれたピースおおさかの危機を考える連絡会の連続講座「戦争を忘れない」で、元日本軍兵士近藤一さんからお聴きしました。あの戦争で何が行われたか、自ら確かめたくて参加しました。これまで書物などで旧日本軍の残虐な行為を見聞きしてきましたが、その場にいた方から直接このようなお話を聴いたのは初めてです。人とは思えないあまりに残酷な行為を直接聴き、私の気持ちは半日ほどたった今も沈んだままです。

 証言した加藤さんは94歳。本来は会場に姿を見せられるはずでしたが体調を崩され、自宅近くのホテルと会場をスカイプで結んでのやり取りになりました。体調が思わしくない中、1時間近くにわたってこの衝撃的な告白以外にも自らも含めた日本軍の蛮行をお話しされました。そして、

 「中国人は人ではない感覚でいた。中国で人ではない行動をしてきた。慙愧の念に堪えない。悪いことをしてきた。(自らが出征していた)山西省だけでなく、中国の各地で日本軍がやってきたと聞いた。それなのに周恩来は日本に賠償金は一切いらないと言った。それで日本の戦後の復興は始まった。中国には恩がある」

 またその中国から沖縄に転戦した時のことにも触れ、
 「天皇を頂点とする教育を受け、沖縄の人はお米を食べていないと見下げ、沖縄の人たちのことを差別する気持ちを持ってしまっていた」

 さらには、二度とあの不幸を繰り返さないために、
 「憲法9条を守る。子供たちに戦争の真実を教える。教育と福祉に予算を割く」
 と訴えられました。
 
 私は加藤さんが嘘を仰っているとは思いません。「日本は中国を侵略した」、事実です。ご高齢の加藤さんがあと何年、このお話をなさることができるのか。私のように当事者から直接お話をお聴きする貴重な体験を持てる方はもう限られてくるでしょう。私はこの話を直接加藤さんから聴いた者として、少しでも多くの方に伝えていきます。

 注1、この赤ん坊を谷に投げた行為は、ある小説の中でも出てくるそうです。それはこの近藤さんが体験されたことを題材にしているらしいと。なので小説と加藤さんの話には違いがあります。
 注2、当日、写真撮影は禁止されていました。主催者の方に参加者の顔を写さないとのお約束で特別の許可をいただき撮影しました。中央のスクリーンがスカイプの映像で、映っていらっしゃるのが加藤さんです。

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