晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

生病老死。

2008-02-10 11:49:33 | 暮らし
 今朝の新聞で開業医の嘆きが載っていた。
病院を訪れる年寄りが、ながく生き過ぎてしまったとか生きていく元気が見られないとか生活苦を匂わせる言葉を聞くという。確かに、弱者の切捨てとか、勝ち組、負け組みとかそんな字句が新聞をにぎわせている。

 これから始まる諸物価の値上げ、ガソリン、灯油の高騰、医療窓口負担金の負担増、なけなしのお金には金利も付かない。経済界も政界も証券界も元気が見えない。日本総自信喪失の有様である。

 そんな中、出井伸之先生の「日本進化論」を読んだ。さすがに世界をまたに駆けて活躍したソニーの元会長だけあって、その見識の高さに感銘したものである。

 サブタイトルの「2020年に向けて」にあるとおり10数年後の世の中を予測しておられた。ICチップの日進月歩はすさまじく、ここ数年で現在考えられない製品群が出現するということだ。何しろナノ(1メートルのマイナス9乗)の世界である。

 こんな世の中になったら、歳よりは生きていけないような気がする。難しい世の中になったものである。

 長生きもそこそこがいい。


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