うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

甲状腺をしらべなさい

2013-01-29 | Weblog
奈良の民医連という団体が、ひばく健診をしてくれると友人が教えてくれたので
12月は子どもたちが受け、1月はわたしが受けてきました。


先日その結果が送られてきたのですが、3人とも、甲状腺にのう胞がみつかりました。
定期的に検査を受けることをすすめられています。




2012年5月18日の中日新聞の記事で「福島の子 3割以上“良性”のう胞 甲状腺検査で不安は消えず」というものがありました。


18歳以下の子供を対象にした甲状腺検査で38000人ほどの子供が検査を受けました。
この甲状腺検査は4段階に分かれています。

A判定①→しこりやのう胞がみつからなかったもの
A判定②→5mm以下のしこり、20mm以下ののう胞がみつかったもの
B判定 →5mm以上のしこり、20mm以上ののう胞がみつかったもの
C判定 →甲状腺の状態からして二次検査が必要なもの


この4つです。
約4万人の対象者のうち約35%、13500人ほどがA判定②の判定を受けました。

これは一般的にみて異常なことなのだそうです。



わたしたちも、A判定②。




子どもたちは小さく、数も少ないのですが、それでも心配。
わたしは大きめのが何個も出来ていました。
薬でもカフェインでも食あたりでも、つきあいがいい、というか、身体の感受性が強いわたしらしいなあ、と妙に納得。
お酒には強いのに。




福島では、山下俊一の通達で、のう胞のできている子の家庭に手紙1枚で「2次検査の必要はありません」と送られてきたそう。
「次回の検査を受けるまでの間に自覚症状が出現しない限り、追加検査は必要がない」の言葉。
これはどういうことなのでしょうか。
自覚症状がでてから統計をとって、またなにかの賞をもらうつもりなのでしょうか。ABCCとよく似ていますね。

福島だけではありません。
民医連のような良心的な団体はまれで、被ばくのことはまったくスルー、ノータッチの医師のなんと多いことか。


とにかく、福島の子達は定期的に検査を受けさせてほしい。
本当はそれより前に安全な場所で暮らさせてほしい。




そして、あなたも、甲状腺調べてください。
自分の身体の状態を把握しておくことは、これからもっと重要になります。
早く見つけておけば、重症になる前に対策をとることができるのです。



もう、311の前と同じような生活は送れないのです。
平穏に、おだやかに暮らしたい気持ちはわかります。

でも、大切なあなたにはわかってほしい。


わたしたちはじわじわ殺されているのです。国に。東電に。マスコミに。













受験おわた

2013-01-28 | Weblog
昨日は介護福祉士の国家試験でした。

車酔いのような脳貧血のような浮遊した感覚は相変わらずで、
ふわふわしながらキンテツ、チカテツ乗り継いで行ってきました。


海を埋め立てて作ったらしい。
みなとみらいとか、幕張とか、あんなイメージ。

大きなビルばかりで、海風が強くって人の住んでる気配のしないところ。



駅を降りて
ひたすら受験票に示された建物を目指すのです。ものすごい人の波。
みんな受験するんだよ。


インテックス大阪。
いかにもハコモノっぽい展示場だか、会議場みたいなところ。
もうスモーカーたちはがまんできず、周辺のあちこちでタバコタイム。

関東から比べるとこの喫煙者のメジャーさには本当にびっくりします。




煙をくぐりぬけて、受験番号を見ながら会場を探すのですが
とにかく広い。

入る前にトイレ、と思ったら人気アトラクション並みに並んでいました。
これ、1時間待ちですか?
なんで個室2,3個しかないんですか??


しばらく並んでいると、近くに工事現場にあるような簡易トイレが20個くらい置かれているのに気付きました。
そちらのほうが列が短かったのでそっちに並びなおしたのですが、それでも15分は並びました。


国家試験ってこんななの?



