大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

丹生官省符神社

2010年05月11日 | 和歌山県
慈尊院の境内から南(高野山)の方角に急な石段が続いていた。
その石段は,「丹生官省符神社」へと続いているという。
またまた「丹生」と名のつく神社との出会い!
少しワクワク・・・
世界遺産「丹生官省符神社」は,弘仁七年(816)弘法大師(空海)によって創建されたお社。
高野山登山の際は、丹生官省符神社にて登山の奉告と道中の安全を祈願する。
空海は、真言密教修法の道場の根本地を求めて東寺(京都 )を出で立ち各地を行脚され,途中大和国宇智郡に入られた時、一人の気高い猟師に出会い高野という山上の霊地のあることを教えられたという。
(昔,どこかで聞いた話や・・・
この話は,以前,このブログに登場した大和五條にある犬飼山でのこと?)
猟師は従えていた白・黒二頭の犬を放たれ,空海を高野山へと導かれた。
空海は、此の処を教えくださった猟師は、神さまが姿を猟師に現 し狩場明神となり神託として一山を与え下さったものであると想念の内に感得された。
その事を嵯峨天皇に上奏し、天皇は深く感銘され、高野山を空海に下賜されたという。
狩場明神の尊い導きにより開山することができた高野山金剛峯寺。
仏教・真言密教の布教の基となった狩場明神との運命的な出会い。
空海はその思いを政所として慈尊院を開いたとき、参道中央正面上壇に丹生高野明神社(現丹生官省符神社)を創建奉祀され、諸天善神への祈願地としてこの地を天と神に通じる地、即ち神通寺の壇とし、慈氏寺の壇と併せて萬年山慈尊院と称されたという。
「写真;丹生官省符神社」






























コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 慈尊院の乳房型絵馬 | トップ | 高野町石道 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

和歌山県」カテゴリの最新記事