晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

戦後政治を糾弾する。第二弾。~年金だけでなく雇用保険も”!

2006-08-06 19:18:44 | 社会 生活 教育 文化
 今、定年を迎えた方々が(或いは迎えようとしている方々)まずは失業保険の手続きをと考えるのは、当然のことであります。つい何年か前には、今では夢のような実態がありました。失業保険の給付を受けながら、年金がもらえた時代があったのです。つい5,6年前のことであります。現役時代より月々の給付のほうが多い世代があったのです。本当の話であります。以後年々、年金も失業保険もその給付に大きな差ができてしまいました。それは第一段で申し上げましたとおり、有り余るお金(積立金)をグリーンピア等の建設に使いすぎてしまったからであります。
 厚生年金の支給年齢も段階的に先送りされております。今、60,3,4歳の方々が定年を迎え、失業保険の手続きをした場合、どのような事がおきているかご存知でしょうか?失業保険の給付を受けるより、年金の給付のほうが多いのです。失業保険は、掛け捨てであります。サラリーマン生活を数十年送ってきた方々の、その大半は、おそらくは一度も失業保険を受けずにきた方々であります。負担はしてきたが、給付は受けたことがないという人たちです。いざ鎌倉というときに、失業保険は、十分にその機能を果たしてしておりません。マスコミも政治家も年金問題は話題にしておりますが、年金だけでなく雇用保険も破綻状態にあることを誰も言いだしません。これが、今の政治の実態です。政治家は選挙のときの票がほしいだけであります。マスコミも、もうすこし頑張ってほしいなー!本当に私利私欲なく日本の将来を考えてくれる政治家は誰なのか?自民党総裁選を見ながらじっくりと見させてもらいましょう!続く第三弾。

戦後政治の一局面をみて。~年金問題その他。

2006-08-06 10:39:50 | 社会 生活 教育 文化
 広島では61回目の平和記念式典が執り行なわれている。被爆によりなくなられた方々、今も被爆で闘病を続けておられる方々に対して、謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。
 戦後政治と大上段に構えてしまったけれども、ここでは年金問題と雇用保険問題について考えてみたい。聞くところによると年金の積み立ては戦前からあったようだが、戦後の平価切り替えによりなきに等しいものと思われ、実質的には戦後スタートしたものと考えても良いと思う。戦後の日本経済は米国の強力な支援の下に、朝鮮戦争特需も味方して急速な復興発展を遂げてきた。戦争により数百万人の戦死者を出してしまったことから、人口構成はきわめて理想に近いものであった。従って年金制度も給付よりも支払い(負担)が多くこの状態が20~30年は続いてきたのであり、このたまる一方の虎の子積立金に目をつけた人たちがいた。今ではなくなられた方が多くなったが、政治家たちである。
 今、全国各地で二束三文で処分されているグリーンピア(年金健康福祉センター)或いは雇用保険を使った各地のスポーツ施設を建設することに血眼を上げてきた。積立金のかなりの部分を国内施設の建設費に費やしてしまった。政治と金。選挙と支援団体、こんな構図の元にばら撒かれてしまった。二度とこのようなことが起こらないためにわれわれは今、何をなすべきか?考えていこう。あまり長くなってしまったので第一段はこの辺で。