近隣諸国からの移住者に対して、日本では「在日・・人」という呼び方をしてきた。これは、私に言わせると差別語に聞こえてしまうのだが、いかがなものだろうか。それもごく限られた国からの人々に対してだけである。そろそろ、その呼び方についても、再考する時期に来ていると思う。
今、日本では少子化で悩んでいる。ある時期を過ぎると急激な高齢化と労働人口の減少に見舞われるという。一方、北朝鮮が崩壊すると200万人規模の避難民が押し寄せてくる可能性も指摘されている。
そろそろ、日本もアジアの一員としてアジア情勢全体を捉え、国土の確保と安全の維持に注視しながら、外に向かって積極的に働きかける時期に来ているように思う。
国土の確保とは、勿論竹島(対韓国)、尖閣諸島(対中国)、北方四島(対ロシア)のことである。この10年の間に筋道を立てた解決をしておかなければ、永久にこの問題に悩まされることになるような気がする。中国の覇権主義は、大陸内陸部から日本海側へ移行している気配。ロシアの動きも気になるところ。
今、世界の紛争をみると、国家間というよりも民族間、宗教間の内紛になってきている。米国はイラク戦争にてこずっているが、宗派間或いは部族間の権力闘争の様相に何処まで介入していくかではないだろうか。まずは治安を回復し、任せきることかもしれない。
もう一つ、日本が犯罪人引渡し条約を締結している国は、米国、韓国だけと聞く。国交のない国は別としても、近年一つの流れとなってしまった、犯罪を犯して国外逃亡というケースが多くなってきたいるが、外務省の職務怠慢であると思う。
制度的見直し(研修生制度等これらは賃金の不払い問題の原因の一つになっている)と上記条約の締結等法整備をしたうえで、大いに海外からの受け入れを進めてもらいたい。そうした対策を推進する上で、人種差別的発言、考え方等少しでも解消しておくことが大事なのではないかと考えるのだが、いかがなものか。