「どうする立浪」

2023年01月25日 | 井戸端会議
先日、春季キャンプ1.2軍の振分けが発表されました。
2月1日から始まるキャンプが待ち遠しい。
さて昨年の2022シーズンは屈辱の最下位に沈んだ立浪ドラゴンズが今オフ、ストーブリーグの話題を独占した。
思えば10年間ペナント制覇から遠ざかり万年Bクラスのチームは負け犬根性が染み付いてしまった。そこで白羽の矢が立ったのがミスタードラゴンズ立浪和義さんだった。一昨年までチームを外から見てきた立浪監督。監督就任初年度はこれと言った補強をほとんどせず、チームを変えるべく経験値の少ない若手選手を起用しシーズンをスタートさせたが、開幕から2ヶ月もしないうちに怪我や不振などで戦線離脱。思う様に結果が出ずチーム力は落ちて行ってしまった…。解説者から見てた頃と実際に監督として指揮を執ってみると、見るとやるとでは大きなギャップを誰よりも感じたのではなかろうか。再建が急務だ!

〝どうする立浪〟
そんな中、オフに入ると血の入れ替えをいち早く始めた立浪監督と球団フロントは良い意味でも悪い意味でも球界の話題をかっさらった形となった。
野球評論家、球界OBやドラゴンズOBから、また多くのドラファンからも賛否の声が上がった。(どちらかと言えば批判的な意見が多かった様に思う。)またネットやSNSなどでは「中日大丈夫」がトレンドになった。

《オフに行った血の入れ替え》
支配下選手では大量15人が戦力外となり、引退と退団を合わせると17人にも上がった。
また支配下から育成で再契約した選手も5人を数えた。
【退団選手】
佐藤優→戦力外
マルク→戦力外→球団職員
タバーレス→戦力外
桂依央利→戦力外→日立製作所
山下斐紹→戦力外→引退
三俣大樹→戦力外→ヤクルト
ワカマツ→戦力外→米大進学予定
平田良介→戦力外→引退→軟式野球転向
渡辺勝→戦力外→引退
滝野要→戦力外→BLITZ+YouTuber
笠原祥太朗→現役D→DeNA
京田陽太→トレード→DeNA
阿部寿樹→トレード→楽天
A.マルティネス→自由契約→日本ハム
福留孝介→引退→日本生命特別コーチ+野球解説者
(育成)
大嶺祐太→戦力外→引退
濱田達郎→戦力外→引退
(育成降格)
岩嵜翔→手術等により育成
加藤翼→1軍登板なく育成
垣越建伸→1軍登板なく再育成
レビーラ→再育成
G.ガルシア→再育成

2023シーズンチームに加わったメンバーは14人。
育成から支配下登録1人。
育成契約選手は3人。
【新加入選手】
(ドラフト)
仲地礼亜←沖縄大
森山暁生←阿南光高
山浅龍之介←聖光学院
村松開人←明治大
田中幹也←亜細亜大
福永裕基←日本新薬
濱将乃介←独立L福井
(トレード)
涌井秀章←楽天
砂田毅樹←DeNA
加藤匠馬←ロッテ(無償トレード)
細川成也←DeNA(現役D
(支配下登録)
福島章太←再登録
(外国人)
O.カリステ←メキシカンL
A.アキーノ←レッズ
Z.アルモンテ←メキシカンL
(育成)
松山晋也←八戸学院大
野中天翔←明桜高
樋口正修←独立L埼玉

私が今オフの状況を見聞きして思ってることは、ドラフト・トレード・FA・新外国人などで一喜一憂しないということ。
というのも、開幕までに戦力が揃っていれば良いと思ってます。
「ドラゴンズに一番足りない長打、打点を稼いでくれていた阿部選手を出してどうするんだ!」という声がかなりたくさんあったと思うんでが、もしかしたらこの後開幕までに大型トレードを敢行して打てる選手を獲るかもしれないじゃないか。また既に獲得した選手や現有選手がおお化けするかもしれない。その可能性も全くゼロではないはず。だから開幕までに編成が落ち着けば、阿部選手のトレードもまた全然違った話になると思うのでそこには一喜一憂はしていないんです。
だから今は静観、様子を見ているというのが正直なところです。というのも、このオフはトレードなどでかなり積極的に動きましたけど、まだ終わりだとは思ってないんです。
強いドラゴンズが必ず帰って来ると信じてます。

