【危険な併殺崩しのスライディング禁止へ!】
今年、大リーグでルール変更があった。
日本でも来年1月に開かれるプロ、アマ合同の規則委員会で公認野球規則が改定される。具体的な運用方法は各競技団体に委ねられ、日本野球機構(NPB)が検討を進めている。
大リーグでは、これまで併殺崩しを狙った二塁ベース付近での危険なプレーでけが人が出ており、今季からこのルールが導入された。危険なスライディングと判断された場合、走者と打者の両方がアウトとなると言うルールだ。
今年4月の日本ハムxソフトバンク(東京ドーム)で、ソフトバンク・川島内野手が二塁塁上でスライディングを受け負傷。ソフトバンクは危険なプレーとして、NPBに意見書を提出した。
※YouTubeお借りしました。
野球解説者の張本氏が、レギュラーコメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」の人気コーナー「週刊御意見番スポーツ」で今季から導入された野球の塁上ブロックを禁止する「コリジョン(衝突)ルール」に「喝!」を入れた。
VTRで日米の守備妨害に対する見識の違いを比べながら、併殺を阻止しようとする走者に「ランナーはそうするもの。格闘技なんですから」と守備側でなく、走者側の行為を支持。
米国ではこうした行為を守備妨害として、走者、打者ともにアウトになった例を示したが、「びっくり。スポーツはケガが付きものなんだ。こんなことをしていたら、つまらなくなる。喝だ!」と切り捨てた。
スポーツニュース記事でこんなこと書いてた。
◆岩村明憲の目
野手は子供の頃から併殺崩しを教えられて育っている。例えばホームゲッツーの場合、三塁走者は捕手が投げづらくなるように足の間にスライディングするよう教えられた。だから、あれがいいとも悪いとも言えない。それで入る1点がすごく大きな時もあるし、故意か故意じゃないかの判断は難しいと思う。
けがをした身からすると、あのスライディングはやらない方がいいと思う部分もあるけど、走者としては、しないと点が入らない時もある。気持ちは分からなくもない。スパイクの刃を上げるのはルール違反だけど、周りが見て「ベースに行ってたな」というのであれば、しょうがないのかなと思う。自分も実際、けがで野球人生が少し狂った部分もあるけど、走者を恨むわけでもない。二塁にコンバートされた時点で、そういうこともあると思ってた。
コリジョンルールも(走者の危険な)タックルだけを禁止にすればいい。あまりにも「けがをしないように」ってやってると、見てるファンもつまらないんじゃないかな。イチローさんがすごいのは、そういうこと(接触プレーによる故障)がないところ。逃げてるんじゃなく、そうならないスピードを持っている。技術を上げることが先。ルールができるのはいいことだけど、守備の技術は上がらなくなる。
けが人が出過ぎると(試合の)レベルが落ちるというのもあるが、かわす技術を高めるのも選手の役目。そこまで取り締まっても…、とも思う。(ルール化は)100%賛成とも言えないし、100%反対とも言えない。技術のあるNPBの審判なら(臨機応変な)判断はできると思う。もう少し議論を重ねた方がいい。(ルートインBCリーグ・福島ホープス選手兼任監督、球団代表)
◆高木豊の目
そもそも、二塁へのスライディングが禁止になっていないのだから、なんら問題はないと思う。田中賢にとっては正当な行為。足を払いにいっているが、上体はベースに行っている。素晴らしいスライディングだった。川島もよけないといけなかった。ただ、あの場合は、川島がホームを向いていたのを見て、審判が守備妨害を取らなくてはいけなかったのではないだろうか。審判の判断力が問われるケースだった。
昔は走者をよける守備練習もしたし、(野手の)足を払う走塁練習もした。すね当てをつけて守ったことも。コーチには、ギリギリのタイミングだったら「足を犠牲にしろ」と言われていた。今回の当事者は2人とも二塁手だけど、昔は内野手同士は激しくいかなかった。うまく友達関係を築けてなかったんじゃないかな(笑い)。
私がDeNAのヘッドコーチ時代、手を挙げて二塁に滑り込んだ走者が守備妨害を取られたことがあった。今回も非常に難しいケースだったと思うが、川島がホームを見ていたことを(審判が)考えたら、判定は変わったかもしれない。審判の質、センスが問われてくると思う。
日本でもルールが採用されそうだが、あまりルールで縛ることはしてほしくない。なんでもがんじがらめにすると、野球がつまらなくなる。ああいうプレーも、プロのひとつのプレー。格闘技の要素もなければ、お客さんもつまらない。あとは、審判がどういう判断をするかに任せればいい。ルールの中であれば何をしても構わない、ぐらいの方が面白い。(野球解説者)
◆金村義明の目
個人的には大騒ぎするプレーではなく、普通のプレーだと思う。僕たちは(併殺を)崩しにいかないと怒られる時代に育った。田中賢も勝手に体が反応したんだろう。スパイクの刃を向けるのはダメだけど、足を払いにいくのはいいと思う。ラフプレーとの紙一重ではあるけど、昔はナイスプレーと称賛されたもの。
