能登のみなさん こんにちは
その熊本旅行、初日の夜は自由行動でした。宿泊先の熊本ホテルキャッスルから熊本一の繁華街・上通り商店街へはすぐ。妻とぶらぶらとでかけました。上通り商店街に続く下通り商店街に新穂仏具店様があってニューホンコン造花にいたころのお客様でした。何代目かの女性店主に跡取りがなく、もう10年近く前に廃業されました。お店はいつもお客様でいっぱいの繁盛店。きっぷがいいお支払いで、ずいぶん利益も出ていたでしょう。熊本一の繁華街にあり、立地や老舗具合も考えると、熊本の一番店と言っても過言ではありませんでした。その前を通ったけれど、もちろん跡形もなく別なビルが建っていたのでしょう。店跡は確認できませんでした。
そして、夕食に入ったのはそれこそホテルから50メートルも離れていないビル2階の”お川”さん。先にビールを頼んで、メニューを見て注文しようとしたら、ご主人が「まず突き出しを出しますから。それを食べてもらってその後カウンターの料理をご覧いただいたらどうでしょう」と。見るとカウンターにいろんな料理の入った大鉢が並んでいました。
出されたお通は、わけぎ、きくらげ、シジミ、イカ、らっきょうの酢味噌あえ。最初ラッキョウだとはわからず、尋ねて分かりました。わけぎの酢味噌あえにとてもあいます。酢味噌の具合も関西人にぴったり。大鉢から選んだのは、南関あげと茄子の煮びたし、胡麻和えの菜っ葉、ポテトサラダにシマアジの煮つけ。このシマアジ、刺身用に買ってきて一日経ったら煮つけに回すと。
刺身を注文すると、そのシマアジに鯛、ホタテ、そしてトロ。熊本の甘い醤油でいただきました。
ビールが空いたので、「阿蘇に吹き渡る風のような端麗辛口」と品書きに書いてある霊山(高森)をぬる燗でもらいました。
さらに店主のすすめで頼んだのが、ヒイラギの煮つけ。初めて聞く名前の魚。小さくて骨が多いので、以前は雑古扱い。でも鱗もなく煮つけるとぬめりも取れる、身のおいしさから人気が出てきていると。
ご飯ものを頼んだら、熊本が発祥という「元祖ふりかけ」がついてきました。
ご主人は中学を卒業して大阪の北新地や三津寺辺りで修業して鳥羽のホテルへ。10年して故郷に帰ってきて、先代の女将の下、まだ別な場所にあったこのお店を手伝うように。その娘と結婚、一緒にお店を盛り立てた。その前の店が立ち退きとなり店を探していたら、知り合いにこの雑居ビル3階のお店を勧められた。窓から熊本のお城が見えるからと決めた。妻は10年ほど前に体を悪くしてもうお店には出てきていないが、それなりに楽しく生活していると。
熊本に行かれるようなことがあったら、ぜひ。本当にお薦めします。二人で7000円いくらでした。
味処お川
熊本市上通町4-10 トラヤビル3階
その熊本旅行のコースはこちらをご覧ください。
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