オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

お酒

2006年07月21日 | Weblog

例年のごとく定期健康診断があった。

 健康診断の成人病検診の結果は、γ-GTPが高く、併せて、コレステロール値が高いことと、最低血圧が高いことを指摘された。その時問診をした医師がこの三つを明確に関連付けて説明してくれた。端的に言うと原因はアルコールである。肝臓は優先的にアルコールを処理するため、体内コレステロールの処理は後回しになる。γ-GTPが高いのは肝臓に負担がかかってギブアップしている状態で、コレステロールが高いのは肝臓で処理し切れていないためである。コレステロール値が高いと血液がネバネバになり心臓の拡張時血圧が高くなる(血液が循環しにくくなる)。その原因は規定以上のアルコール摂取である。極めて解り易い。

最近、お酒は飲まなければ飲まないで済むことを改めて発見した。

 単身赴任で、夜の時間をもてあましてしまうので、ついついアルコールに手が伸びるが、よくよく考えてみると8割以上は単なる習慣癖で我慢しようと思えば我慢できるのである。かといって部屋で寛いでいる時に何もないのでは殺風景である。そこで考え出したのが「お茶」である。特に今はまっているのが中国茶である。日本茶や紅茶よりもサッパリしていて夏場には最適である。どんなに暑くても淹れたての熱い中国茶を飲むとスッキリする。当然インスタントではなく茶葉から急須で淹れる。急須も湯飲み茶碗もそれなりのものを選んで買ってきた。

今、自宅ではいろんな種類の「お茶」が飲めるようになっている。

 コーヒー、紅茶、抹茶、煎茶、ウーロン茶、プウアル茶等である。急須は大きめのものを揃えてたくさん飲めるようにしている。これをチビチビと興に任せて飲んでいる。そうすると酒類に手が伸びることはないし、味わいは同じようなものである。アルコール分を知らない間に摂取して健康を害することもない。意外に酒そのものを楽しんでいるのではなく、習慣癖で酒を口にして知らない間にアルコールを過剰に摂取していたようである。別にアルコール依存症でもないのですんなりと酒類からお茶へ切り替えることができた。もう1年近く経過している。体調もすこぶる良くなった。

若い頃はアルコールの処理能力が高かったが、

 年を取るとともに、この機能が低下しているようである。昔と同じように飲んでいるつもりでも身体には負担になりつつある。別に飲酒の楽しみを放棄するつもりはないけれども、惰性で習慣的に口にしている無駄なアルコールは排除する必要がある。肝臓は沈黙の臓器と言われ、四六時中働き続けている。多少休めるのは睡眠中であるが、夜にアルコールを摂取すると休んでいるわけにも行かなくなり、過大な負担がかかることになる。要は常にアルコールが体内にあり常にアルコール処理に専念しているような状態をなくすことである。よく「休肝日」と言われるが、まさにその通りである。

無駄な酒を飲まないことは経済的にも健康的にもとってもいいことである。

 酒を楽しむときには徹底して楽しめばいいが、中途半端にダラダラと飲むのはやめたほうがいい。特に毎日継続的に飲む習慣は止めたほうがよさそうである。毎日飲むことを前提に休肝日を設けるのではなく、毎日飲まないことを前提に、飲む時には徹底して楽しむと考えたほうがよさそうである。いわゆる晩酌や食前酒などは少量で済ますか、できれば止めたほうがよさそうである。結論としてはアルコールの摂取量を減らす努力をしなければならない。ものの本によると肝臓のアルコール許容量は最大70g/1日だそうである。ビールに換算すると1.4L、ワイン・日本酒600ml、ウィスキー150mlになる。ただし、肝臓はアルコール処理だけをやっているわけではないので、この値は宴会等の時の最大摂取量ということになり、これ以上は肝臓で処理しきれないで体内に残る(二日酔い)ということになる。


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