2020年度セントラルリーグ公式戦全日程が11/14に終了した。
異例ずくめで開幕したシーズンは、
6/19、新型コロナウイルス感染拡大の影響により当初より3ケ月遅れの開幕は、国内スポーツの先頭を切って開催に踏み切り、無観客でスタートした。
7/10コロナ感染対策による厳戒体制の中、上限5000人を受け入れ球場にファンが戻ってきた。
その後10/9、各球場収容人数の50%まで規制が緩和された。
選手は厳しい条件下の中、精神的にも肉体的にも大変なシーズンでしたが本当に頑張ってくれました。
また日本プロ野球機構関係各位、各球団関係者や各球場関係者等々、プロ野球に携わる全ての関係者の方々の努力により2020シーズンペナントレースが無事完走出来たことを心から感謝しお伝えしたいと思います。
さて、我らのドラゴンズは開幕からケガなどの体調不良や、思わぬ不振から戦力にならなかった選手も多くありましたが、何とかチームはシーズン苦しみ抜いた末、8年ぶりのAクラス入りとシーズン勝ち越しを勝ち取ることが出来ました。何はともあれお疲れ様でした。🍀
ドラゴンズはいち早く11/11に全日程を終了し、今シーズンの戦い方を多方面から検証されているニュースを目にします。チームの成績など来季の戦い方など実務は専門家にお任せするとして、僕らファンの応援声援はどうだったのか?
ちょっとそこらを勝手に検証してみたいと思います。
シーズン当初、無観客の試合はテレビ越しに球音を楽しむことしか出来ませんでした。
各球場はあの手この手、独自のアイデアでテレビ中継を楽しませてくれました。
ナゴヤドームでは試合を盛り上げるため、右翼席のスピーカーから個人応援歌などを流し始めました。
しかし、6/30対阪神戦から取り止めることとなりました。
記事によると、中日球団はテンポや声が実際の応援とは違うため戸惑う選手がいたという。テンションが上がりにくい部分があったため、与田監督や選手とも話し合って決めたという。
チームは横浜でのDeNA戦で3連敗したあと、広島戦を1勝2敗と負け越した。球団関係者は、「負けが込んでいた。勝っていれば、そのままだったかもしれない。流れを変えたかった。」と言う。
その後、応援歌は得点圏にランナーがいるチャンステーマのみとなった。テンポを速めるなどした新しいバージョンを流した。
と、まあこのような記事でした。
ドラゴンズの応援と言えば昨年、世間をざわつかせた〝お前問題〟もありました。かつて応援団の応援歌を監督や選手たちがダメ出ししたことがあったでしょうか?
本当に今の球団公認の応援歌が選手たちの力になり得てるのだろうか?
『ちょっと横道にそれるが、
以前に放送された、NHKのバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」でなぜ応援は3.3.7拍子なのか?との疑問が取り上げられ、その回答が話題を呼んだ。
番組が用意した回答は「明治大学の天才がひらめいたから」というもの。
大正10年、明治大学応援団初代団長が早稲田大学との対抗試合で、「勝った方がいい!勝った方がいい!勝った方がいいったら、勝った方がいい!」と、掛け声をしたそうだ。
その後、掛け声がなくなり手拍子だけになった。
有名な大学教授によると、本当は、「1.2.3.間 1.2.3.間 1.2.3.4.1.2.3.間」と4拍目に間があるのが日本人のリズム感。この〝間〟でタイミングを合わせているという。
番組はX JAPAN「紅」や、ピンク.レディーの「サウスポー」といった高校野球でお馴染みな曲が3.3.7拍子であることを紹介したほか、モーニング娘。の「恋愛レボリューション」やTRFの「EZ DO DANCE」も3.3.7拍子の楽曲として取り上げた。
以上、番組内容でした。』
この番組でも取り上げられた様に日本人が持つ生まれながらの独特なリズム感というものが備わっていて、何かの行動や動作をする時に動きやすさや、やりやすさなどにリズム感というものが存在する。
この〝リズム感〟や〝間〟というものが、監督や選手たちが指摘していることだと思う。
中日球団が公認した今の応援団が発足して以来、以前強竜打線と恐れられた打線は影を潜め、チームは万年Bクラスの最下位争いを演じる始末。
テンポが悪く、間が取れない字余りな楽曲は選手のリズムを狂わしバッティングに悪影響となってはないか?
