ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

パソコン講習とソフト開発をしています。自作小説も掲載しています。ネット情報発信基地(上野博隆)Hirotaka Ueno

0200_神の役職(029)裕也の冒険

2019年12月22日 13時11分15秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0200_神の役職(029)裕也の冒険
--陰陽師と魔族の死闘①--
ひろ子は、青森の電波塔に着いた。
電波を受信するアンテナとレーダー探知機があり、
その横に7階建てのビル、
向こうの小高い丘に発電所らしき建物がある。
津波対策らしい。
ビルの入るドアの上に監視カメラがある。
この建物は、公共の施設である。
しかし、人気がない。
(どうしよう)
(堂々と行くか、やめるか)
ひろ子は、周りをまわってみた。
(非常出口がある。
 鍵がかかっている。
 正面の入り口しかなさそう)
暫く考えて、
正面のドアから入ることにした。
ガラス張りのビル。
監視カメラ以外見ている者はない。
1階には人影はない。
中に入った。
監視カメラの映像を誰かが見ている。
女の子が笑った。
(なに。お子様じゃん)
つづく 次回(神の役職030)陰陽師と魔族の死闘②
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0199_神の役職(028)裕也の冒険

2019年12月22日 11時47分19秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0199_神の役職(028)裕也の冒険
--戦い再び②--
(裕也。場所が分かった)
妖精さんが告げた。
(本当。どこ?)
(青森の電波塔です)
裕也は、次元移動を試みた。
(動かない)
「なぜ、動かない」
(ここか、電波塔か、あ!両方、呪文で封じられている)
水子は答えた。
「ひろ子ちゃん居てる」
「はい。何」
どこで聞いていたのか、ひろ子ちゃんが答えた。
「南の地球の青森の電波塔に行って、
 空の妖精を製造を止めてほしい。
 陰陽師と戦うことになるかもしれない。
 行ってくれますか」
「大丈夫。魔族だからね。
 えへん」
ひろ子は、電波塔に飛んだ。

つづく 次回(神の役職029)陰陽師と魔族の死闘①
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0198_神の役職(027)裕也の冒険

2019年12月22日 10時37分20秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0198_神の役職(027)裕也の冒険
--戦い再び①--
(部屋が腐敗していく。
 体が軽くなる)
裕也の体に異変が起こっている。
(何が起こっているのだろうか?)
(水子ちゃん。何が起こっているか分かる?)
水子は、裕也の部屋と体をじっと覗いて言った。
(部屋と体が空の妖精に侵食されているよ)
(部屋の妖精さん。聞いてる?どうしたらいいの?)
裕也は、妖精に問いかけた。
暫くして、
(本当は、喋(しゃべ)っちゃいけないのだけど、
 喋ります)ものの妖精は喋りだした。
(どこかで、空の妖精を創り出して
 裕也の部屋と体に送り込んでいる)
(なぜ、リレーション出来るの?)
裕也は、尋ねた。
(それは、たぶん陰陽師の呪文だわ)
(空の妖精を創っている場所は分かる?)
(調べてくる)
妖精は、号令をかけた。
(サーデ。サーデ。クガ。レデェ。ガッデ)
裕也は部屋が滲(にじ)んで見えた。
つづく 次回(神の役職028)戦い再び②
 
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0197_神の役職(026)裕也の冒険

2019年12月22日 08時08分41秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0197_神の役職(026)裕也の冒険
--始まりの部屋⑤--
扉には、東の書庫に描かれていた学者風の人が両側に描かれていた。
弦と葉が周りを囲んでいたが、違う点が一つ。
赤い花が咲いていた。
薔薇(ばら)のようでもあった。
扉を開け入っていく。
「そこの二人もついておいで」
二人を招き入れた。
二人はアルッベクについていく。
古びた空気と本の匂いがした。
そして、奥へ奥へと進む。
「ここからは、原本です」
更に進む。一番奥に着いた。
本棚から、一冊書物を取り出した。
「これだ」
書物を開き追記した紙を挟んだ。
そして、右手を当て
「この追記を認めたまえ。
 受け入れたまえ。
 アルッベクは認めたり。
 ハデイミョン ザ エデイコ」
紙は、「ジジジィ」と書物に飲み込まれていき、
覗(のぞ)いてた紙は、書物にしまわれた。
これで、法則は追記されました。
裕也に依頼された仕事は終わった。

つづく 次回(神の役職027)戦い再び
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0196_神の役職(025)裕也の冒険

2019年12月22日 07時38分36秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0196_神の役職(025)裕也の冒険
--始まりの部屋④--
「どうぞ。お入りください」
アルッベクは、ひろ子ちゃん達を招き入れた。
ひろ子ちゃん達は部屋に入った。
扉が閉まる。
『「宇宙のはじまりより前にある法則(魔法)」の
「第801章 神仏の合議」に
「第801-追記 神仏の力の補足」として
「 東の神仏の力は民の信による。
 ただし、民の信が揺らいでも生きる力は奪えない」
と加えて欲しいのです。』
とひろ子は言った。
理由も起こったことも話した。
「西で起こったことは承知しています。
わかりました。
問題ありません」
アルッベクは、全宇宙を監視し起こった出来事を記録している。
起こったことは全部知っているのである。
聞き終わると机の椅子に座った。
そして、紙を取り出し、ペンを走らせ、
最後に判(はん)を押した。
では、自然の法則の部屋にしまいます。
アルッベクは、椅子から立ち上がり後ろにある本棚を押した。
「ゴゴォォオ」
本棚は回転して扉が現れた。

