





ニュース報道で、若い人たちの地方から大都市へ人口移動が多いことをやっていましたが、これは、都市圏に資本や産業が集中し、そこに働く場が少ない農村の若い人たちの労働力が流入しているそうです。今後さらに高齢化社会が進んでくることになりますが、このことが農村と都市の様々な問題を引き起こしそうで日本にとって大きな課題になりそうです。こんなことを聞きながら、そして、休暇は農村でということを思いながら佐賀県と長崎県の県境に浮かぶ島、長崎県松浦市の「福島」の島めぐりをしてきました。この福島は、通称ツバキ島とも言われていますが、5万本ばかりのツバキが群生しており、初崎自然公園の椿の群生林では2月から3月にかけてうつくしい赤い花を咲かせるそうです。島の人口約3600人、平地が少ない島は棚田が多く、「日本棚田百選」にも選ばれている棚田と沖の飛島に沈む夕日が美しいと評判土屋地区に行ってきましたが、田植えが終わり絶景のロケーションでした。神社やお寺も歴史の息吹を感じさせるものがあり、展望台や海水浴場なども島内の道路も整備され、あいにくのPM2.5や黄砂で見通しの悪い日でしたが、リフレッシュできる1日でした。でも、土屋棚田以外の棚田は耕作放棄も目立ち、高齢化になっている人々の苦労がしのばれます。 こんないい心を癒してくれる日本の農漁村の風景がだんだん少なくなっていくことを考えると、日本の発展の仕方はこのままでいいのかと考える日でもありました。