全部ルール化するのもどうかなと。コリジョンルールにも反対。昔は併殺の際、(一塁に送球する)野手は「一塁走者の顔目がけて投げろ」と言われていたぐらい。プロなんだから、せめぎ合う中で激しいプレーが生まれる。なんのために審判がいるのか。マートン(前阪神)のようなタックルをやった選手は、そのつど審判が判断して退場にしたらいい。審判裁定に任せればいいと思う。(スポーツ報知評論家)
※以上、ネットニュースより
プロ野球OB3人の意見はこんな感じ。
今まで当たり前のプレーが禁止事項となってしまう。
見てるファンも楽しくない。
コリジョンも併殺崩しも、どちらも非常に緊迫した場面であればある程、判定でゲームが止まり、また判定の結果でゲームが大きく左右されてしまう。
何でもかんでもMLBのルールに従うのはどうかと思う。
衝突接触プレーで怪我するのは明らかに多くはラフプレーからだと思う。
MLBは世界各国から選手が集まって来ている。
国は違うし知り合いでもなければしがらみも繋がりもない選手の集まり。当然ちょっとしたことで乱闘が勃発する訳だ。
しかしNPBの国内選手間は昔に比べれば選手同士、出身地だったり、出身学校であったり、元チームメイトであったりと何かしら繋がりあるなど良くも悪くも仲が良い為、無茶なプレーはしない。
(今は衝突接触から怪我や乱闘になるのは決まって外人が絡んでいる程度)
上記の高木豊さんのコメントの様に、上手く友達関係が築けなかったのは別として。
故意でやってれば第3者は分かるはず。悪質プレーはその都度、審判が判断して裁定を下せば良い。
野球の醍醐味が次々とルール改正により見られなくなるのは非常に残念でならない。
また、それによりプレーが止まりゲームの流れが変わってしまうのは見てるファンは冷めてしまう。
来季またひとつプロの技が見れなくなるのは残念でならない。
PS.こんな意味のないルールに縛られなかった頃のプロ野球は本当に楽しくまた面白かった。
先日もシーズンオフ恒例の『プロ野球珍プレー好プレー』が放映されたが、珍プレーにしても好プレーにしても、一昔の頃のシーンばかりがリピートされるのは、やはりあの頃は見ても楽しかったし、また凄いプレプレーを見せてくれてた。
選手は大変だが乱闘も楽しかった。
ルール改正もひとつの型にはめてしまいたいのは時代流れなのか?
そんな流れからか、個性や独創性のある選手が本当に少なくなった。
どんどんプロ野球がつまんなくなる・・・
今年、大リーグでルール変更があった。
日本でも来年1月に開かれるプロ、アマ合同の規則委員会で公認野球規則が改定される。具体的な運用方法は各競技団体に委ねられ、日本野球機構(NPB)が検討を進めている。
大リーグでは、これまで併殺崩しを狙った二塁ベース付近での危険なプレーでけが人が出ており、今季からこのルールが導入された。危険なスライディングと判断された場合、走者と打者の両方がアウトとなると言うルールだ。
今年4月の日本ハムxソフトバンク(東京ドーム)で、ソフトバンク・川島内野手が二塁塁上でスライディングを受け負傷。ソフトバンクは危険なプレーとして、NPBに意見書を提出した。
"ソフトバンク 日本ハム 田中賢介の“危険走塁”で意見書提出へ" を YouTube で見る
※YouTubeお借りしました。
野球解説者の張本氏が、レギュラーコメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」の人気コーナー「週刊御意見番スポーツ」で今季から導入された野球の塁上ブロックを禁止する「コリジョン(衝突)ルール」に「喝!」を入れた。
VTRで日米の守備妨害に対する見識の違いを比べながら、併殺を阻止しようとする走者に「ランナーはそうするもの。格闘技なんですから」と守備側でなく、走者側の行為を支持。
米国ではこうした行為を守備妨害として、走者、打者ともにアウトになった例を示したが、「びっくり。スポーツはケガが付きものなんだ。こんなことをしていたら、つまらなくなる。喝だ!」と切り捨てた。
スポーツニュース記事でこんなこと書いてた。
◆岩村明憲の目
野手は子供の頃から併殺崩しを教えられて育っている。例えばホームゲッツーの場合、三塁走者は捕手が投げづらくなるように足の間にスライディングするよう教えられた。だから、あれがいいとも悪いとも言えない。それで入る1点がすごく大きな時もあるし、故意か故意じゃないかの判断は難しいと思う。
けがをした身からすると、あのスライディングはやらない方がいいと思う部分もあるけど、走者としては、しないと点が入らない時もある。気持ちは分からなくもない。スパイクの刃を上げるのはルール違反だけど、周りが見て「ベースに行ってたな」というのであれば、しょうがないのかなと思う。自分も実際、けがで野球人生が少し狂った部分もあるけど、走者を恨むわけでもない。二塁にコンバートされた時点で、そういうこともあると思ってた。
