これが私の生きる道

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曲がれ!スプーン

2009年12月17日 18時31分11秒 | 演劇
4連休最終日の今日は舞台を観にいきました。
4連休もとるのは5年ぶり位で、明日から社会復帰できるか
今から心配です。
とりあえず朝起きれるかとか、まさに夏休み明けの学生の気分です。

会場は新宿の紀伊国屋ホールで30分ほど時間が余ったので
向かいのジュンク堂書店に行きました。
いつもここに来ると思いますが座席があんなにあって
座って読ませて売れるのかなぁって。
薄い雑誌なら余裕で読めますもん。
そんなこと言いながらMUSICAの桜井さんのインタビュー記事を座って読みました。
ちょこちょこインタビュアーの意見を否定している部分が
面白かったです。
もう次回作の曲が10曲も出来上がっているって言っていたけど
ここからが長いんですよね。

題名をみてお気づきの方もいるかと思いますが
現在、長澤まさみ主演で公開中の映画の舞台版です。
元々このヨーロッパ企画という劇団が上演していたもので
今回で4回目の再演らしいです。
この前までこの映画の番宣で長澤まさみを何回か目にしましたが
かわいさが戻っていた気がしました。
ここ1,2年は作品にも恵まれなかったせいかオーラみたいのが
消えつつありましたけど、
「ラストフレンズ」以降、持ち直した気配です。

それと逆に不安なのが今度映画「ハナミズキ」主演の新垣結衣です。
2年前位は顔立ちも完璧に近かったし、
メディアでのありがた感が相当あったんだけど
来年のカレンダー見たら、茶髪のちょっと可愛い子に成り下がっていました。
ドラマ・映画の作品に恵まれていない感じはしていましたが
あの時がピークだったのでしょうか。
本筋から逸れたアイドル品評はともかく、
この舞台を観にいこうと思ったきっかけが
作・演出の上田さんって方が他の舞台のアフタートークのゲストに来ていて
話が面白かったので、この人が作るお話も面白いんだろうなぁ
っていう感じです。

急遽行くことを決めたので座席は最後列の一番端っこでした。
元々はカメラ撮影ある日だったせいか平日の昼間にもかかわらず
満員御礼でした。
客層は若い女の子あり、定年過ぎと思われるおじいさんありで
結構バラエティに溢れていました。
6:4で女性が多いといったところでしょうか。

「カフェ・ド・念力」という喫茶店に、5人の超能力者が集まって
色々ハプニングが起こるというお話で(かなりざっくりですが)
すごく面白かったです。
はじめから終わりまで終始笑いっぱなしで、
野田秀樹がみたら絶対怒りそうな舞台でした。

長セリフもなく、演技している雰囲気でもないので
これならば自分でもできるかもしれない、と初めて感じた劇団です。
イデオロギーや暗喩などとは真逆で
お子様からお年寄りまで楽しめる内容で
こういう風なのが合っているみたいです。
この前の日曜日に「情熱大陸」で栗山千明が特集されていて
その中で蜷川幸雄の舞台稽古の模様が放送されていたんですけど
もう長ゼリフはあるは、めちゃめちゃ厳しそうで
自分だったら絶対ノイローゼになるのが目に見えていて
気分が悪くなったほどです。

作中で透視能力・テレパシー・エレキネシス・サイコキネシス・テレポーテーション
という5つの超能力が登場しますが
自分だったらテレパシーが一番欲しいです。
自分の考えを伝えるほうじゃなくて、人の考えていることが分かる方です。
それも知りたいと思ったら、その対象の人の考えていることだけ分かるのが
ベストです。
っていうか自分に好意があるのかないのかだけ分かればいいです、
それも100満点で何点か、って
もうテレパシーの概念からはかなりずれちゃっていますが。
他の能力は別にいいかなぁ、
コージ苑っていうマンガで、スプーン曲げの超能力があるんだけど
役に立たなくていじめられたり、人を助けられなかったりする話があるんですけど
本当にそうだなぁって。