家康さまも負け戦で学び天下を取った。
「勝つことばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る」と遺訓を残しています。
立浪監督も負けて学んだ昨シーズン。必ずセ界統一、いや日本S統一を果たしてくれると信じてます。
さあこの先〝どうする立浪〟

2022年 苦闘ドラゴンズを勝手に総括

2022年10月17日 | 井戸端会議
10/3、2022年プロ野球ペナントレース全日程が終了しました。
立浪新監督の1年目のシーズンが幕を降ろした。
セントラル・リーグはスワローズ。
パシフィック・リーグはバファローズ。
どちらも2年連続ペナント制覇おめでとうございます。
さらに両チーム、日本シリーズ進出おめでとうございます。

我がドラゴンズは立浪監督就任1年目のシーズン、6年ぶり屈辱の最下位に終わった。
143試合
66勝75敗2分勝率0.468
ホーム通算37勝33敗1分
ロード通算29勝42敗1分

また、ファーム(ウエスタン・リーグ)も断トツの最下位に終わった。
106試合
34勝64敗11分勝率0.347
借金30、首位タイガースに28.5ゲーム差
屈辱まみれの2022シーズンであった。

チーム打率は昨季から向上し2割4分7厘。リーグ最下位こそ免れたが、得点圏の2割3分7厘は2年連続最下位。本塁打は64年ぶり70本を割った昨季をさらに下回る62本。得点は5位タイガースに70点差以上つけられ1試合平均では2点台に沈んだ。
ファームはチーム打率2割4分9厘でリーグ2位。しかし得点はリーグ3位ながら1位のホークス(チーム打率2割4分5厘)に131点差つけられた。本塁打は46本のリーグ最下位。
※ファームは試合数の違いはあった。
結果攻撃面での数字を見ると、改めてシーズン通して流れを変える一本が出なかったのが脳裏に焼き付いてならない…。

若手の育成でも誤算があった。将来の主砲と期待を寄せた石川昴は5月の交流戦で負傷し戦線離脱、復帰は来夏以降…。
▼シーズンを総括する上において最大の誤算であったのは間違いない。〈細部は後述する〉
長打を期待出来る新人、鵜飼も不調やケガなどで離脱…。
ドラ1・ブライトは一軍出場なし…。
福元はケガを抱えての初年度、結果を残すことは出来なかった…。
主力にもケガ人が続出した。
野手陣では、中軸を期待した周平は左足捻挫で開幕間に合ず、4月末に一軍登録したかと思えば7月再び右脇腹を負傷し抹消離脱、その後9月に一軍復帰を果たすもあのバッティングフォームでは?打てない…。
ビシエドは6月に古傷の左肩痛みで離脱…。
大島は打率トップだった4月に右膝に死球を受け復帰までに1ケ月程を要した…。
投手陣では、FA人的補償で加入した岩嵜が開幕2試合目に右腕を傷め早々と長期離脱…。
先発3本柱の小笠原も開幕早々にコロナ陽性となり1ケ月戦線離脱…。
先発ローテ候補の勝野は4月下旬に左脇腹痛から緊急降板、復帰登板まで4ケ月がかかった…。
セットアッパー・ロドリゲスも体調不良により7月の1ヶ月間、登録抹消…。
他にも期待を寄せた選手の不調はシーズン戦う上において非常に痛かった。
京田は攻守に期待を大きく裏切った…。結果、シーズン通して内野の要である二遊間が固まらなかった。
また、ここぞの代打の切り札不在も痛かった。福留、平田、直倫、福田などベテラン・中堅選手がシーズン通して一軍に帯同すら出来なかった。他に好機に一本を期待する選手も出て来なかった…。
駒不足の偏りはあちこちで見られチームは月を追うごとにスタメンメンバーが猫の目の様に変化していった。層が厚いとは言えないチーム事情に立浪監督は「時期尚早は承知」とキューバ出身のレビーラとガルシアや2年目のワカマツを支配下登録するも新しい風を吹かすことは出来なかった。
また、トレードで獲得した後藤は強肩俊足の外野手として持ち味を発揮したものの、チームの穴を埋める補強とはならなかった。
1軍に戦力を供給する片岡2軍監督は「いつでも上がれるよう緊張感を持たせている」としながらも、ケガや不調コロナ陽性などの影響から、機が熟さないうちに経験値の少ない選手を昇格させる急場しのぎを強いられたが結果は出なかった。
立浪監督は「今年はしのぎしのぎ、やるしかない。正直、苦しい。」と嘆いた。