つづく 次回(神の役職026)始まりの部屋⑤
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0195_神の役職(024)裕也の冒険

2019年12月21日 14時08分14秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0195_神の役職(024)裕也の冒険
--始まりの部屋③--
そこには、真っ暗な宇宙にポカンと部屋が浮いていた。
扉がある。
ひろ子は、扉をノックした。
「トントン。トントン」
「誰かいますか?」
ここには、書物があると聞いてきました。
「どうぞ。お入りください」
「ガチャ。ギィィィィイ」
そこには、一人の女の子が立っていた。
「アルッベクと言います」
女の子は笑った。
「久しぶりのお客さまだわ」
奥には、大学教授の様な木の大きな机と
周りの壁に本棚がずらりと並んでいった。
つづく 次回(神の役職025)始まりの部屋④
 
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0194_神の役職(023)裕也の冒険

2019年12月21日 13時24分34秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)

0194_神の役職(023)裕也の冒険
--始まりの部屋②--
(さぁ。始まりの時へ)
女の子は、手を差し出した。
(あなたは)
ひろ子は尋ねた。
(ソースで働く水子です)
水子は、宿業が多いから、東のいろんな所で仏道修行をしている。
水子のネットワークがあり、「水子ちゃん」と呼ぶと分かるようになっている。
ひろ子は、手を握った。
「ギュゥゥゥゥウ」
次元の扉が開いた。
二人は、時空に空いた穴へ飛び込んだ。
周りは、磁気が渦巻いている。
その中を二人は通過していく。
遠くに出口が見える。
光。爆発。
その前に出口がある。
(ここで出ましょ)
水子は、言った。そして、手を引っ張った。
二人は時空の渦から出た。
つづく 次回(神の役職024)始まりの部屋③

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0193_神の役職(022)裕也の冒険

2019年12月21日 12時05分17秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0193_神の役職(022)裕也の冒険
--始まりの部屋①--
(時空を越えなければならない。
 始まりの時にあるの。
 そこに部屋がある。
 それが、始まりの部屋で
 その中に自然の法則の部屋がある)
真奈美は答えた。
声が聞き取りにくいので、ひろ子は書庫から出た。
(ソースに頼めばいい。
 時空を超えれる)
裕也は、進言した。
(水子ちゃん。いる?)
(はぃ。何か御用?)
どこからともなく女の子の声。
水子は、ワールド・エレクトロニクス・カンパニーの依頼で仏道の手伝いをしている。
(ひろ子ちゃんをソースに連れていける)
裕也は、水子に依頼した。
(アイアイさぁ)
ひろ子ちゃんの目の前に女の子が現れた。
つづく 次回(神の役職023)始まりの部屋②
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0192_神の役職(021)裕也の冒険

2019年12月20日 13時26分09秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0192_神の役職(021)裕也の冒険
--空の体⑦--
(ひろ子ちゃん。私はアクティス。今は、真奈美だけど)
真奈美は、裕也に頼まれて妖精を動かしてから
意識を流していたのである。
その書物は、アクティスのお爺様(おじいさま)が
保管したものである。
闇の種族の村が滅びた時、お爺様は、書庫も移動させたのである。
(アクティス。本当にアクティス)
ひろ子は、喜び慌てて聞いた。
(真奈美と言う子の体と合体したの)
(それより書物は、それが原紙ではないの。
 原紙は、自然の法則の部屋にあるの)
真奈美は答えた。
(その自然の法則の部屋はどこにあるの)
ひろ子は、尋ねた。
つづく 次回(神の役職022)始まりの部屋①
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0191_神の役職(020)裕也の冒険

2019年12月20日 12時54分31秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0191_神の役職(020)裕也の冒険
--空の体⑥--
(裕也。神仏の力について書かれた文献があったよ)
ひろ子は、呼び掛けた。
(ひろ子ちゃん。でかした。)
裕也は、返事した。
(なんて記述されているの)
(第801章 神仏の合議

 神仏の世界は、合議によって保たれる。
 しかし、民を疎(おろそ)かにしてはならない。
 東の神仏の力は、民の信をもって力とする。
:)
ひろ子は、第801章を読んだ。
裕也は、この二日間どう訂正すれば良いか考えていた。
そして、結論を出した。
(第801-追記 神仏の力の補足
 東の神仏の力は民の信による。
 ただし、民の信が揺らいでも生きる力は奪えない)
(こう付け加えてくれませんか)
裕也は、ひろ子ちゃんに頼んだ。
(もう一回言って)
ひろ子は何回も聞いて覚えた。
そして、ペンを出した。
付け加えようとペンで書こうとした。
その時。
(だめ。それに書いても)
声がした。
つづく 次回(神の役職021)空の体⑦
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