晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

私の観点(16)・・・悲惨な死をこれ以上増やすな!

2012-09-16 14:19:17 | 日記
2011年1月     72歳


 このたび、大阪府豊中市で起きた60歳代姉妹の死は、あまりにも悲惨であり、むごたらしい事故であった。何度となく繰り返される同様の生活困窮者の死は、全国各地で起きているのだが、その時々のニュースとして取り上げられはするが、行政による抜本的対策あるいは改善策について論じられたことがない。マスコミも特異性のある出来事として社会部などの継続的な問題追及にはいたっていない。

 何もかも他人事なのである。戦後の悪い個人主義が見え隠れする。

 私はこの種の事故が起きるたびに、現行の民生委員法に欠陥があり、早急に改正すべきであると考えてきた。まず第一点は、推薦人に市町村議員がなっていることが多く、議員の周辺から選ばれること、第二点は、名誉職になっていることである。聞くところによると全国的に民生委員になり手がなく、恒常的に人的不足をきたしているとのことであるが、当然であろう。現代社会において人は他人に干渉されたくないはずである。そんな中、民生員の仕事は、時には余計なおせっかいと思われてみたり、とにかく大変な苦労を伴う仕事である。

 そうであるならば、先にあげた二点を早急に改善すべきであって、公募によって人選すべきであると思う。そして奉仕ではなく、多少なりとも報酬を出していいと思うのである。対価があってこそ責任が発生するものだ。民生員の不作為によって、福祉の芽をつむようなことのないよう、法改正を急いでもらいたい。


 (注)
 昨年こんなことを発信してみた。しかし、これまでに電気も水道もガスも止められ,食べることも飲むこともできずに亡くなっていった方々が、大勢いらっしゃる現実を見せ付けれてきた。今年の異常気象下では、熱中症による死亡者も出してしまった。
中には、亡くなった親を生きていることにして年金を不正受給した人まで、本当にこれで文化国家といえるのか疑問を抱くこのごろである。国民年金と生活保護費の大きな差、消費税法案は通ったが、福祉についてもっと真剣に議論してほしいものだ。餓死者を出すとは北の国と同じではないか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