【石川昴弥について】

『シーズン総括するにおいて欠かしてはならない石川昂弥の戦線離脱は象徴的だった。長く続くチーム低迷期を脱する立浪ドラゴンズ“戦いの軸”は、入団3年目の若きスラッガーだったはず。開幕戦からサードのスタメンで起用を続け、4/5プロ入り初ホームランを放ち、開幕1ケ月後にはクリーンアップにも起用された。その成長を僕らドラファンもワクワクしながら見守り声援を送った。しかし交流戦が始まり京セラでのバファローズ戦、1塁への走塁で右足を負傷、それは左膝前十字靭帯不全損傷という大けがで手術も受けた。序盤戦に勢いがあったチームが失速を始めた時期と重なる。開幕前の構想では周平をサードからセカンドへ、阿部をセカンドから外野に回すプランまでしてサードを空けた。まさに2022年シーズンは“石川昂弥有りき”のチーム作りだったのではなかろうか。勝負強さと長打力と華を合わせ持った選手が1人いるとチームが劇的に変わることを、スワローズは村上の成長と存在で劇的に変わったことが証明している。』

一方、投手陣は与田政権3年目の昨季、リーグトップだったチーム防御率は今季も2位。投手陣の再整備を掲げた立浪監督と落合ヘッド兼投手コーチのもと投手王国の水準を保つとともに、発展への可能性も示すシーズンとなった。規定投球回に達したのは昨季と同じく大野雄、柳、小笠原。中でも小笠原は自己最多の146回2/3を投げ、初の2桁となる10勝、リーグ2位の142奪三振をマーク。後半戦はほぼ毎試合7回以上を投げて独り立ちした。このイニングイーターの3本柱に印象度で上回る活躍を見せたのが高橋宏。10日前後の間隔を空けながらの登坂で6勝を挙げ、防御率も2.47。特に後半戦は1.73と圧倒し、規定投球回に届かない中でリーグ3位の134奪三振を記録した。
6勝の松葉に加え、上田や勝野もローテを担う力を示し、先発陣の底上げを実感する。
救援陣は、12球団一の陣容が整った。先発から転向したロドリゲスが最優秀中継ぎに輝き、清水もホールドポイントでリーグ5位。最多セーブを獲得したR.マルティネスの安定感は今季も健在、先制すれば53勝18敗。延長戦は9勝3敗2分。先行逃げ切りと接戦での勝利を支えた。健闘の中にも改善の余地はある。本拠地でのチーム防御率は2.88、敵地では3.69と1点近く悪化。打線の得点力不足を考えれば一層の奮起が必要となる。埋まらないピースもあった。救援左腕の新たな台頭がなく、福一人。ブルペン全員が右腕の時期もあった。
野手不足と言われてるが、私が見た今季のファームはむしろ先発投手の頭数が足らない様に思った。先日の第一次戦力外通告では投手を育成含む5人と契約を結ばないと発表している。

2022年シリーズを終え課題は明確過ぎる程ハッキリクッキリ明確だ。
◇好機でのメンタル面の強化
◇センターライン(二遊間)の強化
◇長打力
◇ビジター及び野外球場の戦い方
◇ケガをしない体力面の強化
◇対ベイスターズとの戦い方