ドラゴンズ応援は2014年ほぼ一年間の空白期間から、同9月に彼らが発足した。実質2015年からの活動はチーム7年間のBクラス期間にまるかぶりだった。今シーズンも終盤の10/20から活動を始めるも、チームの上昇気流に水を差す6連敗は今シーズンになかったこと。勢いを止めてしまった結果となった。突っ走ってきた讀賣も最後に大失速してた。彼らの活動がなかったら、もしかしたらもしかしてたかも…。
彼らの活動を批難などするつもりはないが、結果が出てなければ検証する必要はある。
実際、応援団活動再開してチームの成績はどうだったのだろうか?
10/20から最終戦まで全17試合9勝8敗。チームは一つ勝ち越しはしているものの、
①10/21、R.マルティネスが抹消となった。17日には1イニング3者三振の無失点で抑え、江夏豊の記録を抜く24イニング連続奪三振のセ・リーグ新記録を打ち立てたばかりだった。
②10/28対阪神でビシエドが負傷退場、翌抹消、打点王は絶望となった。
③10/29は大野雄の連続イニング失点が45で止まり敵地で3連敗。
④10/30対広島で6回終了時リードの連勝は37で止まり歴史的な大敗を喫っした。
⑤なお、この試合で福田が1塁守備時ビシエドと同じ様なプレーで呪われたかのように左肩を痛め退場、翌抹消。
⑥10/31も終盤ビッグイニング失点し同一カード3連敗。
⑦高橋周平の打率が急降下した。連敗中、20打数2安打、一時3割1分近くあった打率は2割9分6厘まで落ち込んだ。
等々。
ここまでくると偶然とは言ってられない状況。
私が現地観戦して肌で感じたこと。
コロナ禍において、声を出せなかったりラッパを吹けなかったり旗を振れなかったりと規制がある中、太鼓と電子ホイッスルで活動再開した。しかし、今だから出来る応援スタイルをするのではなく昨年までとまったく同様で新しい応援方式は見当たらなかった…。
静かなスタンドに見境なく力いっぱい叩く太鼓音が耳に痛かった…。💥
選手に応援が届いてないどころか調子を崩させてしまってる結果となったと言われても仕方ない様に思う。
特に酷かったのは、周平の個人応援歌を太鼓で表現したが、歌詞の「行け周平~」のところを太鼓で叩くがテンポの悪いメロディーとなり非常に耳障りで聴いててもがっかりしてしまった。💦これでは周平もテンション下がり3割切っちゃうわなぁーと思った。その後、周平は個人応援歌が流れる前にヒッティングする様になった(苦笑)
攻撃時、リードサポート役が汎用テーマや個人応援歌などのボードを掲げたそれぞれのテーマを太鼓と電子ホイッスル表現した。
ボードには「大きな声を出さずに心の中で」と書かれてるが、常連のライスタファンならともかく、個人応援歌を暗記して心の中で歌える観客はどれだけいるだろか。ライスタ席以外はむなしく太鼓が響いてるだけで、しらけムードが漂ってる。何をやってるのか内野席あたりではわからないのだろうなぁ…。😔しかし、チャンスになりドームスピーカーからチャンステーマが流れると途端にドーム全体が手拍手やメガホンで応援を始める。内野席からでも、ちゃん明瞭にどんな応援が行われてるか理解出来ればドラファンなら一緒になって応援するはず。
要は彼らの応援活動は一部のライスタ席にアピールしてるだけで選手にもライスタ以外の席の方にも受け入れられてないということ。
昨年も何度か満員となった試合はあったが応援でチームを勝たせる雰囲気を作れなかった。
ナゴヤドーム以外他球場は内外野席問わずファンがスタンドを埋めつくし、応援すればチームが勝利してくれると信じて応援団の応援に同調し気勢を上げる。
強かった頃のナゴヤドームのテレビ映像をまたに目にするとドーム全体に一体感のある応援風景を映し出してる。
内野席も外野応援席と変わらぬ一糸乱れぬ、スタンドから沸き上がってくる地鳴りの様な応援の光景が今でも目に焼き付いてる。
グラウンドで戦うのはもちろん監督以下選手だが、強いチームのファンはスタンドで一緒になって戦っている。優勝へ突き進むチームってそんなもの。
人の前に立って応援を先導するなら、自分たち近くのファンにアピールするだけじゃなくナゴヤドーム360°を味方につけるくらい迫力持ってやってこそドラゴンズ応援団と言うもの。
まだまだ今のままではペナント制覇どころかCSのステージすら恥ずかしく出れるレベルに至ってない。
選手たちが頑張ってもこの応援活動を改善しない限り来季優勝は絶対的に厳しい。選手とファンが一体となってこそ優勝を掴み取ることが出来ると思う。
【最後に】
ホームランテラスを作るより、今の応援団を解体し、再編成することが一番の優勝への近道だと思う。