えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

万葉歌は今時なら演歌

2020年01月25日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 1月の飛鳥史学文学講座(関西大学飛鳥文化研究所主催)は関西大学文学部教授・村田右富実先生の「歌から見る斉明朝」でした。

 そのお話しの中で斉明帝が幼く亡くなった孫、健王(たけるのみこ)を偲ぶ挽歌が出てきました。
 「山越えて 海渡るとも おもしろき 今城の内は 忘れゆましじ」
 健王が亡くなって間もないうちに、飛鳥から紀国へ行幸する際の歌で、「山や川を越えて今城(今の吉野辺り?)を過ぎるまでは健王のことを忘れることはできなかった。」というような意味だそうです。ただ、この中にある「おもしろき」の意味が難解だと。この当時、「おもしろき」はまさしく面白いことにしか使われていなく、どうして挽歌に使われたのか分からない。一つの考え方として、当時歌は、今で言う演歌のように歌われていて、新しい言葉の使い方として「おもしろき」を使ったのではないかと。

 その話を聞き頭を巡らせて浮かんだのが、コピーライター糸井重里さんのキャッチコピー「おいしい生活」。おいしいという言葉はそれまで食べ物にしか使われてこなかったのを「生活」の形容にまで使いました。ほんとに「新しい遣い方」です。そんな挑戦を万葉の頃からしていた、そう考えたらとても「おもしろき」です。

 さらに考えると。これは前にもお話ししましたが、恐ろしいを表現する「凄い」が現在、「素晴らしい」という意味でも使われる。転じて、ちょっと前の女子高校生らが否定的な「ヤバい」という言葉を、「チョーヤバくない」などと誉め言葉にも使っていた。こんな言葉の変遷にも頭を巡らせてしまいました。

 来年の飛鳥史学文学講座でも村田先生の講義があるとかないとか。再びお会いできれば、そんなお話もしてみたい。

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