最後に、球団は現場と一体となってしっかりビジョンを持ってチーム改革、球団経営に取り組んで欲しい。ファンに不信感を与えるようなことは絶対にあってはならない。

以上、私が見た2022年シリーズのドラゴンズを勝手に総括し来季の課題を挙げてみた。

壊れゆくライスタ応援席

2022年07月28日 | 井戸端会議
プロ野球を最大限に楽しむことは何と言っても球場へ足を運んで思いっきり大声出しご贔屓チームを応援観戦すること。
純粋に生で野球を観られることは何度行ってもテンションが上がります。
スタンドに足を踏み入れた瞬間、広いフィールドを目にした時、たまらなく解放感に満ち溢れ非日常の別空間が存在する。
と言っても、これは私個人の思いです。
ここ数年のコロナ禍によりプロ野球応援観戦スタイルが大きく変わってしまった。飛沫感染リスク対策により、鳴り物応援はもちろん、各球団独自の名物応援も禁止。ファン一人一人は応援歌を歌ったり野次ったりと声を出すことやファン同士が接触すること、また外野応援席での立ち応援をすることが出来なくなった。スタジアムで応援する醍醐味を失われてしまった。
しかしコロナ禍の観戦スタイルが変わったことにより、今まで観てきたプロ野球とは違う価値観を発見することができた。バットでボールを打つ瞬間の音、キャッチャーがボールを捕る瞬間の音、そして何より選手同士が一球一球に対して声を出し合い鼓舞したり、コミニュケーションを取り合ったり等、試合中選手の息遣いを間近で感じることが出来ること等々、〝球音〟を楽しむことが出来る。
そんな環境変化の中で応援観戦に来るファンの考え方も変わってきたのではなかろうか。
コロナ禍前は当たり前だった応援団による応援はファン個々からご贔屓チームファン全体を巻き込みスタジアムに一体感を作り上げることが出来る。
しかしそれと同時にデメリットとして、試合の局面局面で意図しない応援を応援団からファンは強要されてしまうこともある。もちろん既述した様に〝球音〟を楽しみたいファンには邪魔な存在ともなる。
そんな応援団は必要なのか不必要なのか?
〈以下はバンテリンドームに限ってのスタンド状況であり、他球場の状況に当てはまるものではない。〉
大型イベント感染リスクの検証もされぬままNPBはファンの意見なども聞かず今季からスタンドでの応援団による応援活動を認めることとなった。
開幕から応援団の応援活動を見る限り、規制されてる事と言えばトランペットや笛など一部飛沫感染リスクによるものぐらいで、拡声器を使った大声出しはOKみたい…。応援歌は球場側との連携によりドーム場内常設スピーカーにより送出している…。旗振り太鼓OK…、リードはお立ち台の上からスタンドに向けて声を張上げ…、各団員は行動自由な立ち歩き応援OK…と、ほぼほぼコロナ禍前と変わらない応援活動となっている。
そんな応援団の応援活動中、ファンは応援歌を歌うことや声出しはもちろんファン同士の接触や行動規制や応援席での立ち応援が引き続き出来ない。
応援団も球場側も応援を煽りに煽っておいて、ファンには規制を掛け拍手とボードや応援タオルの応援のみではファンとし欲求不満が溜まってやりきれない。実際ここ最近ファン同士がこの種の声が大きいだのといった内容のもめ事が多くあると聞く。矛盾としか言い様がないのが今の状況ではないか。
withコロナにこの応援活動は本当に必要か。
また、そもそも応援団不要論を唱えるファンが多くいると聞く。
果たして今の若年層主体の応援団は〝応援に対する本質〟(以前、ここで述べた。)を理解して応援活動を行っているのか、スタンドから見てる限り多くの疑問が残る。