「説明が始まります」との放送にあわてて会場にたどり着けば
だだっぴろい体育館みたいなところにシートを敷いて
会議机がだーっと置かれて、パイプ椅子。


えーっと。国家試験てどこもこんなですか。



ほぼ吹きさらしみたい。
「寒いから、ひざ掛けもってったほうがええで」と言われた意味がはじめてわかった。

大学の講義室みたいなところを想像していたわたしは考えが甘いのでしょうか。
受験料1万円って、こんなたくさんの人数が受験して、なにに使われるんでしょうか。


こんな仕打ちに震えながら、緊張に震えながら、気をしっかりもって。


全部で120問。1問1点で、
人間の尊厳と自立
人間関係とコミュニケーション
社会の理解
介護の基本
コミュニケーション技術
生活支援技術
介護過程
発達と老化の理解
障害の理解
こころとからだのしくみ
総合問題

の項目にわかれています。





この問題わかりますか。2問目。




Aさん(84歳、男性)は、「わたしは13歳のとき、発疹が現れ医師の診断を受けたところ
ある感染症にかかっているという理由で、強制的に国立の療養所に入所させられた」と語った。
この入所は、ある感染症の予防法に基づくものであった。
Aさんは、「療養所では、入所した日から本名を使うことができなかった。また、一時帰宅したが、その後の帰宅を両親から断られた」
と続けた。
この法律は1996年(平成8年)に廃止された。

Aさんが罹患した感染症として、正しいものを1つ選びなさい。


1・破傷風(tetanus)
2・コレラ(cholera)
3・痘そう(smallpox)
4・梅毒(syphilis)
5・ハンセン病(Hansen’s disease)




正解はハンセン病なのですが
わたしはこの出題にとても腹をたてました。
国の間違った政策で、ということが一言も書いていないからです。


この人たちが生涯隔離され、差別され
財産はおろか名前もとりあげられ
断種や堕胎手術を強制的に受けさせられ
治療とは名ばかりで実態は患者の面倒を見させられたり労働に奉仕させられたり
あげくの果ては死後も解剖してもいいと同意書を書かせられ、解剖されたあと療養所内の火葬場で焼かれたのです。

一般市民の差別も苛烈だったでしょうが
率先して差別政策を行ったのは国なのです。


「人間の自立と尊厳」の項目で出題されているなら
もっとこの人たちが踏みにじられたのはなぜなのか、誰のせいなのか
人間性の回復にむけて歩んだ彼らにどれほどの苦難があったのか書くべきでしょう。


たかが受験問題かもしれません。
そこまで求めるのはおかしいのかもしれません。


でもこの文章には人を突き放す響きを感じたのです。
まるでこの隔離された感染症がたんなる現象のように。
人間味も反省もない冷たい感触なのでした。



国家試験ってこんなもんかあ、とまた新しい経験でありました。だいきらいだ!







昼休みは冷たい海風を受け、外のベンチで一人冷たいお弁当を食べ
また午後も問題をといて、やれやれと帰って来ました。


あーあ。もう受験勉強しなくていいんだね。うれしいよ~^^




















だらっとしてます

2013-01-17 | Weblog
あいかわらず頭痛に悩まされ、今日もおうちでのほほんとすごしています。



日がな一日蒲団に入っていても、なんともしんどくないということが
やっぱりわたしにとっては異常事態なのでした。





むかしユングおじさんは、40歳は人生の正午だと言ったとか。
わたしいままさに正午でだらっとしてます。


自分の心をのぞけば、いつも小さな女の子が
しゃがんで地面に絵をかいたり、アリの行列を追ったりしているのが見える。


冬のにおいとか、雨のにおいとかが好きで
あしが遅くって、いつもみんなに置いてかれていた子ども。


たぶんこの子どもは、ずっとこのまま。
40年とか、うそでしょーと思う。

もっと社会経済とか、政治とか、お金の動きとか、将来設計とか、起業とかビジネスとか。

って思うけど、
どうして苦手なんだろう。
すっぽり抜けているよ。






子どもたち、こんなお母さんでごめんなさい。
でもわたしはこれからも、あなたたちといっぱい感じて、いっぱい笑って、いっぱい泣く。
そうして、豊かな夕焼けを見るんだ。








雪だいじょうぶですか

2013-01-14 | Weblog
こちらは朝は積もっていましたが
午後からは溶け出し、比較的ぬくいです。


関東は大丈夫ですか???


