うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

定期入れ バック トゥー ミー

2008-02-29 | Weblog
コートのポケットはちいさくて、ふたつしかないのに
鍵と携帯と、小銭入れと定期入れを入れている。

それを手袋をはめた手で出し入れするからいけないのだ。

昨年も、朝、女子高校生から
「あの・・・落とされた方でしょうか」
とおずおずと電話をもらい、


そして今日も
だめもとで行った派出所で
「われわれ警らからもどったら、デスクにポンと置いてあったんですよ」
と言われた。なんて波乱万丈の定期入れ。拾ってくださった方、ありがとうございます!!感謝です。


うれしくて、自転車で小田原警察まで走っていき、
名前書いてハンコ押して受け取って、
ついでに市役所に行って
印鑑登録の停止手続きを解除して(定期入れにいれっぱなしだった)

ついでに議会ものぞいちゃおう、と思ったけど
ちょうど休憩中だったので、あきらめて、
また自転車で帰った。

風があたたかくて、きもちよかった。春だ。
いつか花粉症になる前に、この喜びはたくさんあじわっておこう。


あららー

2008-02-27 | Weblog
猫をねこかわいがりしながら
「鳥かいたい。鳥かいたい。」
といっていた娘も、

洗濯物かごを背負い、幼稚園のときもらった聖書をもちながら
「僕金次郎」
と部屋じゅう練り歩いていた息子も、

さっきから、お腹こわして。

静かに笑う。走らずに歩いてる。




添い寝、添い乳

2008-02-23 | Weblog
わたしが生まれたころは、薦められない時代だったようで。
100%粉ミルクで育ちました。

お母さんのおっぱいのんでみたかったなー、
なんてね。
友人が、わたしの母乳を飲んでみたいと言ったので
コップに入れてやり、彼女が飲んだときは
「気持ち悪い」と思いました。豪胆なひとです。

子どもが生まれたときは
とくに期待もしていなかったのに
熱がでて寒気がするほど乳が製造されました。

おかげで二人の子らは、それぞれ1年半と3年、
添い寝、添い乳を日課として暮らしたのです。


だからってすごい情緒が安定してるとか、
絆がしっかりできるとか、
そんなことないと思うしね・・
いい加減な母ですから。


くっついてると気持ちよくて、安定するのは、母のほうかもしれません。
ちいさくて、つるつるで、すべすべで、
わたしを一番愛してくれる存在。

六ヶ所村ラプソディーと藤村さんのお話。

2008-02-23 | Weblog
「愉しく原発は減らしていくことができます」
と藤村靖之さんは言いました。

タウンセンターマロニエで「六ヶ所村ラプソディー」の上映会があり、行きました。

原子力発電でうまれる使用済み核燃料から、
ウランやプルトニウムをとりだして再利用するための再処理工場は、いよいよ本格稼動するそうです。
そんなこと最近まで知りませんでした。

もしこれが稼動を始めれば、一日で原発1年分の放射能を空に、海にばらまくのです。
地元の農作物は?魚は?

「いくら反対したって、できちゃったものは仕方ない」
「わたし一人が反対、反対って言ったって」
「国がやることだもの」
「仕事があるから」


人々を覆うのは無力感、あきらめ。
または職につけることや、経済の発展への期待。

地域経済への利権をちらつかせて、
そこに住む人たちに選択をせまり、分断をうみ、
反対するひとはどんどん減っていく。

基地の問題と一緒だ・・。
でもここで働いている「必要だ」と言っているひとたちに
「やめて、反対して」といえない・・。
だって、うちも電気つかってるし・・。


だけど、命も環境も大事なんだ。
どうしたらいいのだー
と思っていると、はじめの言葉。



発明家の藤村靖之さんは、非電化工房の代表で、
電気をつかわないさまざまなモノを発明されています。

除湿機、掃除機、冷蔵庫・・・。

修道院の非電化野菜貯蔵庫をつくるワークショップの過程を、
写真を上映しながらわかりやすく紹介してくれました。

ススキのわら、地元の土、漆喰で壁をつくり、通気性をよくし、
使い終わったペットボトルに水を入れ保冷剤の代わりに使用します。
電気を使わずに湿気を逃がし、空気を放出する仕組みがたくみに施されたこの倉庫は
しかし見た目はとっても美しい家なのです。住みたい。


「愉しく原発を減らす方法」が披露されました。
藤村さんのつくった単位
1GP・・原発1基が1年に供給するエネルギー(50億kw/時/年)
日本は1年に202GP使っているそうです。そのうち50GPは、原発50基からでています。

これで計算すると、
照明10GP、TV10GP。
電気ポットは3GP。
電気炊飯器は2.5GP。
電気掃除機2GP。
みんなが電気ポットやめるだけで3基減らせるんです。おどろき。


つまり、みんながすこしずつ照明をひかえ、TVを消し、
電気ポットを使わず、圧力なべでご飯を炊き(土鍋でもいいよね)、
ホウキを使えば、未来はすこし、変わる!かも。

圧倒的な力の前に、屈するほうが楽。「中立」と言ってなにもしないのが楽。
なんでもそう。

わたしひとりがやったって、とつい思うのは当たり前。
でも、選ばないと。

夫がうしろでこどもたちに言っています。
「お父さんたち、君たちになにか道すじをつけないと」

こどもたちはわたしに言います。
「ママ、パソコンやめないと」

わたしはこどもたちに言います。
「もう寝ないと」







over 8000!