応援ってやはり応援団自身が前面に出るのではなく、ファンが応援したくなる環境を作ることが役割だと思う。そのため、ゲームの進行状況に応じてファンが求めているものを察知し的確な応援が出来る様、常にフィールドとスタンドに目を配りアンテナを張り巡らせたる必要がある。ファンは老若男女、コアな方から新規の方など野球そのものの知識やチーム(選手等)に対する思い入りれもそれぞれ違う。世代が違えば考え方や価値観も違う。それぞれのファンの思いをくみ取り選手に楽しく熱く応援を出来る後押しを演出することこそが応援団の役目ではないか。
数年前に発足した現・球団公認応援団は、リーダー不在?の若年層(学生)主体の団員たち。毎年の様にメンバーの入会脱会を繰り返す形で今に至っている。そんな中、コロナ禍となりここ2年間程ほぼ現地での応援活動を行っておらず、今季活動再開が認められたからと言って経験値の乏しい団員がファンの前で指揮を執る無謀な活動を始めてしまっている始末…。
伝統ある応援団なら新旧年齢層の違う団員が新陳代謝を繰り返し、切磋琢磨し伝統や文化歴史を受け継いだ形で活動に活かすのだが、彼らは学校のサークルかの様に入団して3.4年で卒業して行く、腰掛け活動では薄っぺらな応援しか出来ない。単に学生時代の青春の1ページの思い出作りにされては長年ドラゴンズを熱く真剣に応援してきた僕らファンはたまったもんじゃない…。
発足当初から今なお進歩出来てないのは、こう言った今が楽しければそれで良し的な組織では、過去を反省することもなく、未来のビジョンを描くことの出来ない場当たり的な〝烏合の衆〟の集まりとなっているからだと思う。
応援席はどこかのフェス会場の様に、今日が楽しく盛り上がり騒げたら最高みたいな活動は、一部の若いファンには受入れられてる様だ。この種のファンは熱しやすく冷めやすい一過性のタイプ。チームを応援するという名目をいいことに観戦マナーやルールを理解せず仲間と盛り上がってる姿を目にする。
数年前(現・応援団発足する前)までライスタは熱心に応援声援するドラゴンズファンが集う聖地であったが、現在は何事にもゆるゆるかつ応援席の意味を理解していないファンが多くなってしまったのは悲しい。
少なくとも応援団は人前に出て活動する以上、自軍の応援席(ライスタ)の秩序やモラル、応援観戦ルールに目を配ることも役目のひとつだと思うが、全く自己中心的で我関せずを発足当初より貫いている。
応援団が応援団なら一部のファンもファン。
もっと言うと天下りのドームの関係者や球団職員は野球応援そのものを理解出来てないし理解しようとも思ってない様に感じる。野球応援観戦とコンサート等のイベント観賞を同等に思ってないだろか。
ドーム側関係者がそうであれば、当然委託警備を任されている警備員やドーム案内係のアルバイト君も応援席のあり方を理解出来ずゆるゆる。相手チームユニフォームを着たファンなどが入って来てもお構い無し…。
私はこう叫びたい!「みんなまとめて東京ドーム行って応援席のあり方を勉強してこいや!」とね。(東京ドームビジター観戦に行かれた方なら分かると思う。ピーン張り詰めたあの厳格ある空気感を。)
ドラゴンズが強かった頃はドーム関係者皆一様にプロ意識を持って聖地を守っていた。ファンの意識も熱いものを常に滾らせていた。
弱くなって10年程、戦闘意欲がなくなった壊れてしまった今のライスタ(ドラゴンズ応援席)を、もう一度正常化させる為、親会社、球団、ドーム関係者はファンが何を望んでいるのかを考えて欲しい。様々な利害に目がいく球団職員等と違って、純粋に応援しているファンのニーズというものは正しい方向を向いているものだ。
球団は「ファンあってのプロ野球、ファンあってのチーム」という視点がずれてないか?
〝強竜軍団〟だった頃のチームとファンの幸せな関係を取り戻すべく球団は現状を把握し改善努力を望みたい。

