オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

猫騒動から国際紛争への突飛な発想

2008年07月15日 | Weblog

我が家には4匹の猫がいる。

 仮に4匹を年齢順にA、B、C、Dとすると、Aは最年長の雌猫で昔は母親代わりに一番上に君臨していたが、2番目の雌猫Bが成長するにつれ、ボスの座を譲ることになる。3番目のCは雄猫であるが、この頃は2番目のBと対抗して下克上を狙っている。4番目のDは雌猫であるが、最年長の雌猫と覇権争いをしていて、時々Aに喧嘩を吹っかけている。現在の序列は、B-C-A-Dと言う状況で落ち着いているようだ。

今朝夜が明けた頃、家の猫4匹が険悪な雰囲気で大喧嘩している。

 4匹とも殺気立って、お互いを威嚇したり攻撃をしたりして興奮している状態である。どうしたのかと原因を探ってみると、網戸越しに黒の雄猫(仮称クロとする)が覗き込んでおり、相互に網戸越しに爪を立てて猛烈な勢いで攻撃し合っている。不思議なのは4匹と1匹の関係である。普通に考えると4匹で協力して1匹を攻撃すると思うのだが、どうやら様子が違う。4匹も家の中で互いに喧嘩しあっているのである。意味が解らない。

様子を見ていると、我が家の猫4匹の中でも勢力争いが始まっているようである。

 外敵のクロに最初に果敢に攻撃をかけたのは雄猫のCであった。これに対し現在のボスの雌猫Bが怒ってCを威嚇し攻撃している。雌猫Aもこれに加担してCを威嚇している。雌猫Dは最初は静観していたが、途中で雌猫Aを威嚇して攻撃している。こんな関係である。外敵のクロに喧嘩を売ると言う事は、4匹の代表としてであり、結局はこの時点でボスの地位を獲得している事になる。現在のボス雌猫Bは黙ってられないのである。雌猫Dはこの機会を利用して雌猫Aの地位を獲得しようとしているようである。

外敵のクロの脅威により4匹の勢力図が変わろうとしているのである。

 このチャンスに自分の順位を上げようと画策しているのである。たぶん、猫どもは政略的な深い思慮などは微塵もなく、本能的に権力争いをやっているのだろう。これは自然発生的な現象のようである。この時機を境にして勢力図はC-B-D-Aになりつつある。さすが雄猫Cは若さと体の大きさで雌猫Bを圧倒しつつある。老猫Aは今回は何とか現在の地位を確保したがいずれDに地位を奪われるだろう。これは自然の理でもあり外敵クロの来襲は単なるきっかけに過ぎない。

こんな我が家の些細な事件を観察していると、

 中東の紛争が連想される。欧米が外敵であろうが、中東諸国は一致団結して欧米に対抗するのではなく、中東の中で相互に牽制し合い覇権争いと権利の争奪戦を繰り広げている。中東のどこかの一国が代表国となり主導権を握る事さえも許さないのである。これは自然発生的な現象であり、論理や人智ではどうしようもない事なんだろう。どうにかなるのであればとっくに問題解決しているはずである。結論から言うと、外敵が力を加えなければ紛争は自然消滅的に解決すると思うし、少なくとも均衡状態には落ち着く。紛争の原因は外敵そのものである。可逆可能な時点で手を引くことが聡明だと思う。

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