みなさん こんにちは
1月の飛鳥史学文学講座(関西大学飛鳥文化研究所主催)は関西大学文学部教授・村田右富実先生の「歌から見る斉明朝」でした。
そのお話しの中で斉明帝が幼く亡くなった孫、健王(たけるのみこ)を偲ぶ挽歌が出てきました。
「山越えて 海渡るとも おもしろき 今城の内は 忘れゆましじ」
健王が亡くなって間もないうちに、飛鳥から紀国へ行幸する際の歌で、「山や川を越えて今城(今の吉野辺り?)を過ぎるまでは健王のことを忘れることはできなかった。」というような意味だそうです。ただ、この中にある「おもしろき」の意味が難解だと。この当時、「おもしろき」はまさしく面白いことにしか使われていなく、どうして挽歌に使われたのか分からない。一つの考え方として、当時歌は、今で言う演歌のように歌われていて、新しい言葉の使い方として「おもしろき」を使ったのではないかと。
その話を聞き頭を巡らせて浮かんだのが、コピーライター糸井重里さんのキャッチコピー「おいしい生活」。おいしいという言葉はそれまで食べ物にしか使われてこなかったのを「生活」の形容にまで使いました。ほんとに「新しい遣い方」です。そんな挑戦を万葉の頃からしていた、そう考えたらとても「おもしろき」です。
さらに考えると。これは前にもお話ししましたが、恐ろしいを表現する「凄い」が現在、「素晴らしい」という意味でも使われる。転じて、ちょっと前の女子高校生らが否定的な「ヤバい」という言葉を、「チョーヤバくない」などと誉め言葉にも使っていた。こんな言葉の変遷にも頭を巡らせてしまいました。
来年の飛鳥史学文学講座でも村田先生の講義があるとかないとか。再びお会いできれば、そんなお話もしてみたい。
これから先は宣伝です。
造花のことなら、大阪で100年の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。
装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
(有)ニューホンコン造花・営業本部 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187 ホームページ http://nhkf.jp E-mail info@nhkf.jp
1月の飛鳥史学文学講座(関西大学飛鳥文化研究所主催)は関西大学文学部教授・村田右富実先生の「歌から見る斉明朝」でした。
そのお話しの中で斉明帝が幼く亡くなった孫、健王(たけるのみこ)を偲ぶ挽歌が出てきました。
「山越えて 海渡るとも おもしろき 今城の内は 忘れゆましじ」
健王が亡くなって間もないうちに、飛鳥から紀国へ行幸する際の歌で、「山や川を越えて今城(今の吉野辺り?)を過ぎるまでは健王のことを忘れることはできなかった。」というような意味だそうです。ただ、この中にある「おもしろき」の意味が難解だと。この当時、「おもしろき」はまさしく面白いことにしか使われていなく、どうして挽歌に使われたのか分からない。一つの考え方として、当時歌は、今で言う演歌のように歌われていて、新しい言葉の使い方として「おもしろき」を使ったのではないかと。
その話を聞き頭を巡らせて浮かんだのが、コピーライター糸井重里さんのキャッチコピー「おいしい生活」。おいしいという言葉はそれまで食べ物にしか使われてこなかったのを「生活」の形容にまで使いました。ほんとに「新しい遣い方」です。そんな挑戦を万葉の頃からしていた、そう考えたらとても「おもしろき」です。
さらに考えると。これは前にもお話ししましたが、恐ろしいを表現する「凄い」が現在、「素晴らしい」という意味でも使われる。転じて、ちょっと前の女子高校生らが否定的な「ヤバい」という言葉を、「チョーヤバくない」などと誉め言葉にも使っていた。こんな言葉の変遷にも頭を巡らせてしまいました。
来年の飛鳥史学文学講座でも村田先生の講義があるとかないとか。再びお会いできれば、そんなお話もしてみたい。
これから先は宣伝です。
造花のことなら、大阪で100年の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。
装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
(有)ニューホンコン造花・営業本部 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187 ホームページ http://nhkf.jp E-mail info@nhkf.jp