舞台が終わった後に出演者と演出の上田さんのアフタートークが
ありましたが、こちらは普通に面白かったです。
来年また公演があるみたいなので観にいきたいです。

一青窈 with 東京フィルハーモニー交響楽団

2009年12月17日 00時06分05秒 | 音楽
4連休の3日目、今日は一青さんのコンサートに行ってきました。
何と言ってもこのコンサート、
オーケストラをバックに演奏される、特別なイベントです。
会場の東京オペラシティは新宿から歩いて20分なので
その前に年末恒例のクリスマスイルミネーションを
見に行きました。
高島屋側は不景気のせいか毎年あったサーカスのイルミネーションが無くなって
質素になっていました。
JR東日本のペンギン号は可愛かったです。
てくてく歩いて会場に着くとこちらにも見事なクリスマスツリーが
飾ってありました。

当たり前ですが普段はクラシックコンサートを行なうところで
独特の高級感がやっぱりあります。
席は2階のバルコニー席でしたが、前の人の頭が気にならないので
案外いいと思いました。
でもステージの端っこが見切れてしまうので、一青さんが左の方に行くと
見えなくなってしまうのと
椅子がステージに対して直角についているので
体勢をステージ側にずっと向けていなければならないのがマイナスでした。
ステージの方に角度つけてくれればいいのに。

フルオーケストラでクラシックでもあまりないハープまであり、
交響曲だとピアノはないからそれまでど真ん中にあって
ステージ上は大混雑していました。
大編成なのでもしかしたらオケの演奏に、一青さんの声がのまれるか
それとも前に出すぎるかと思ったけど
そこらへんの調整は上手いこといっていました。
指揮者の栗田さんは失礼ながら知りませんでした、
日本の指揮者の人は結構知っている方だと思うんですけどね。
かなりの話し好きみたいです。
ピアノはほとんどレギュラーの紺野紗衣さんで
今回の音楽監督を行なったそうです。
髪をオールバックにして遠めからは蒼井優さんに見えたので
そう勘違いさせたまま見ていました。

まれにライブが終わって家に帰ってきてからジワジワくるライブって
あるんですけど、今回はまさにそれでした。
もう思い出すだけでもう一回あの時間に戻ってもらいたいと
胸が苦しくなります。(さすがにこれはいいすぎか)
一青さんの声ひとつとってもホールの反響音が普段と違っていて
うわぁ~って思ったし、
オーケストラの演奏も特別感が半端なかったです。
照明も曲の強弱に合わせた演出で
思ったより効果的でした。

特に気になった曲
・ささやき並木・・・イントロのハープからすごくいい雰囲気で
今まで聴いた中で一番いい演奏でした。

・江戸ポルカ・・・まさかここで歌うとは思ってもみていなかったけど
こんなに合うとは予想外でした。

・さよならありがとう・・・この前の曲が「もらい泣き」だったので
次は「ハナミズキ」を予想していたらイントロが流れてきて
全身鳥肌立ちました。
1番が終わるとドラムが入ってきて弦楽がかき消されてしまったので
個人的には入らなかったかなぁと。
壮大な感じは出るんですけどね。

・冬めく・・・演奏うんぬんより来年リリースするって公式な発表があったので

・うんと幸せ・・・「タン、タタタタン♪」のボレロの部分が
クラシックらしい部分でハマっていたなぁと。
昨日夢で死んだおじいちゃんが出てきたのを
歌詞とシンクロして頭に浮かんできました。

これが一回きりだなんてもったいなさすぎです。
細かいことを言えば完成度が高いかどうかは分からないけど
このスペシャル感がそんなことをふっとばします。
1万円でも決して高く感じませんでした、
4年に1回位、こういう形でのコンサートをしてもらいたいです。
本当に生でこれを見れてよかったです。
カメラも入っていて入り口にWOWOWの花も飾ってあったので
絶対に放送してもらいたいです。
ぜひハイビジョン 5.1チャンネルでお願いしたいです。

それにしても一青さんほど色んな形のライブを行える人もいません。
6月に行なった2人のプロデューサーを同時にステージに立たせる形式もそうだし
去年の武道館のアリーナ全体をステージに見立てる演出もそうだし
これに関しては他の追従を許していない面です。
ここらへんの評価があまり成されていないのは残念なところです。
まぁ人気出過ぎてチケット取れなくなるよりはいいですけど。

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