今シーズン、ミステリアスなドラゴンズの戦い方

2020年07月19日 | 日記
【7/7対ヤクルト4回戦・球団史に残る采配を検証してみた】
中1-2ヤ
負=岡田 勝=寺島・S=石山

ゲームは終盤の7回裏、代打にアリエルを起用。そのままマスクを被り、9回裏には安打でサヨナラのチャンスを御膳立てした。
この時点でベンチ野手は加藤のみであった。
《ミステリーその1😱》
そして迎えた延長10回表、てっきりアリエルがそのままマスクを被るものだと思ったが、アリエルに何か異変でもあったのか、最後の野手を捕手から捕手の加藤を代えた。(後にアリエルは至って正常だったらしい)
[※アリエルから加藤に代えたことは、私なりに思うと、アリエルは捕手といっても昨年ファームでほとんどマスクを被っておらずキャッチング面なのか?どこか弱点をベンチは感じていたのではないか?]
こんな形で最後の野手を使い切ってしまい、もし加藤にケガでもあったら誰が捕手を務めるのかと想像がよぎった。ここまではラジオ越しに自分の頭の中でも状況判断が出来た。

《ミステリーその2😱》
さらにベンチ采配は投手をライデルから岡田へスイッチした。わざわざバッテリーごとチェンジしたのに、打順を入れ替えせず8番に岡田、9番に加藤を充てた。
ラジオ越しに聴こえてきた解説の森野さんは、「10回裏攻撃があるんですけど、2アウト満塁で加藤を出すなら8番に入れた方がいいと思ったんですけどね。出す代打もいないですから、どういう意図で岡田を8番に入れたのかわからないんですけどね。」と指摘した。
自分の頭の中が整理され、クエスチョンマーク❔が激しく点滅した。

《ミステリーその3😱》
その意味を考えてるうちに、岡田がノーヒットで2死満塁大ピンチのアップアップの状況、打席に井野(プロ15年目通算27安打)。しかし、プロでの実績を考えればどう見ても岡田の方が一枚も二枚も上。初球のスライダーを見逃し1ストライク。2球目は高めに抜けた。3球目はアウトコースに外れた。加藤のリードは徹底してスライダーを要求。満塁にした青木や廣岡のフォアボールもスライダーでストライクが取れてなかったのは明白。
それでも執拗にスライダー要求の加藤もさることながら、本人の岡田もサインに首を振らず、誰もが明らかに異変を感じているのにベンチはマウンドに行くことも指示することもなかった。
結果、ベンチはわざわざ加藤に代えて試合を決定ずける決勝の1点を失うこととなった。
さらに10回裏、球団史に残る恐れていた展開へと進むこととなる。
先頭の遠藤が中安打出塁した。続くビシエドは右飛球で1アウト。周平は右安打で繋ぎ1.3塁とした。平田の右飛球は浅目ではあったが3塁ランナーの遠藤(与田監督ご自慢の代走1番手)の足を考えれば一か八かのタッチアップで同点&この後起こるであろう球団史に残る最低の采配を考えれば試みても良かった…。
ここで勝負あった💸。
当然、続く京田は申告敬遠。予想してた最悪のシナリオの結末がやってきた・・・。2死満塁👀
8番岡田…から、ベンチを出て与田監督は主審に何やら告げた。球場アナウンスは「岡田に代わりまして三ツ間」とコールされた。


「カッコつけて、サヨナラゲームやろうと采配した監督がいるんですよ。」
「な~に~❗やっちぃまったな‼️」
「男は黙って、三ツ間!」



いわゆる“三ツ間事件”が完結した瞬間だ。空振り三振…。ゲームセット😵

《ミステリーその4😱》
更に付け加えると、この日のベンチメンバーは29人しか登録してなかった。
翌日先発予定の吉見に代わる勝野は登録に備える為だったはずだが、もう1枠を余らせた意図が分からない
…。

野球を語る上において、監督の采配ミスで負けたなどと良く聞くことがある。
「もし、あそこでバントのサインを出してたら。
もし、あそこで足を使った攻撃をしていたら。
もし、あそこで投手を代えていたら。もし、あそこで代打を出していたら。」等々。
基本的に采配ミスと言われるものの多くは結果論ではないかと思う。
だから所詮“もし何々だったら”でしかなく、采配により吉と出るか凶と出るかは相手があるものなので、全て采配の理想通りに行くはずもない。
納得のいく采配も納得いかない采配も結果は選手次第である。
だから私は采配批判はなるべく控える様にしてきたつもりです。
しかし今回の采配は相手と戦った結果の采配ミスではなく、杜撰なイージーミスであった。

この先何十年、球団史に残る最低な試合として語り継がれることとなるだろう。


やっぱり“生”が最高!

