今日、12/26はプロ野球誕生の日または、ジャイアンツの日とのこと。
1934(昭和9)年のこの日、アメリカのプロ野球との対戦の為、現存する中では日本最古のプロ野球チーム・大日本東京野球倶楽部(読売巨人軍の前身)が創立された。
この日より今年で80年。長い長い歴史も時代とともにプロ野球のあり方も変化を重ね、より良いイベント・エンターテイメント性を高め、僕らを魅了してくれてます。
一層の楽しさを提供してくれることを願います。
早速ですが、NPBが来シーズンより本塁のクロスプレーに関する規則を厳格化し、「危険なクロスプレーを禁止」するとルール改正があったようです。
監督会議などで、本塁のクロスプレーに関する新ルールが通達され、すでに試験的に今秋みやざきフェニックスリーグで導入されていた様です。その際「野球規則に明記して来季から1、2軍すべてに適用する方向」との説明がされたという。
本塁上の危険なクロスプレーの是非については、しばしば問題にされてきた。今シーズンも阪神のマートンが、5/13のヤクルト戦で危険な本塁突入を行い騒動になった。2回一死三塁の場面で三塁走者のマートンがライトフライでタッチアップ。本塁へのダイレクト送球は、余裕のタイミングでアウトだったが、マートンは、両手を体の前でエックス字に構えて正面からの体当たりを仕掛け、キャッチャーの西田は後方に飛ばされ両軍ベンチから選手が飛び出て、あわや乱闘騒ぎとなり、真中監督が猛抗議。
実は、昨年からMLBでは本塁上の危険なタックル、捕手による完全ブロックがルールで禁止とされ、本塁上の危険なクロスプレーが消滅した。迫力あふれるダイナミックなプレーがメジャーの代名詞のように捉えられていたが、深刻な怪我を負う選手が続出したことで、現場の監督や選手会から禁止論が噴出。昨年の開幕から導入されている。
ルールでは、捕手はボールを保持していない状況での走者の走路をふさぐブロックが禁止になり、ホームを空けない捕手のブロックは走塁妨害が取られ得点が認められる。一方、走者はライン上で走路を塞ぐ捕手に対しては、タックルすることはできるが、ライン上にいない捕手にタックルをすることは禁止で、もしルールに反してタックルを行えば、審判から守備妨害をとられアウトとなり、悪質な場合は退場、罰金処分もある。
このルールが採用されると、間違いなく各チームの得点は増えると思います。スライディング技術、キャッチャーのタッチ技術を高めなければならないでしょう。
本塁上のクロスプレーが野球の醍醐味であることは確かだが、あのエンターテイメント性を重んじるメジャーでさえ選手生命を左右するアクシデントを撲滅するため禁止の流れとなった。
実際、みやざきフェニックスリーグに参加の各チームはキャッチャーに追いタッチのトレーニングを科すなど、新しい技術の習得をスタートさせていた。激突のど迫力シーンはなくなるが、意外とホーム上でスピーディーな新しいスリリングを味あわせてくれるのかもしれない。
上記のルール改正により、一段と審判の判定のあり方も注目が集まりそうだ。
誤審が勝負を左右する結果を防ぐ為にもビデオ判定は無くてはならないシステムではないだろうか?
「正確さ ファンが要求!」
ビデオ判定を2008年に本塁打の判定に限って取り入れたMLBは、14年からその適用範囲を大幅に広げた。ストライク、ボールの判定を除くほぼすべてのプレーに適用し、今年は500件を越すタッチプレーのビデオ判定だけでも約半分のジャッジが覆った。
このシステムを支えるのが、ニューヨークに設置されたリプレー・オペレーション・センターだ。同センターの心臓部は数十台のモニターテレビで埋め尽くされ、画面には1日最大15試合映像や、進行状況を示すコンピューターグラフィックスがリアルタイムで映されている。そして各球場の審判からビデオ判定の要請があれば、スタッフがさまざまな角度から検証して数分で判定を下す。
「チャレンジ」と呼ばれるこの制度は、そのギャンブル性でファンの支持を集めた。
このシステムが採用されてからは選手が審判員に長々とクレームをつけるシーンはほとんどなくなり、好評の様だ。
今シーズンNPBでビデオ判定をめぐり騒動が起きた。9/12甲子園で行われた阪神vs広島20回戦の2-2で迎えた延長12回表、広島の田中が放った中超えの大飛球がフェンスを超えたかどうかでビデオ判定となり、三塁打とジャッジされた。しかし、その後も広島は抗議したが覆えらず。翌日、審判団よりあらためて再確認し打球は本塁打だったことが分かった。しかし試合結果は引き分けで覆らず、結果的にこの引き分けが尾を引き広島はポストシーズン進出を逃した。
先に書いたMLBの様なシステムには程遠く、2010年から本塁打に限りビデオ判定を導入したNPBは、基本的にテレビ局の映像を使用しているため、ままならない。
MLBの様な先進的システムはコストがかかるが、これからの問題を解消していくことはNPBの大きな課題になる。
プロ野球は新時代の到来で、ビデオ判定システムへの注目はますます高まって行くことだろう。
(中日新聞参考)
PS.
