うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

昨日の夕焼け

2009-12-23 | Weblog
仕事帰り。

小田原から小田急に乗っていたら
隣に座ったおじさんが

「ぽほっ!」とか
「うほっ」
「うひょ!」とか言ってて

お酒のにおいスルナー、ご機嫌さんダナーと思いながらも
そちらに顔を向けないでいた。



そしたら、わたしに体をのばして、肩をつんつん、としてきた。



「ほら、みてくれよう
あんなきれいだよー
おれはあんなきれいなの、みたことねえよ」


ほっぺがぴかぴかで、にこにこしてた。
うんうん、とあいづち打って、つきあいでわたしも空をみた。


いつもの夕焼けだよ。
おじさんの心はそのときうれしかったのか、かなしかったのか?



なんかそのあとぐすぐすしてて
突然立ち上がってズボンのポケットを探したりしてた。




わたしはもう降りる駅だ。おじさん、グッドラック!









わすれてないってば

2009-12-18 | Weblog
今朝の夢には
今年なくなった友人が出てきました。


きれいな娘さんを遺して旅立った彼女は、夢の中では、
闘病のためにばっさり切った髪がまた伸びていて
肌の色もよくて。


「若返りましたね」と言うと
当然でしょ?という顔で「そおぉ?」とふふん。


こんなのは、わたしの脳みそが見せる都合のいい幻想でしょう。
でも、ちょっとほっとした。元気でやってるじゃん。



今年は近い人をたくさんなくした。
生まれてきてこんなの初めてってくらい、たくさんのお別れがあった。


みんな女性だった。
病気とたたかっていた。



みんな、笑顔しか思い出せない。
あなたは生きるんですよ、って笑ってる。
笑ってるね。
わすれてないってば。











らしさ

2009-12-16 | Weblog
最近みた映画の宣伝で
「男がほんとうの男だった時代」みたいなことを言ってたので
家に帰って夫に
「女が女だった時代、とかは言わないよね」というと

「女は生まれたときから女だからだ」
と昔誰かが言った様なことを言う。

そうは思わないけどなー。


生まれたときから女だなー、というのは、その女をみた、たぶん男が決めるのだと思う。

わたしが息子の行動をみて
ああ、男(の子)だなーと思うのは、
思考が単純明快だったり、スケールがでかかったり、どーしょもない甘ったれだったりする場面だけど
でもこれだってかなりバイアスがかかった決め付けかもしれない。



男が女を女だなーと思うのは、そういったちょっと微笑を誘うものではなくて
なんだか色気とか、秘めた作戦めいたものとか、男がどきっとするようなことを指しているのじゃないかなーとおもう。




わたしのことを言えば、わたしは母に
「あなたは色気がないから・・・。でもきっと結婚できるよ、だいじょうぶ」
と思春期頃からずいぶん言われてきたのであって
(なぜそんなことを言ったのか不明だけど、言われるとかえって不安になった)


それで、やっぱりずっとさえなくて、女になんかなるもんか~!と思い続けてきたので
けっして生まれたときから女であるなんて嘘だとおもってる。

いま思えば、女は男に選ばれることが幸せという考えを母が娘に教える、の図だったとおもう。


夫は
「男の中の男だけど」という歌をきけば「いーなー!」と言い、

寅さんの映画をみて、男たちが茶の間で飲んで笑って、女たちが台所で固まって炊事をしながら笑っているのをみれば
「いーなー!」という。



あこがれてるんだよね。そういうのに。

男女平等とは言うけれど、今はでもやっぱり男社会で
女子どもを養わなけりゃ一人前と認められず、不安で孤独で
生きづらいから「いーなー!」がでちゃうのかな。



別にいいじゃん!男らしさなんかいらないよ!というメッセージを私なりに送っているが
社会的には稼ぎ頭で世帯主である体面や、なにより男らしさが必要とされない中で男として生きることに、
なんとも居心地の悪さを感じているのだ。きっと。


この生きづらさをなくすには、どうしたらいいんでしょうね?





槙の実

2009-12-12 | Weblog
さっき、本と厚揚げといっしょに友だちが届けてくれました。

なんでこんなペアになって、色がちがうの。かわいいね。

赤いところは実がじゅくじゅくして、皮が破れているのもあります。

舐めたら、甘かったです。