2020年07月13日 | ナゴド観戦
プロ野球は6/19、新型コロナウイルス感染拡大で自粛が続いていた国内プロスポーツの先陣を切って3ケ月遅れでレギュラーシーズンが開幕した。
史上初の無観客という異例の状況下ではあったが、各球場の趣向を凝らした演出と球音をテレビ越しに楽しむことが出来た。
ピッチャーが投げたボールがキャッチャーミットにおさまる音や打球の音。ファウルボールが観客席にぶつかる音などがはっきりと聞こえました。
ピッチャーへの声援や守備の時に野手が掛け合う声も球場に響いていました。
ここ数年、我がドラゴンズの球団公認応援団の雑音になりつつある音もないのは非常に心地よい。
日本野球機構(NPB)はJリーグとの第10回となる新型コロナウイルス対策連絡会議をオンラインで行った。
政府の指針で7/10から有観客へ移行が可能となり、斉藤コミッショナーは「政府関係者の方にも7/10からお客様を入れながらやっていくことを宣言していいという言葉もいただいている」と話した。政府指針では感染状況を見極めつつ、7/10から上限5.000人、8/1からは収容人数の50%以内とされている。

7/10、いよいよスタンドにファンを入れての有観客開催が再開された。



観戦する為に来場する注意事項を厳守し節度ある観戦をファンはお願いしたい。



ほっともっとフィールド神戸で予定されていた巨人vsヤクルトの1試合が中止となり、残りの5試合が各球場で行われ、
ファンの期待に応えるがごとく、5試合が全て1点差、3試合がサヨナラ本塁打によって決着する劇的な試合展開となった。
我らがドラゴンズも延長10回裏、ビシエドが打った瞬間それと分かる豪快な1発をレフトスタンド中段にたたき込んだ。
再開初日、ナゴヤドームの観客は4958人、各球場も概ねMAX5000人程の観客動員であったが、ペイペイドームだけ1839人ってなんで?と調べてみると…。
そこにはコロナ感染拡大対策の中、有観客試合を行う為の狙いがあった。

入場者数を約1500人に限定し、11日には約2500人、12日は約5000人と、観客数を段階的に引き上げていく方策を取った。しかも、10日から12日の3連戦はファンクラブ会員などに限定した抽選制とし、入場は無料とする招待という形を取った。

これには狙いがある。まず、観客の情報を把握するため。ファンクラブ会員であれば、例えば、感染者が出た際に必要となる個々の情報は既に登録されており、新たに情報を集める手間がかからない。また運営方法の確認、シミュレーションに万全を期すためにまずは1500人とし、段階的に人数を増やすことにした。このシミュレーションにより観客にも不便な思いを強いる可能性があることから無料招待という形を取った。本格的な有観客試合再開に備えた準備期間の意味もあった。とのこと。

んー!ソフトバンク球団さすがだね。ナゴヤドームも感染対策は怠ることなく厳戒態勢であった。マスクの着用、入場時の検温、ソーシャルディスタンス徹底、新しい観戦応援様式実施、入場区画制限などを行っていた。







3人が横並びになり、記念撮影の様な検温を実施してました。
















まずは第1段階上限5000人の有観客試合は安心出来そうだ。第2段階のキャパ50%まで制限は席間は今以上に密となる、またゲーム後の帰宅ラッシュなど、より一層段階的な対策が必要になる。

何とか観客を入れ野球が行われる様になったとはいえコロナ禍真っ只中。コロナが収束も終息もした訳でない。今でも本当にプロ野球を開幕して良かったのか?大丈夫なのか?と思う。
個人的には今シーズン勝負は二の次。プロのプレーを魅させてもらえればそれで十分。

とは言えやっぱりプロ野球は生観戦だよね!ナゴヤドーム独特の雰囲気を感じつつゲートをくぐりスタンドへ。人工芝の鮮やかなグリーンが目に飛び込んできた。
広がるグランドの光景を目にした時、色々と何だか込み上げてくるものを感じた。
昨年の9/25対ヤクルト最終戦(12-0快勝)以来待ちわびたナゴヤドーム。
やっぱり生で見られる喜びは最高でした。







まだまだ予断の許されない状況ですが感染予防の高い意識を持って出来る限りの観戦を楽しみたいと思ってます。

最後に
応援団による鳴り物応援自粛など従来の観戦スタイルが大きく変わった。
メガホンなどを使い大きな声で応援もエールも送ることが出来ない。
既にこの3連戦、観戦した人は分かると思いますが、どう応援したら良いのか分からない?と感じたはず。
手作り応援ボードや選手名の入ったタオルなどを掲げ応援されてる方が多く見られました。ルールを守ったこの様な自分勝手に出来るメジャースタイルは分かりやすい応援であるし自分も一緒に選手と戦っている満足感が得られるのではないでしょうか。
ビジターチームの広島ファンは3塁側内野からレフトの一角エリア(ビジター応援席)で手拍子やしゃもじ(広島の伝統的応援)使い応援を始めた。
それを見たドラファンも同じ様に手拍子で応援を始めたが内野席と外野席に距離がある為、ズレズレ&リズムが悪く耳ざわりでならなかった…。
本来応援とは人や周りに促されやるものではない。自分自身がプレーを見て感じるがままに声援や拍手など自然に出るものではないかと思います。
声や音を出して応援しなくとも選手の一投一打の真剣勝敗を真剣に目を凝らして見るのも応援だと思う。
好むと好まざるにかかわらず鳴り物応援は現在禁止されている今だからこそ球場で“生の球音”を楽しむのはいかがですか。