晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

まだ間に合う人生設計。

2006-08-09 08:18:17 | 社会 生活 教育 文化
 今日は、61回目の長崎原爆の日だ。被爆によりなくなられた多くの方々、また被爆により原爆症の治療と発症の恐怖にさいなまれている多くの方々に謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。
 最近、書店ではたくさんの新刊本が出版されています。ハウツーものから実に親切にあらゆる分野の本が並べられています。しかし、人生設計等に関するものはやや少ないように思われます。私は、京セラ、稲盛名誉会長の人生3分割のお説に感銘した一人です。「人生80年として、最初の20年は社会に出る準備の期間という。次の40年は一所懸命に働く時期だ。最後の20年間は新しい旅立ちー死ぬための準備に費やす時期だ」とおっしゃられている。実に明快です。
 今、若年労働者の就労問題が取りざたされています。この豊かな日本では、今日明日の糧を得るのは、さほど難しいことではありません。しかし、その日暮らしでは、将来の人生設計はたちません。具体的に今話題の国民年金のお話をしましょう。国民年金に加入し、25年間営営と支払いを続け、いざ受け取る年金は月6万円弱であります。(これでも標準より上のほうでです)生活保護費は月12万円と聞いております。年金を支払い続けた人たちより、何らかの理由で生活保護を受けざるを得ない人たちのほうが2倍の給付を受けている現実は、縦割り行政の欠陥か、政治家の怠慢以外にありませんが、1ヶ月最低でも12万円はかかるという証明であります。国民年金では老後は暮らせません。一生働き続けなければなりません。年金制度云々といわれますが、この制度が崩壊すればこの国もありません。同時崩壊です。
 私は、まだ間に合う若い人たちに、この現実をわかっていただき最低限、会社が大きい、小さいは問いません。(社員5人以上の会社は加入の義務があります)最低限社会保険に加入している会社に、25年間は勤めてほしいと思うのです。社会保険に加入しているということは、厚生年金も雇用保険にも加入しているということです。若いときは贅沢などいりません。明るい家庭を築き、未来を背負う子作りを心がけてほしいと思います。頑張れ若人よ!今日からでも遅くない!