変な現象がはびこったもんだ。
こんな方法を考え出したやつにはある意味で尊敬するし、こんなことに騙される人達にも反省すべき点があると思う。何でもかんでもお金で解決できると思い込んでいる風潮がこんな現象を生んだのだろう。権威に弱くて長いものには巻かれろという安易な考え方も背景にあるようだ。そんな弱点をうまくついたのが振り込め詐欺ではないかと思う。
振り込め詐欺に騙されないためには、
常識的な行動をすればいい。すぐに金で解決しようとしないで、金より先に誠意で解決しなければならない。誠意で解決するためには被害者の相手に対面して直接謝罪することが最優先である。それを追求すればまずは金を騙し取られる間抜けな結果にはならない。被害者との関係を面倒臭いと思って安易に他人に任せて金で解決しようとするから騙されることになる。
原因の一つには人間不信もあるのかもしれない。
訴えられた人に対して始めから不信感をもっていて、この機会を失すると後々どのような仕打ちを受けるか判らないと思い込んでいるのだろう。少なくとも寛容で物分りのいい仏様みたいな人だとは思っていないはずであり、だからこそ騙されてしまう。訴えている相手に対して少しでも信頼感を持っていれば、一刻の猶予は許され、その間に騙されていることに気が付くはずである。世の中生き馬の目をも抜く時代だと思っているから急き立てられるように騙されてしまう。
電話の主を安易に信じ込むのも原因のひとつである。
権威に弱く、権威を持ち出されると不用意に信じてしまう。どんな場合でも大きな結節では、信用確認をするのは常識である。決断を下して相手に伝える時であり、相手に重要な情報を伝える時であり、大金を振り込む時である。電話のコールバックやメールの返信確認であり、確実なのは直接の面会である。ネットワークの利便性に頼り過ぎて煩わしい信用確認を全く忘れてしまっている。
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