2022・12球団スローガンorキャッチフレーズ

2022年01月31日 | 井戸端会議
⚾️⚾️⚾️球春到来⚾️⚾️⚾️
明日2/1より待ちにまったプロ野球スプリングキャンプが主として沖縄県と宮崎県で12球団一斉にスタートします。🌺
とは言えこの時期コロナ感染第6波真っ只中、連日の様に選手やチームスタッフ等新型コロナの陽性判定が報道されており心配でなりません。個人等の自主トレから集団でのキャンプへ移行することにより感染リスクが高まってくると思います。今季もハードな練習と感染対策の両立は野球以外のことで神経を使わなくてはならず、非常に難しいスプリングキャンプになりそうです。
どうぞ、各球団が万全な状態で開幕を迎えることが出来るより良いキャンプであります様に🍀

【中日ドラゴンズ】

スローガンの描かれたボードを手に立浪監督は「『〜すべては勝利のために〜』のすべてというのは、ファンの皆さんでもあり、ファンの皆さんのために勝利を届ける、そういう意味合いも入っています。そして、我々が勝利を届ける、ファンの皆さんを幸せにする、そういったことで今回のこのスローガンで、来季(今季)からスタートしていきたいなと思っています」と話しました。

【東京ヤクルトスワローズ】

2022シーズン、新たな決意の下に「熱燕 -NEXT STAGE-」というスローガンを選びました。本来、熱燕は「演じる」を用いた「熱演」が使われますが、スワローズの選手が熱く演じるという意味も込めて「熱燕」と表現しました。次の舞台、『2連覇』という目標に向かい努力を重ね、昨年以上に成長した姿で、皆さんの心に刻み込まれるようなスワローズの熱い戦いを繰り広げる事。選手はもちろん、球団関係者、そして全国のスワローズファンの皆さんが一つとなり今年も勝ちにこだわって、「チームスワローズ」として情熱を持って戦っていく。という思いが込められています。最後まで諦めない姿勢、粘り強さ、そして一人一人が根性を出し、さらに進化した姿で2連覇に向けて突き進んでいきます。今シーズンも皆さんの熱いご声援をよろしくお願い致します。

【阪神タイガース】

1を意識し。1にこだわる、その思いを1に「カケル」という言葉にしました。
また赤い数字の1は、イノチをかけて勝利を目指す執念を、また「カケル!」の「ル!」には「心」という文字も表しています。

【讀賣ジャイアンツ】

原辰徳監督は、「2021年はジャイアンツにとって、悔しいシーズンになりました。2022年はこの悔しさを糧として、一回り成長したジャイアンツに進化します。勝負の世界では、困難に直面したり、高い壁にぶつかったりすることがあります。しかし、その経験や悔しさをバネにして、成長していくのが、真のプロフェッショナルです。プロがしのぎを削るペナントを制するのは、一番、苦しんだチームです。困難に負けない不屈の心を監督・コーチ、選手、スタッフ一人一人が胸に持って戦っていきます」と前年の悔しさをバネに戦う気持ちを出した。

また、「グラウンドでは、揚々とのびのびと戦ってもらいたいと思います。実力至上主義で競争していきますので、全員にチャンスはあります。一人一人の「個」の力が一つに結集すれば、粘り強い野球をすることができるでしょう。より強いジャイアンツになるためには、現状に甘んじることなく、日々、チャレンジ精神を忘れずに進化し続けなければいけません」と実力主義を打ち出した。最後に「ジャイアンツを支えていただいているのは、ファンの皆さまの応援です。2022年は、ファンの皆さまがドキドキするような接戦をものにできる強いジャイアンツをお見せします。そして、不屈の心でペナントを奪回し、日本一を目指します。進化したジャイアンツにご期待ください」とファンへ応援を求めた。


【広島東洋カープ】
チームもファンも皆で歯を食いしばりながら、新型コロナウイルスに耐えてきた2年間…。
新シーズンは反転攻勢に向けて、3年連続Bクラスの悔しさを胸に、一日一日、一試合をガツガツ貪欲に戦い、GUTS!あふれる一年にしてきたい!
そんな想いを込めたキャッチフレーズが「ガツガツGUTS!」です。ガツガツと戦っていく。貪欲に勝利を求めていく。GUTS!あふれるプレーで広島を元気にしていく。歯を食いしばったデザインにはそんな想いも込めました。監督・コーチ・選手・スタッフ全員でこのキャッチフレーズのような強い気持ちを持って戦います!2022シーズン、ガツガツGUTS!と戦う広島東洋カープに、熱い応援をよろしくお願いします!!

【横浜DeNAベイスターズ】

指揮官自ら考案したシーズンスローガンには、昨シーズン最下位に終わった悔しさをバネに今シーズンは必ずやり返すという決意が込められているという。球団側は「2022年シーズンもファンの皆さま、そして横浜の街にサポートをいただきながら、逆境を力に変えて進んでいくシーズンスローガン『横浜反撃」をもとに1戦1戦を戦ってまいります」としている。

【オリックスバファローズ】

『全員でW(笑)おう!!』
昨季、リーグ優勝を掴み歓喜の渦を巻き起こした中嶋オリックス。指揮官の目には、すでに決意が宿る。リーグ連覇を、そして、悲願の日本一を。二つの「V」を重ねれば「W」に。全員で戦い、勝利「Win」をたぐり寄せ、笑顔の輪を広げよう。2022年は、「全員でW(笑)おう!!」

