凶もまた吉なり

10日、ようやく初詣に行った。

厳密に言えば、大晦日に飲み会～年越しそば～の流れで、それらの参加メンバーの皆さんと共に、大阪梅田にある露天神社(通称・お初天神)にお参りしたのであったが、やはり我が家では恒例となっている奈良の橿原神宮(写真)へお参りしないと、私としては新年を迎えた気分になれない。おまけに初詣用の乗り放題切符も年末から購入済みとあっては、これを無駄には出来ない。年末遊びすぎた疲れからか、年明け早々風邪で寝込んでいたこともあり、ようやく今頃の参拝になったと言う訳である。
橿原神宮に参拝後おみくじを引き、これが中吉…、まずまずの結果と言えよう。
そして今度は乗り放題切符をフルに活用すべく、一路大阪難波へと向った。そう「十日戎」、えべっさんである。やはり大阪人ならえべっさんに商売繁盛のお参りをせねば…。というわけで無事参詣を済ませ、またまたおみくじを引いてみたところ…、これがなんと「凶」。私生まれて初めての「凶」を引いてしまった。一瞬アチャーとも思ったが、裏を返せば、こんな珍しいのを引くのもラッキーだな、な～んて気もしてきてちょっぴり嬉しくなった。私の聞いている話では、なんでもよい結果のおみくじは家に持ち帰り、悪い結果のおみくじは境内の然るべき所に結んでくると、それが厄払いになるとかで、私もそのようにして帰った。つまりこれで今年の私の厄払いは、すべて完了、という訳である。

少々ドッキリの「凶」であったが、初めての経験は、何か返っておめでたい感じがした。え？無理矢理好いように思うなって…、いいのいいの、私が幸せならば！