能登のみなさん こんにちは
映画「戦場にかける橋」の舞台となったタイとビルマを結ぶ泰緬鉄道。第二次世界大戦中、タイからビルマへの輸送ルートを作ろうとした日本が、現地住民やイギリス軍、オーストラリア軍など連合国軍捕虜を使い建設。 過酷な労働、食料不足、マラリアなど疫病で12621人の捕虜を含め10万人規模の作業員が亡くなりました。その捕虜収容所でには当時日本の植民地支配下にあった朝鮮半島や台湾から送られた軍属が監視にあたりました。
戦後、日本軍兵士だけでなく捕虜監視員もBC級戦犯として裁判にかけられ、多数が有罪となり、絞首刑となった監視員も出ました。
戦後、戦争犯罪人になったのは朝鮮人148名、台湾人173名です。内朝鮮人23名、台湾人21名が死刑です。その多くが捕虜監視員です。
彼らは重い刑を負わされましたが、1952年のサンフランシスコ講和条約の発効に伴い日本国籍を喪失。その結果、日本人の軍人、軍属には支払われた恩給の支給がありません。遺族らがその名誉回復、権利回復(補償の支払い)を求めて活動しています。
その元戦犯のお一人李鶴来(イ ハンネ)さんの甥御さんで大阪にお住いの姜秀一(カン スイル)さんの講演「朝鮮人元BC級戦犯問題を知っていますか?」が先月31日、東大阪の喫茶美術館であり、聴いてきました。
姜さんは、泰緬鉄道での捕虜監視員戦犯問題を歴史的に振り返ったあと、「日本人として受刑し、援護と補償は日本人でないからと排除。あまりに不条理、理不尽だ」と、死ぬまで権利回復の活動をつづけた李さんの思いを語りました。さらに在日コリアンとして姜さんが受けてきた差別、はたまたあの戦争での被害者としてだけでなく加害者としての立場の認識まで話は及びました。
今も、韓国・朝鮮人元BC級戦犯者「同進会」を応援する会が、権利回復運動を続けています。詳しくはこちらをご覧ください。
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