本年はこれでおしまいです。
今年もいろいろなご意見ご感想有難うございました。
来季は我がドラゴンズも創立80周年。メモリアルイヤーを何がなんでも日本一🏆ここを目指してチームもファンも一体となって頑張って行きましょう。
『竜魂燃勝』🔥
来年もよろしくお願いいたします。
1934(昭和9)年のこの日、アメリカのプロ野球との対戦の為、現存する中では日本最古のプロ野球チーム・大日本東京野球倶楽部(読売巨人軍の前身)が創立された。
この日より今年で80年。長い長い歴史も時代とともにプロ野球のあり方も変化を重ね、より良いイベント・エンターテイメント性を高め、僕らを魅了してくれてます。
一層の楽しさを提供してくれることを願います。
早速ですが、NPBが来シーズンより本塁のクロスプレーに関する規則を厳格化し、「危険なクロスプレーを禁止」するとルール改正があったようです。
監督会議などで、本塁のクロスプレーに関する新ルールが通達され、すでに試験的に今秋みやざきフェニックスリーグで導入されていた様です。その際「野球規則に明記して来季から1、2軍すべてに適用する方向」との説明がされたという。
本塁上の危険なクロスプレーの是非については、しばしば問題にされてきた。今シーズンも阪神のマートンが、5/13のヤクルト戦で危険な本塁突入を行い騒動になった。2回一死三塁の場面で三塁走者のマートンがライトフライでタッチアップ。本塁へのダイレクト送球は、余裕のタイミングでアウトだったが、マートンは、両手を体の前でエックス字に構えて正面からの体当たりを仕掛け、キャッチャーの西田は後方に飛ばされ両軍ベンチから選手が飛び出て、あわや乱闘騒ぎとなり、真中監督が猛抗議。
実は、昨年からMLBでは本塁上の危険なタックル、捕手による完全ブロックがルールで禁止とされ、本塁上の危険なクロスプレーが消滅した。迫力あふれるダイナミックなプレーがメジャーの代名詞のように捉えられていたが、深刻な怪我を負う選手が続出したことで、現場の監督や選手会から禁止論が噴出。昨年の開幕から導入されている。
ルールでは、捕手はボールを保持していない状況での走者の走路をふさぐブロックが禁止になり、ホームを空けない捕手のブロックは走塁妨害が取られ得点が認められる。一方、走者はライン上で走路を塞ぐ捕手に対しては、タックルすることはできるが、ライン上にいない捕手にタックルをすることは禁止で、もしルールに反してタックルを行えば、審判から守備妨害をとられアウトとなり、悪質な場合は退場、罰金処分もある。
このルールが採用されると、間違いなく各チームの得点は増えると思います。スライディング技術、キャッチャーのタッチ技術を高めなければならないでしょう。
本塁上のクロスプレーが野球の醍醐味であることは確かだが、あのエンターテイメント性を重んじるメジャーでさえ選手生命を左右するアクシデントを撲滅するため禁止の流れとなった。
実際、みやざきフェニックスリーグに参加の各チームはキャッチャーに追いタッチのトレーニングを科すなど、新しい技術の習得をスタートさせていた。激突のど迫力シーンはなくなるが、意外とホーム上でスピーディーな新しいスリリングを味あわせてくれるのかもしれない。
上記のルール改正により、一段と審判の判定のあり方も注目が集まりそうだ。
誤審が勝負を左右する結果を防ぐ為にもビデオ判定は無くてはならないシステムではないだろうか?
「正確さ ファンが要求!」
ビデオ判定を2008年に本塁打の判定に限って取り入れたMLBは、14年からその適用範囲を大幅に広げた。ストライク、ボールの判定を除くほぼすべてのプレーに適用し、今年は500件を越すタッチプレーのビデオ判定だけでも約半分のジャッジが覆った。
このシステムを支えるのが、ニューヨークに設置されたリプレー・オペレーション・センターだ。同センターの心臓部は数十台のモニターテレビで埋め尽くされ、画面には1日最大15試合映像や、進行状況を示すコンピューターグラフィックスがリアルタイムで映されている。そして各球場の審判からビデオ判定の要請があれば、スタッフがさまざまな角度から検証して数分で判定を下す。
「チャレンジ」と呼ばれるこの制度は、そのギャンブル性でファンの支持を集めた。
このシステムが採用されてからは選手が審判員に長々とクレームをつけるシーンはほとんどなくなり、好評の様だ。
今シーズンNPBでビデオ判定をめぐり騒動が起きた。9/12甲子園で行われた阪神vs広島20回戦の2-2で迎えた延長12回表、広島の田中が放った中超えの大飛球がフェンスを超えたかどうかでビデオ判定となり、三塁打とジャッジされた。しかし、その後も広島は抗議したが覆えらず。翌日、審判団よりあらためて再確認し打球は本塁打だったことが分かった。しかし試合結果は引き分けで覆らず、結果的にこの引き分けが尾を引き広島はポストシーズン進出を逃した。
先に書いたMLBの様なシステムには程遠く、2010年から本塁打に限りビデオ判定を導入したNPBは、基本的にテレビ局の映像を使用しているため、ままならない。
MLBの様な先進的システムはコストがかかるが、これからの問題を解消していくことはNPBの大きな課題になる。
プロ野球は新時代の到来で、ビデオ判定システムへの注目はますます高まって行くことだろう。
(中日新聞参考)
PS.
本年はこれでおしまいです。
今年もいろいろなご意見ご感想有難うございました。
来季は我がドラゴンズも創立80周年。メモリアルイヤーを何がなんでも日本一🏆ここを目指してチームもファンも一体となって頑張って行きましょう。
『竜魂燃勝』🔥
来年もよろしくお願いいたします。