姫井をアイドル気取りにさせる元凶

姫井由美子がやりたい放題である。
新テロ特別措置法で大モメの10日、アイドル気取りで自書『姫の告白』のサイン会を開いた。
「アイドルの撮影会みたい。ビックリ」だとか。アホか！
『週刊現代』あたりに、たまに「現役東大生ヘアヌード」なんてグラビアが載る事がある。顔もスタイルも全く関係ない。単に東大生という肩書きだけが掲載価値だ。
姫井の本も同様。作家やタレントならば売れないし、マスコミも報道しない。国会議員という価値だけで騒がれているに過ぎない。

年末の特番で暴言を吐いた横峯良郎といい、民主党の一部の議員は、本当に酷い。議員の資質を疑う。なぜ彼らはこんなにもやりたい放題なのか？

それは解散がない参議院議員だからである。何をやっても彼らはあと５年半も国会議員でいられる訳だ。まさしく”お殿様”である。
今回の騒動で姫井を処分しろという声がある。しかし「戒告」程度ならばできるが、「離党勧告」や「除名」といった処分はできない。なぜならば自民党が喉から手が出るほど欲しいのは、参議院の議席だ。このままでは次の参議院選挙でも参議院過半数は非常に苦しい。１人でも２人でも議員が欲しい。たとえ姫井や横峯のような問題議員でも（なにしろ以前は大仁田も頭数だったんだから、そう変わらないwww）。
ならば議員辞職勧告はどうか。これも無理。当たり前だが民主党は辞職勧告など出せない。自分の党の議員辞職勧告など出したら党崩壊だ。さらに公認責任を問われる。そして自民党もゴタゴタしていた方が民主党のダメージが広がるし、うまくいけば引き抜ける”タマ”なのだから出す訳ない。
民主党は彼らがどんな事をしても離党させられない、辞めさせられない――それを姫井や横峯は知っているからこそ、あれだけやりたい放題なのである。
姫井議員も横峯議員もねじれ国会の谷間に咲いたアダ花といえよう。