晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

私の観点(13)・・・年金問題を政争の具にするな。

2012-09-13 14:06:53 | 日記
‘09年8月     当年71歳


 いよいよ各政党のマニフェストが出揃った。これで総選挙を戦って行くおつもりだろうが、どの政党を見ても似たり寄ったりのできである。お互いに他党のマニフェストを批判しあい、実現性は?財源は?と揶揄合戦に余念がない。確かに、景気浮揚策、少子化対策、雇用と所得問題、地方財政問題等々改革、改善を急がなければならない問題が山積しているのも事実である。

 ここで、二つだけ各党にお願いしておきたい。一つは年金問題である。これを選挙対策あるいは政争の具にしてはならないということである。下野寸前の自民党は、年金最低加入期間を25年から10年にすると言い出した。今でも、財源をどこに求めるか、受給率を如何に維持するか、最低年金額の上乗せをどうするか、年金離れをどう食い止めるか、そして安心安全な老後をどう保障していくかなど根本問題の道筋さえ見えていない状況である。そこで飛び出してきた10年問題は、どう考えても理解しがたい。これこそ、改悪ではないか。票獲得のためには何でもこいという姿勢はいただけない。

 もう一つは、日本の将来像を指し示してもらいたいのである。平成の改革を断行しようとする民主党は期待するも、もう一つ迫力に欠けるのは、ビジョンがないからかもしれない。子育て支援もいい、農業、漁業支援もいい、当たり前のことである。しからば明治維新が西洋諸国をお手本にして、工業化を勧めたように、今後の日本の進むべき方向と明るい光をお示ししてほしいのである。


 (注)
 この選挙で政権交代が起きた。みんな民主党に期待したのだが、見事裏切られてしまった。民小党も自民党も今、代表戦真っ盛りである。どちらを観ても代わり映えしない方たちばかりである。できれば捲土重来安倍さんにもう一度チャンスを与えてもらいたい。日本を救えるのは、彼しかいないような気がしてならない。


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