書評欄に日韓朝3冊

　みなさん　こんにちは

　新型コロナウイルス禍の中、休日には散歩と買い物程度しかしないので、週末に載る毎日新聞と日経新聞の書評欄はよりゆっくりと目を通しています。といっても最近の書評欄は土曜日、但し当社はお盆前の6、7月はが土曜日出勤なので、土曜日の紙面を置いておいて日曜日に読んでいます。その日経新聞5月29日の書評欄に日本と朝鮮半島に関係する3冊の本が載りました。

　一つは「82年生まれ、キム・ジョン」で有名な売れっ子作家になったチョ・ナムジョさんの小説「ミカンの味」。生きもがく4人の女子中学生を描きます。

　もう一つは「帝国大学の朝鮮人」（鄭鍾賢著）。植民地時代に日本の帝国大学に進んだ朝鮮人らの軌跡をたどります。当時朝鮮半島から日本に来た朝鮮人は強制的に連れてこられた労働者らのみではなかったことを示すことで、日韓の歴史の複雑性、多様性を説きます。

　最後は歴史ジャーナリスト渡辺延志の「歴史認識　日韓の溝」。日清戦争の端緒を開いた東学農民戦争から紐解き、旧日本軍らによる目もそむけたくなるような行為を綴ります。その記憶が日本人にはなく、韓国では教えられていると。それが現在の両国のすれ違いの根底にあると。

　

　日韓朝に関わる書評が一度に3冊も載る。それだけ近しい国ということでしょう。お互いの理解の深まりが進むことを望みます。

　これから先は宣伝です。
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