えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

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きむきがんさん一人芝居「在日バイタルチェック」

2015年05月28日 14時46分18秒 | コリア
 東北のみなさん こんにちは

 在日の2世、3世の方々らとお話していると、「一世はみんな苦労してきた」、そんな話が出てきます。昨夜、大阪・東成区民センターで観たきむきがんさんの一人芝居「在日バイタルチェック」はそれをそのままに表していました。

 日本に来る前から、意思に反し朝鮮名から日本名に変える創氏改名をさせられた。学校で朝鮮語を使うと教師から殴られた。強制的に日本に連れてこられた後は炭鉱の重労働で苦しんだ。戦後、解放されたと思ったら、祖国は南北に分断され、数々の差別が残った。

 それでもたくましく生きる、ハルモニ(おばあちゃん)やオモニ(おかあさん)を悲喜こもごもに描いていました。オモニがいわれなき差別にさらされる息子、娘を守る場面では会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえました。自らの祖母、母を思い起こしその姿と重ね合わせたのでしょう。

 その歴史をほとんどの日本人は知りません。そしていまだに一部の日本人は差別的な言動をやめません。この芝居は在日の方々が自らの来歴を振り返り「民族の血」を確認するためだけ以上に、我々日本人が過去と向き合うために観るべきです。

 会場を出て自転車で自宅に帰る途中、後ろから自転車で走る女性二人の話し声が聞こえてきました。
 「うちのハルモニも『ご飯食べて帰り』ってようゆうてたわ。ほんま芝居と一緒やわ。」
 「うちとこも。しゃべり方まで一緒やわ」
 「でも、もうこんな話するハルモニもおれへんようになってきたわ」
 「ほんまや。寂しいわ」
 お亡くなりになるハルモニの声を、次代につなごうと演じるきむさん。赤ん坊の産声で幕を閉じたのは次世代に希望を託したからに違いありません。南北に分断された故郷の統一、さらには韓国・朝鮮人と日本人との「心の融和」をも含めて。

 ほんでも芝居終わって挨拶に出てきはったきむさん、とってもちっちゃい。舞台やったらあんな大き見えんのに。 
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