ミカ 「お前もなかなかやるじゃねーか」
ウイ 「やだなーウイが説明しようとしたらあの人が勝手に勘違いしたんだよー」
2コマ目
冒険者としての拠点は何処か、の問いに、ウイは酒場で連絡取れるんだから酒場で良いか、って
軽く答えちゃってますが
黒髪の彼は、ミカの「お供」への対応を見極めるために全力で探りにきてる状況です
これ結構続きがありまして
資本は?後援は?実績は?等々、立て続けに、色々聞かれてると補完してくださいませませ
いつものことながらうまく入らなかったので描いてないですわけですけども
世界全域を謳ってるわりに、拠点は酒場かよ!っていうのに始まって
「資本は?」「(今日は持ってきて)ないです」←手ぶら
「後援は?」「(公園は酒場に)ないです」
みたいな、ボケボケな会話を繰り広げているのを見てミカも敢えて放置、という流れにもっていく為の会話の
作り込みをしないといけなかったんですが、思いつかなかったのと、作り込んでもコマに収まらないしなと思ったのとで
あっさり投げました
いやー旨いコト、相手をひっかけつつ互いに思い違いをするような問答って難しい…
まあその流れから、決め手の 「酒場ではいつも斯様な格好を?」っていう質問も、
ウイは単純に、格好=姿、と捕らえてますが
お貴族様用語的には、格好=体裁、状態、っていう具合です
ウイたちにも馴染みある話し方だと「いつも酒場でこんなふうに客引きしてるんですか?」
ってなります
それに対しての返答が、服は夜会に出席できるように(設えた)、っていうものだったことからも
侯爵家に取り立てて貰っている冒険者とは思えない境遇にある、と判断してからの
「こいつらに候の後ろ盾はない!」ですよ
貴族のご子息様たちとしては、「おまえら侯爵家の跡取りと形だけの友人関係さえも保てないのか!」
と、日々、祖父やら親やら親戚やらに、やいのやいの言われております
そんなの俺たちのせいじゃねーよ!っていう不満もありつつ、今日の夜会では
「お前らが繋ぎとめておけないから、侯爵家の跡取りは冒険者に目を掛けるほど血迷ってるじゃないか!」
「何とかして引き離せ!」
と、またもや、やいのやいの言われてきてるので、なんとしてもここは
貴族社会の意思は「冒険者ごときを認めないぞ」という流れであることをミカにアピールするのが最大の目的です
だから、侯爵家の主が冒険者の後ろ盾であると、「認めないぞ」っていうアピール作戦が、藪蛇状態になるので
慎重に見極めたつもりです
つもりですが、ミカが端から自分たちを罠にかけに来てる、とまでは読めませんでした
私が冒険者になった理由の頃のミカの言動は素、今回のミカの言動は策略です
あのバカ真面目が策略とか回せるようになるとは!!っていう思いもよらない展開にズンズン嵌められていってます
うん、こいつら面白いくらいひっかかるな、って思ってる