晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

医者に見離されたがん患者!

2010-02-13 09:49:01 | 暮らし
 手術を受けたのは都内某大学病院である。通院に1時間ほどかかるのだが、親戚筋が手術を受け、その結果もよかったので同じ先生を頼ることにしたそうである。

 検査段階では、担当医も意欲的で何とかなるとの見通しを言ってくれていたが、検査が進み、思ったより進行していることが判明すると逃げるようなそぶりが見受けられたという。それでもバイパス手術を受け、残る手段は抗がん剤治療に入ることとなった。

 体重も20kgほど減り、体力的に通院は厳しく感じるようになって入院を申し出たが、1回目は認めてくれたものの、二度目には病室があるとか無いとかで断られたというのである。直る見込みの無いがん患者は、見捨てられてしまうような話しであった。

 現在自宅で抗がん剤治療とつき一回の点滴と検査の為の通院しているが、食欲は無い、味覚は無い、食べられない、ちょっと消化のよくないものを食べるとはいてしまう始末だそうである。こんな患者を自宅に置くこと自体おかしな話ではないだろうか。

 これが日本の医療の現実と知らされた時、告知問題と病状の実態について本人に知らせてあげることの重要性について考えさせられてしまった。本人は長期戦で望むと癌と戦う姿勢を崩さないが、話しを聞いているだけでこの先どんな苦しみが待ち受けているのか、気が気ではなかった。