千葉ロッテマリーンズ】

「今年、絶対に優勝をするという想いを明確な言葉として表しました。必ず優勝をするというみんなの強い想いがチームスローガンに込められています。選手は、このスローガンと日々の練習、試合の中で向き合い、この一年間、戦い切って欲しいと思っています。そして最後に頂点に立って、今まで見たことがない新しい景色を応援してくださるファンの皆様と一緒に味わいたいと思います」とコメントした。

【東北楽天ゴールデンイーグルス】

楽天は、全員が1球と対峙するとき、チームにとってベストなプレーを頭で考えるだけではなく、誰もが身体で感じ取って動ける選手となり、どんなときでも個々の能力を最大限発揮できるプレーヤー集団を目指している。 チーム全員がスローガンを胸に「この1球は譲らない!」「このポジションは譲らない!」「この勝利は譲らない!」と想いを秘めることで9年ぶりとなる日本一を目指していく。 ファンに対しても、「絶対に主役は譲らない!」「絶対に日本一は譲らない!」の熱い想いを胸に、ともに闘い、東北を熱くしよう、と呼びかけた。

【福岡ソフトバンクホークス】

もっと!前へ!
もっと!攻めて!
もっと!限界を超えて!
もっと!ガムシャラに!
もっと!ハングリーに!
もっと!パワフルに!
〝自己の成長〟のため。
〝チームの勝利〟のため。
〝ファンの笑顔〟のため。
3つの「もっと!」を心に秘め、日本一へ突き進め!
ホークスはもっと!もっと!もっと!強くなる。2022シーズン、福岡ソフトバンクホークスは、「もっと!もっと!もっと!」をモットーに戦い抜きます

【北海道日本ハムファイターズ】

厳しい練習に耐え、成長しプロとして輝けるのは、ファンの皆さんの存在があるから。 スタンドから注がれる視線や声援、そして一つひとつの笑顔を見るだけでも選手たちの力はみなぎるものです。 一緒に泣き、笑い、感動してくれる人の存在があるから盛り上がっていける。 ファンお一人おひとりを宝物として大切に思い、愛される選手になるよりも前に、ファンを愛することをBIGBOSS新庄剛志監督は求めます。 選手には自分たち自身で宝物を一つでも増やしていってほしい。 ファイターズはファンあってのものだから──。

【埼玉西武ライオンズ】

昨シーズンはチーム、そしてファンの皆さまも、苦しみながら、戦い抜いたシーズンとなりました。
しかしながら、虎視眈々と殻を打ち破った若獅子たちが、次々に目覚め、新たな鼓動がはじまり大きな牙となる礎ができたシーズンでもあります。「Change UP!」には、〝大きく変化をつける〟という意味があります。このスローガンには、チームが辻監督のもと獅子奮迅のごとく、過去のことが霞んで見えなくなるくらいにギヤを一気に入れ替え、優勝へ駆けあがってほしいという意味を込めました。このスローガンをもとに、共に戦い、そして日本一という頂の景色を見ましょう!

与田監督 お疲れ様でした。

2021年11月02日 | 井戸端会議
10/12 与田剛監督が今シーズン限りで退任すると発表があった。
「優勝を目指したが、私の力が及ばずこのような成績。申し訳ない。」
今シーズン限りでドラゴンズの ユニホームを脱ぐことが決まった与田監督は、本拠地バンテリンドームでの最終戦セレモニーでファンに対してこう語った。


今シーズン、チーム防御率は12球団トップの3.22、打撃部門それぞれは12球団ワースト、55勝71敗17分リーグ5位と低迷した。こうした中、成績不振の責任を取るとして、3年契約が終わる今シーズン限りで退任する意向を球団に伝え、球団も了承した。

思えば3年前、ドラゴンズの監督人事は与田政権の誕生まで紆余曲折ありながら裏側で二転三転した様だ。
他に本命と言われた候補が噂される中、与田ドラゴンズが誕生し戸惑った方が多かったはず。
就任時チームは6年連続Bクラス。誰が監督になっても厳しい状況にあり、いわば火中の栗を拾うかたちで与田監督は大役を引き受けた。
与田監督の3年間を語る上で〝ドラフト会議〟は欠かせない。監督就任後の初仕事は2018年ドラフト、4球団競合の末、与田監督が根尾を引当てガッツポーズをした瞬間、喜びに沸いたドラファンは多くいただろう。翌2019年は3球団競合の石川昴と2年連続で〝黄金の右腕〟で当たりくじを引当て〝GOD HAND〟球団グッズにもなったほどだ。


