えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

ルマンのサンドウィッチ伯爵

2015年10月18日 14時46分18秒 | 食べる
 東北のみなさん こんにちは

 学生のころの英語の授業、英語の小説を生徒が順番に訳していきその際、一単語を取り出して語源を調べて披露する、そんなのがありました。何の小説だったかは忘れましたが、私にあてられた箇所に「Sandwiches(サンドウィッチ)」という単語が出てきました。この言葉の語源はサンドウィッチ伯爵からだということを当時なぜか知っていました。これをその時に紹介すればよかったのでしょうが、若くて分別ない思考では、「あんまり簡単すぎて」とわざと別な難しい単語を選んで紹介しました。

 するとどうでしょう。紹介を終えた後、英語の先生がわざわざサンドウィッチ伯爵のことを持ち出し皆に説明しだしました。後にも先にもこの先生が自分で単語を選んで語源を解説したのはこれ限りです。先生としては、サンドウィッチを紹介してくれたら「おいしいのに」と思っていたんでしょうね。それを私がはずしてさぞや落胆されたでしょう。仕方なく自ら紹介した。

 今の『分別』を持っている頭なら、サンドウィッチ伯爵を紹介して、さらに「これだけだとあんまり簡単すぎるので、もう一単語語源を調べてきました」ぐらい言って、点数を稼いでいるでしょう。

 写真は妻が、ヅカ(宝塚歌劇)へ観劇に行った帰りに買ってきたサンドウィッチです。阪急宝塚駅から歌劇場までの道筋に新聞やテレビに何度も取り上げられているサンドウィッチ屋さん「ルマン」があって、お土産にちょこちょこ買ってきます。とてもおいしくて妻がヅカに行くのを楽しみにするほどです。でもこのサンドウィッチを目にする度に、何事にも若かった学生時代のサンドウィッチのエピソードを思い出します。ほかのサンドイッチを食べても思い出さないんだけれど。

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