友達は奈良の山でスリップしてガードレールにぶつかりました・・・・。お怪我なくてなにより。


わたしは薬のおかげで頭痛も熱もおさえられていますが
頭がぼーっとします。

明日も仕事休み。もう1週間も休んじゃったよ。どうしよ。




洗い物をすればお茶碗を割り、
洗濯物を干せばズボンのすそがしわくちゃなまま、
人が寝てる蒲団のうえに食べ物を落とす・・・・などなどやらかしてくれてる息子です。


頭痛で苦しんでいる最中に「ギターのピックあげる♪」と、箱ティッシュの取り出し口の紙片をくれました・・・・。


妙に静かだと思っていると一心不乱になにかしていて
「なにしてんの」ときくと
「国会議事堂かいてんの」と、なにも見ないでそっくりに鉛筆で描いていました。
これはぼくの城。といってまわりに鳥をとまらせたり、議事堂に羽根をはやして飛ばしたりしていました。自由だね。







「ねえ、ママが元気で健康で、毎日働いて家にいないのと、病気でこうして毎日家で寝てるのとどっちがいいのよ」

と聞くとふたりして
「家にいるほー!!」と子猫みたいににゃーと答える。

このへんから鍛えなおさんと。わたしら3人組。








モジモジ先生と、いっしょに考える『がれきと弾圧』にまつわる交流会

2013-01-12 | Weblog
わたしは先週の日曜日からずっと熱と頭痛に悩まされています。
今週はほとんど毎日病院に通っていました。

1軒目では「風邪でもインフルエンザでもない」と笑われて帰され・・・・
友人に「それはおかしいから別の病院に行きなさい」といわれて

次の日行ったところでは血液検査をしてもらい、炎症反応がとても高かったことがわかり。

1日おいて、再び検査をしてもらうと今度は肝臓の数値が基準値の倍になっていました。



まだ原因は特定できていませんが、とにかくすごく弱い毒性をもったウィルスに体がやられてしまっているということです。
だって、いちんち寝てるわたしの上とか横とかに猫みたいにごにょごにょ子どもたちはひっついているけれど(うれしそう)
なんともないんだもん。

ストレスか被ばくかはさておき、免疫アップ!今年はもっとここに重点を置くぞと誓った年始なのでした。
子どもたちは手早く料理を作れるようになりました^^






昨年末に「処分保留」で釈放されましたモジモジ先生が東京で学習会をひらくそうです。
1月27日日曜日、東京です!
お時間ある方はぜひ!


モジモジ先生のわかりやすいお話で、いかに今回のがれき焼却や逮捕が間違ったものか、理解できることまちがいありません。
話し方はソフトで、とてもあたたかいですよ~。


詳細はこちらです。


1がつ5日

2013-01-05 | Weblog
奈良で過ごすお正月でした。
とはいってもぜんぜん気分は年始らしくもなく。


それでも年賀状がきたり
夫や友達がきたり、帰ったりして


また、いつもの日常にもどるわけです。



職場の50代くらいの男性が20代の男性に
「もう成人なんだから、人生設計をしっかりしないと」と話していて
そばにいたわたしに「ね」と同意を求めるので

わたしなんて、3年先も、来年さえ見えませんよ、

と答えたら二人して「えっ」と言っていました。



ああ~海が見たいです。
きれいな海だよ。それはもう見られないよ。