先日は葛城の道にある「葛木坐火雷神社」へ。
この神社のイチイガシ林は、奈良県指定天然記念物である。
『奈良県版レッドデータブック』を読んで,以前からこの杜に行きたいと思ってた。
創建の年代は不詳であるが、社伝では神代とも神武天皇の御代とも伝える。
文献の初出は『文徳天皇実録』の仁寿2年(852年)4月、正三位の神階を授けるという記述がある。
延喜式神名帳では「大和国忍海郡 葛木坐火雷神社二座」と記載され、名神大社に列し、月次・相嘗・新嘗の幣帛に預ると記されている。
しかし、これ以降、葛木坐火雷神社についての記述は見られなくなるという。
社伝では、平安時代に社勢が衰え、当地にあった笛吹神社の末社になったと伝える。
笛吹神社は、当地を拠点とした笛吹連によって作られた神社とみられる。
祭神の天香山命は笛吹連の祖神である。
本殿の背後に古墳があり、笛吹連の祖・櫂子の父である建多析命の墓であると伝えられている。
1874年(明治7年)、笛吹神社の末社であった火雷社を笛吹神社に合祀し、社名を「葛木坐火雷神社」に改め、郷社に列格した。
@露國製「加農攻守城砲」
拝殿下の境内には、明治37~8年に行われた日露戦争の勝利品として、明治42年6月政府から当神社に奉献された露国製の「加農攻守城砲」が置かれている。
@笛吹神社古墳
本殿の斜め後方に県指定史跡で、横穴式の「笛吹神社古墳」がある。
直径26m、石室の全長11.1m、玄室の長さ6mで、内部に古式の家形石棺が安置され、この付近で最大の横穴式石室である。
また、これに続く丘陵にも75基の古墳があって「笛吹古墳群」と称す。
@県天然「笛吹神社のイチイガシ林」
「笛吹神社」の境内には「イチイガシ」の巨樹が植わっているが、元々奈良盆地周辺の極相が、イチイガシ林で、こうした地域は人々の生活領域でもあり、奈良県では古くから開けた所であった。そうした中で「笛吹神社」の社そうは、海抜170m前後の扇状地に残され、「イチイガシ」の巨樹は、鳥居の側と、社の南側にあり、その中でも社殿に向かって右側の「イチイガシ」が、境内では最も大きく、崖縁にもかかわらず、がっしりと根を下ろしており、樹高22m、幹周り3.8m、推定樹齢400年で、周りの低木層も後続樹としてイチイガシが優占して、他にアオキ、ヤブツバキ、アラカシ等も多く植わっている。「笛吹神社イチイガシ林」は、奈良県指定天然記念物。
この神社のイチイガシ林は、奈良県指定天然記念物である。
『奈良県版レッドデータブック』を読んで,以前からこの杜に行きたいと思ってた。
創建の年代は不詳であるが、社伝では神代とも神武天皇の御代とも伝える。
文献の初出は『文徳天皇実録』の仁寿2年(852年)4月、正三位の神階を授けるという記述がある。
延喜式神名帳では「大和国忍海郡 葛木坐火雷神社二座」と記載され、名神大社に列し、月次・相嘗・新嘗の幣帛に預ると記されている。
しかし、これ以降、葛木坐火雷神社についての記述は見られなくなるという。
社伝では、平安時代に社勢が衰え、当地にあった笛吹神社の末社になったと伝える。
笛吹神社は、当地を拠点とした笛吹連によって作られた神社とみられる。
祭神の天香山命は笛吹連の祖神である。
本殿の背後に古墳があり、笛吹連の祖・櫂子の父である建多析命の墓であると伝えられている。
1874年(明治7年)、笛吹神社の末社であった火雷社を笛吹神社に合祀し、社名を「葛木坐火雷神社」に改め、郷社に列格した。
@露國製「加農攻守城砲」
拝殿下の境内には、明治37~8年に行われた日露戦争の勝利品として、明治42年6月政府から当神社に奉献された露国製の「加農攻守城砲」が置かれている。
@笛吹神社古墳
本殿の斜め後方に県指定史跡で、横穴式の「笛吹神社古墳」がある。
直径26m、石室の全長11.1m、玄室の長さ6mで、内部に古式の家形石棺が安置され、この付近で最大の横穴式石室である。
また、これに続く丘陵にも75基の古墳があって「笛吹古墳群」と称す。
@県天然「笛吹神社のイチイガシ林」
「笛吹神社」の境内には「イチイガシ」の巨樹が植わっているが、元々奈良盆地周辺の極相が、イチイガシ林で、こうした地域は人々の生活領域でもあり、奈良県では古くから開けた所であった。そうした中で「笛吹神社」の社そうは、海抜170m前後の扇状地に残され、「イチイガシ」の巨樹は、鳥居の側と、社の南側にあり、その中でも社殿に向かって右側の「イチイガシ」が、境内では最も大きく、崖縁にもかかわらず、がっしりと根を下ろしており、樹高22m、幹周り3.8m、推定樹齢400年で、周りの低木層も後続樹としてイチイガシが優占して、他にアオキ、ヤブツバキ、アラカシ等も多く植わっている。「笛吹神社イチイガシ林」は、奈良県指定天然記念物。
年ばかり取っていても難しいです。
奈良県には重要文化財的な建立物が沢山あるのでしょうね。
イチイガシの巨木は
ご利益がありそうなので、私の分まで拝んでおいて下さい。
この神社は「かつらきいますほのいかづちじんじゃ」と呼びます。
そうですねぇ~
奈良にはいろんな文化財があって,このブログにほぼ毎日書いているんですが,まだまだ書けそうですね。
でも・・・
書くのが無くなったら,何を書けばいいでしょうかね?
『奈良県版レッドデータブック』に載っていた森を歩いてみたかったのですが,
古墳の柵に阻まれて・・・
「笛吹神社イチイガシ林」もっとじっくり観察してみたかったです!
葛(桂・葵)と火雷様といえば賀茂とも関係あるのでしょうか?
この辺りも,古代葛城氏の本拠地やったかも?
大和朝廷との勢力争いの結果,
この盆地を去っていったのでしょうか?