2008-02-20 | Weblog
日曜日で終了した署名は、

今日も郵送や、持ちこみで少しずつ数をふやし、

ついに8001筆に到達しました。


160000にん 割る 8001にん。


19.9にんに、ひとりです。うれしすぎます。

このなかには、
小田原市外のひとも、未成年のひとも含まれています。
住所を思い出せなくてかけなかったひとも、
住所がないひとも、含まれています。

だから、選挙管理委員会にははねられてしまうのですが、
でもでも、わたしたちにとっては大事な、大事な1筆です。


署名簿を持ち歩いて、あちこちの知人をまわって集めたひと。

毎日スーパーの前に立って
「もうしたわよ」と言われながら集めたひと。

喫茶店でちかくに座った女性たちが
「無防備」について話し合っているのをきいたひと。

何日かおきにすこしずつ署名簿を届けてくれたひと。



「のちの世代のために」と署名してくれた、わたしの母とおなじくらいの女性。

「無防備。いい言葉です。」と言ってくれた、腰のまがった男性。

「こんな条例、できたらいいっすね」と言って笑った若い男性。

「もうしましたか?」とお客さんにきいてくれたスーパーの店長。

「無防備でいいわけないだろ」と通り過ぎた男性。

「防備がないと、不安です」と言った女性。

「わたしは特攻隊の生き残りで、靖国にもいく人間ですので、
署名はもうしわけないですができません」と言った、杖をついた男性。



一人ひとりを思い出せます。


これだけ多くのひとが、
氏名、生年月日、印鑑、捺印を伴う重い署名をしてくれて、
してくれなかったひとの心にも、ぽーんときっかけを投げ込むことができた、
これは誰かの言葉を借りれば
「事件」な1ヶ月だったのです。

なにか大きなうねりが巻き起こるとか、
市民が目にみえる大きな行動をおこすとか、
そんな派手なことはないと思うのだけど

でも静かに、なにかが、心の奥底にのこる
わたしはそう信じます。



いつか軍備をもたないことがあたりまえになって、
「そんな運動もあったね。あのときは軍備をもつことが当然と思ってたよ」
なーんて日がくる。

ぜったいくる。
夢をみるのは自由だ。わたしはそれを信じます。











「ぬくもり」

2008-02-14 | Weblog
娘の辞典には

ぬくもり(名)

わずかに感じられる暖かさ。ぬくみ。

とあります。


きっと感じているときより、
あとで思い出しているときのほうが、
ぬくみはつよいとおもいます。

精神的にも。

あと4日!!

2008-02-13 | Weblog
5000筆をこえました。
小田原の有権者の方、約32人にひとりが署名してくれた計算になります。

今日はまちに立ったのは女性ばかり。
みんなこんなかんじ。でもめげません。

「お金もらってるの?」といわれたひとがいるのですが、
こんな寒くて風の強い日に立っているので、そう思われるのかもしれませんが、
みんな、まったくのボランティア、自発的意思です。

ほんとうに、友人が「あほがそろったからできた」といいましたが、
そのとおりなんです。

ワンダフルワールド

2008-02-10 | Weblog
今日もこどもたちを、
友人がころげまわって遊んでくれたり、
べつの友人が映画に連れてってくれたり、
夫が夕飯をつくってみていてくれたり、

そんな手助けで、わたしは働けた。

みんなの力のおかげで、わたしはがんばれている。




こどもたちは「アース」を観にいった。

「しろくま、かわいそうだった。なんにちも食べられないんだよ。
 にんげんってばかだね」



友人にもらった田中優さんの講演のまとめ

「・・・二酸化炭素を減らすため、燃費1リットル/24kの車で走っていても、
隣を1リットル/250mしか走らない装甲車が走り、
レジ袋いりません!と言っている上空をF15戦闘機が全速力で飛んでいく。
これは8時間飛び続けたら日本人が生まれて死ぬまでの二酸化炭素を放出します。

軍事を放置しての地球温暖化防止は本当にむなしいのです。地球温暖化防止には、
戦争をやめさせ軍事費を出させないことが必要なのです。」



昨日の前田朗さんのお話。

「世界4位、5位を争う軍事費をつかう日本が「平和国家だもんね」という。
こんな奇妙な平和意識をもつこの国が、ほんとうに疑問におもいます」



「・・・けっきょく、にんげんは、せんそうをやめることができないで、
ちきゅうといっしょにほろびたの」

「ふーん、にんげんって、ばかだね」

なんて、宇宙人の親子のおはなしになるのでしょうか。