コリジョンルールも(走者の危険な)タックルだけを禁止にすればいい。あまりにも「けがをしないように」ってやってると、見てるファンもつまらないんじゃないかな。イチローさんがすごいのは、そういうこと(接触プレーによる故障)がないところ。逃げてるんじゃなく、そうならないスピードを持っている。技術を上げることが先。ルールができるのはいいことだけど、守備の技術は上がらなくなる。
けが人が出過ぎると(試合の)レベルが落ちるというのもあるが、かわす技術を高めるのも選手の役目。そこまで取り締まっても…、とも思う。(ルール化は)100%賛成とも言えないし、100%反対とも言えない。技術のあるNPBの審判なら(臨機応変な)判断はできると思う。もう少し議論を重ねた方がいい。(ルートインBCリーグ・福島ホープス選手兼任監督、球団代表)
◆高木豊の目
そもそも、二塁へのスライディングが禁止になっていないのだから、なんら問題はないと思う。田中賢にとっては正当な行為。足を払いにいっているが、上体はベースに行っている。素晴らしいスライディングだった。川島もよけないといけなかった。ただ、あの場合は、川島がホームを向いていたのを見て、審判が守備妨害を取らなくてはいけなかったのではないだろうか。審判の判断力が問われるケースだった。
昔は走者をよける守備練習もしたし、(野手の)足を払う走塁練習もした。すね当てをつけて守ったことも。コーチには、ギリギリのタイミングだったら「足を犠牲にしろ」と言われていた。今回の当事者は2人とも二塁手だけど、昔は内野手同士は激しくいかなかった。うまく友達関係を築けてなかったんじゃないかな(笑い)。
私がDeNAのヘッドコーチ時代、手を挙げて二塁に滑り込んだ走者が守備妨害を取られたことがあった。今回も非常に難しいケースだったと思うが、川島がホームを見ていたことを(審判が)考えたら、判定は変わったかもしれない。審判の質、センスが問われてくると思う。
日本でもルールが採用されそうだが、あまりルールで縛ることはしてほしくない。なんでもがんじがらめにすると、野球がつまらなくなる。ああいうプレーも、プロのひとつのプレー。格闘技の要素もなければ、お客さんもつまらない。あとは、審判がどういう判断をするかに任せればいい。ルールの中であれば何をしても構わない、ぐらいの方が面白い。(野球解説者)
◆金村義明の目
個人的には大騒ぎするプレーではなく、普通のプレーだと思う。僕たちは(併殺を)崩しにいかないと怒られる時代に育った。田中賢も勝手に体が反応したんだろう。スパイクの刃を向けるのはダメだけど、足を払いにいくのはいいと思う。ラフプレーとの紙一重ではあるけど、昔はナイスプレーと称賛されたもの。
全部ルール化するのもどうかなと。コリジョンルールにも反対。昔は併殺の際、(一塁に送球する)野手は「一塁走者の顔目がけて投げろ」と言われていたぐらい。プロなんだから、せめぎ合う中で激しいプレーが生まれる。なんのために審判がいるのか。マートン(前阪神)のようなタックルをやった選手は、そのつど審判が判断して退場にしたらいい。審判裁定に任せればいいと思う。(スポーツ報知評論家)
※以上、ネットニュースより
プロ野球OB3人の意見はこんな感じ。
今まで当たり前のプレーが禁止事項となってしまう。
見てるファンも楽しくない。
コリジョンも併殺崩しも、どちらも非常に緊迫した場面であればある程、判定でゲームが止まり、また判定の結果でゲームが大きく左右されてしまう。
何でもかんでもMLBのルールに従うのはどうかと思う。
衝突接触プレーで怪我するのは明らかに多くはラフプレーからだと思う。
MLBは世界各国から選手が集まって来ている。
国は違うし知り合いでもなければしがらみも繋がりもない選手の集まり。当然ちょっとしたことで乱闘が勃発する訳だ。
しかしNPBの国内選手間は昔に比べれば選手同士、出身地だったり、出身学校であったり、元チームメイトであったりと何かしら繋がりあるなど良くも悪くも仲が良い為、無茶なプレーはしない。
(今は衝突接触から怪我や乱闘になるのは決まって外人が絡んでいる程度)
上記の高木豊さんのコメントの様に、上手く友達関係が築けなかったのは別として。
故意でやってれば第3者は分かるはず。悪質プレーはその都度、審判が判断して裁定を下せば良い。
野球の醍醐味が次々とルール改正により見られなくなるのは非常に残念でならない。
また、それによりプレーが止まりゲームの流れが変わってしまうのは見てるファンは冷めてしまう。
来季またひとつプロの技が見れなくなるのは残念でならない。
PS.こんな意味のないルールに縛られなかった頃のプロ野球は本当に楽しくまた面白かった。
先日もシーズンオフ恒例の『プロ野球珍プレー好プレー』が放映されたが、珍プレーにしても好プレーにしても、一昔の頃のシーンばかりがリピートされるのは、やはりあの頃は見ても楽しかったし、また凄いプレプレーを見せてくれてた。
選手は大変だが乱闘も楽しかった。
ルール改正もひとつの型にはめてしまいたいのは時代流れなのか?
そんな流れからか、個性や独創性のある選手が本当に少なくなった。
どんどんプロ野球がつまんなくなる・・・