晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

近藤誠先生の「がんもどき」は、本当らしい。

2014-07-08 04:44:44 | 暮らし
 がんになってもおりないがん保険については前回悔しい思いを書いた。全く日本の生保のセールスウーマンを使った勧誘も問題だと思うが、通販型保険は趣旨説明が不足するのも問題であろう。

 ところで私は近藤先生の本は大概読ませていただいた。切らずに治せ!がんもどきがん、転移の無いがんはがんもどき等々近藤理論は信じていいように思っている。
 
 私も前立腺がんが見つかり、幸い転移もなし、初期のがんであることもあり内分泌療法と放射線治療の併用を選択した。それには小さいときのトラウマがあり,麻酔と体にメスを入れるときのあの音が今でも脳裏を掠めている。今は電気メスでやるのだろうが,できるならば体にメスを入れることは避けたいと願っている。

 放射線治療これも日進月歩、トモセラピーという最新治療法がある。まだ全国にも20数軒しか設置病院は無いけれどもこれはMRIの画像を見ながらがん細胞へ直接照射することができるために周囲の細胞を傷つけることなく照射が可能であるという。まだ治療は始まってないけれども年末に掛けて38回の照射をする予定となっている。

 私のかかる予定の病院では今のところ前立腺がんだけの治療を行っているが、肺がん、乳がん、食道がん、それに脳腫瘍等には効果絶大であるといわれている。がんは切らずに治すのが一番だ。

 昨日某病院で聞いた話だが、脊髄狭窄症の手術を二回も受けたのだが、腰は曲がっており、さらに痛みもとれなくて痛み止めの薬をもらいにきたという患者さんにあった。何のための手術だったのか?執刀した先生はアメリカに留学しているという。

 話は替って、今の医療と調剤薬の不思議な関係を記した本を読んだ。今、うつの患者は数十万人いるそうである。病院にいけば必ず薬を処方されるが、これが効いたという話はあまり聞かない。製薬メーカーの営業マンばかりでなく社を上げてプロモーションを展開しているという。

 世界一抗うつ剤を飲んでいるアイスランドでは,一向にうつ患者が減らないというのだ。これを「アイスランドの矛盾」というそうだが、SSRⅠ、SNRⅠ(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)の効果を疑う医療者もいるというお話である。

 私の妻もこの二三年めまい症で苦しんでいるが、投薬を飲めば飲むほど症状が悪くなってきた。良性のめまいは、薬では治らないと心得たほうがいい。血行をよくするというビタミン剤とうつにも使われるような睡眠導入剤やら精神安定剤を出されていたが、症状は悪くなるばかりであった。
これらも製薬会社と医者そして調剤薬局の連合軍にしてやられているかもしれない。

 大体が治療費と薬価が同程度というのもどこか間違っていないだろうか。病院の周りには調剤薬局が軒を連ねている。客の呼び込みまでしている薬局もある。駐車場にはガードマンまで雇っている。これが今の医療現場の実態である。この辺を正さない限り、保険行政はいずれパンクするだろう。そうなる前に何とか手を打つべきなのだが?


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