就任すぐの秋季キャンプにおいて、マスコミに対し「規定投球回を到達する投手を3人作りたい」と話てたことを思い出される。言葉通り今季3人の先発投手が到達した。
この3年間で強固な投手陣を作り上げた。何と行っても大野雄を押しも押されぬエースへと導いた。2018年未勝利から2019年ノーヒットノーラン、そして2020年に見事な復活劇を見せ沢村賞まで獲得した。
先発転向した福谷、右のエースへと駆け上がった柳、一本立ちした小笠原、大ピンチ時のリリーバー谷元・又吉の復活、絶対的勝利の方程式の大福マル等々、また投手陣だけじゃなく、課題であった捕手も育て上げてくれた。
2年目の昨季には8年ぶりのAクラスにも導いた。
時には勝利への執念を見せたこともあった。よそ見をしていた審判員に鬼の形相で食ってかかった場面や微妙な判定にベンチを飛び出そうとしたところを伊東ヘッドに制止される場面など、星野イズムを継承する優しさの中に熱いものを持つ監督であった。

一方で疑問視する事柄も多かった政権であった。
各局テレビのワイドショーなどでも取り上げられた、いわゆる〝お前騒動〟から始まり、〝「代打三ツ間」事件〟、〝門倉2軍投手コーチ失踪事件〟、コロナ禍、木下雄介さんの逝去という悲しい出来事もあった。
負ける事が当たり前となってた弱小チームに与田監督は常に前向きなメッセージを送り続けた。目標を問われると「優勝」と口した。
いつしか男気を感じた選手やコーチを責めないコメントも無味乾燥とした負け試合の後は何だか評論家然としてきているのが気になり、変わらぬ物言いは次第に他人事の様に響いたのは、おそらく多くのファンも同じではなかったろうか。
采配や選手起用も僕らドラファンはおおいに疑問を感じた。
采配については相手があることなどあり結果論となってしまう為、控えることとします。
しかし選手起用は与田監督自身が最終決定するものなので疑問を感じた。レギュラー選手の好不調を見極めず入れ替えはほとんどなく固定、ファームから期待値のある選手を上げても一軍体験ツアーと思わせる様な扱いは選手に競争意識低下を植え付けてしまった様に見え残念であった。

思い起こせば1990年新人王を獲得した年。4/7、横浜大洋ホエールズとの開幕戦で初登板。


同点で迎えた延長11回表無死1.3塁の大ピンチでリリーフ登板し、2つの三振を含む無失点に抑えた場面や死球を当てた恐怖の外国人グレン・ブラッグスがマウンドに突進してきても、一歩も逃げなかった場面など剛腕与田投手にぞっこんだった、あの頃の私。
長い様で短かった3年間。
国難とも言えるコロナ禍を戦いタクトを振るった心優しき熱いものを持つ監督であった。
3年契約の3年目、優勝を掲げた今シーズン序盤から貧打にあえぎ、12球団一の投手陣を擁しながらも5位に甘んじた。
残ったものは5位3位5位…。優勝はおろかAクラスに食い込むこと一度限りがやっと。
9月末、自ら進退伺いを提出した。勇退ではなく、事実上の解任であったと思われる。
与田監督が僕らドラファンや選手に惜別のラストメッセージを送ってくれた。
球団公式YouTuberチャンネルが、今季最終戦の舞台裏映像を公開。試合後、穏やかながら寂しそうな表情で言葉を紡いだ指揮官の姿に、ファンから「与田監督は優しすぎるのよ」との声が上がった。
3年間の終わりを告げる映像に、ファンは「絶対に忘れません」「優しい監督で、優しすぎる監督で、大好きでした」とのコメントを並べていた。

『最後に』
「絶体絶命の大ピンチに鮮烈デビューした時のあの姿からイチオシ応援してました。
3年間、本当にお疲れ様でした。」