中国の夢、中国共産党の本分とは

　東北のみなさん　こんにちは

　先月の毎日２１世紀フォーラム例会は、防衛大学校・国分良成校長の「中国情勢と日米中関係」でした。

　中国国内では昨年からテロが頻発している。そんな中、日本、フィリピン、ベトナムと近隣諸国と争っている。国内の不満を国外に向ける状況ではないのに、どうしてそれほど戦線を拡大したいのか？　習近平は軍でもっている。海空の軍に軸足を置いて足を引っ張られている中、偶発的な事件が起きてナショナリズムが爆発するのが怖い。尖閣諸島の問題もとても危険な状況で落としどころがない。首脳会談でぶつからないよう、またぶつかりそうになった時のホットライン作りしかない。

　などと、楽観的になれないお話でした。

　講師が「中国の夢ってなんですか」「中国共産党の本分ってなんですか」と会場に問いかけました。とっさには思いつきませんでした。答えを聞いて「そらそやろ。そんな基本的なことももう頭に入ってへんねや」と、目まぐるしい世界情勢の変化の中に埋没したことさえ気づかず、忘れてしまった歴史の本筋を呼び起こされました。

　中国の夢は「台湾統一」
　中国共産党の本分は「抗日（日本）戦線」

　それらのこと、さらにはもっと根本のところにある「中華思想」を頭に置いて、日中そしてアジアのことを考えやんとあきまへんな。

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