『シオンの議定書』第二十一議定書注釈
【第二十一議定書注釈開始】ここからは、第二十一議定書(下記転載文書)の注釈に入る。
国債・公債の仕組みは、前議定書で詳しく書かれていたが、本議定書では、内国債について、結局は外債と変わらないと言っている。それは、彼らがグローバルに影の政府であるからだとしている。それは穿ち(うがち)得る。
それは、内外にネットワークを張り巡らしているから出来ることである。分かり易く注釈しよう。
「親父が失業して、金に困ったとしよう。息子が3人いる。それぞれが仕事をなし、それ相応の収入があるとする。親父が金を息子たちに所望する。息子たちは、金はやらないが、貸し金なら了承する。証書を書き、低いながらも利息を付ける。
長い時に、息子の一人が、経済的に窮余の状態になる。別の息子に相談をする。別の息子は、親父の証文を担保に金を融通する。その融通した息子は、事業をやっていて羽振りがいいが、その友人にずる賢いのがいて、その事情を知り、資金提供を申し出る。担保は親父の証文である。友人は3人の息子のうち2人分の親父の証文を担保に資金提供をする。」
こうなると、親父の家庭を国家とみて、内国債が外債化したことになる。結局、どうにでもなるのである。もしも、融通した息子の羽振りが悪くなると、友人は担保とした親父の証文を楯に債権代位権を主張し、親父の資産(家・屋敷)を差し押さえるであろう。息子たちは、親父への買付金はおろか、相続資産をも失う。
貸すな。! 貸しても返済を求むな。! この真理が生きてくる。【注釈終了】
【転載開始】『シオンの議定書』第二十一議定書
前回の集まりで述べたことに、今回は内国債について細かい説明を付け加えたい。外債については、重ねて申し上げることはない。外債のおかげで、われわれはゴイム政府からたんまり稼がせて頂いたが、われわれの政府においては外国人がいない、すなわち、国外というものがないのである。
われわれは行政官の腐敗と支配者の怠慢に乗じて、ゴイ政府には少しも必要でない金を貸して、その二倍、三倍、さらに数倍をわれわれの金庫に収めた。いったい誰がわれわれをそんなにしてくれたのか?……そこで、私は内国債について詳しくお話ししようと思う。
政府が政府の為替手形すなわち利付き債券の購入者を公募したとする。額面は小口大口いろいろ設けられ、早くから申し込んだ予約者には額面よりも割引いた金額で売る。が、翌日になると、小細工を弄して、何しろ購入者が殺到したので、という口実で値上げする。数日後に大蔵省の金庫はあふれんばかりで、予定額をはるかに超過したと言う(それなら、なぜ国債を発行したのか?)。 予約額は債券発行額の数倍にも達したと発表される・・国債に対する信用を示そうというのである。
こんな芝居は芝居ですむが、新たに発生した債務をどうするのかという問題が起こる。途方もない額の債務が生じたのである。利子を払うには、その財源に新たな債券を発行する必要がある。新たな債券は元利を清算するのではなく、ただ単に新たな債務を上乗せするだけである。政府の国債発行の限度を超えたら、新しい課税で取り立てる必要が生じる。それも国債整理のためではなく、ひたすら利払いのためである。新税はひたすら借金のための借金となる……
そのうち債券書替えの時期がやってくる。だが、これとても利率を下げることはできても、債務をなくなしてしまうわけではない。それだけではなく、債権者の同意がなくては書替えはできない。書替えにあたっては、同意しない人々には金を返済すると公告する。もしも誰も彼もが、書替えは嫌だ、金を返せと言ったら、支払い不能に陥ることは火を見るよりも明らかであり、政府は自ら墓穴を掘ったことになる。幸いにもゴイ政府の臣民は経済のことはとんと事情にうといから、金を新しい事業に投資して利が落ちるよりも書替えで利が薄くなる方がまだましだと思って同意する。かくして臣民は数百万という政府の債務を穴埋めすることに協力してやる。
今日では、ゴイムといえども外債でこんな芝居を打つことは、ごまかしが利かないことが判ってきた。われわれが全額払戻しを請求することが判ったからである。
このようにして明らかな破産倒産状態が生じ、人民の利益と支配者のそれとは一片も共通する所がないことが明々白々となった。
今お話したこと、これからお話することには格別の留意を払っていただきたいのであるが、内債は今日ではいわゆる短期公債、すなわち、多かれ少なかれ期間の短いものに整理されているという点である。これらの借金は貯蓄銀行に収納され資金として確保される。政府はこの資金を外債の利子支払いに当て雲霧消散させてしまい、その穴埋めに同額の公債を当てているのである。
ゴイムの国庫からの資金漏出をとりあえず穴埋めしているのは、実にこれらの短期国債なのである。
われわれが世界の王座に昇る時は、われわれの利益に反するかかる財政上の窮策を痕跡も残さず一掃し、併せて金融市場をすべて廃止する。われわれの権威は価格変動に左右されるべきではないから、価格上昇も下落もできないように、法令をもって価格というものを固定してしまう。(価格を吊り上げるのは落とすためであり、実にこの方法によってわれわれはゴイムとの関係の初期に彼らを弄んだのである)。
われわれは金融市場に代えるに政府による大規模な国立信用取引所を設ける。その目的は、政府の意図する通りに産業生産物の価格を設定することにある。この組織は一日に五億の産業証券を出してやり、また同額を買い取ることができる。この方法により全事業がわれわれに従属するようになる。このことがいかなる力をわれわれに与えるか、諸氏は御自分で想像していただきたい。【転載終了】