うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

ダウナー系

2009-03-25 | Weblog
娘がかきました。
子どもたちは明日から春休みです。


娘が「もういらない」と学校から「心のノート」を持ち帰ってきたので、
「ママそれ嫌いだから捨てていいよ」と言ったものの、ちょっと気になって開きました。

全部で104ページ。

・・・・・・・


「このノートは、あなたが「自分」を大きくそだてるための心づよい友だち。」
だそうで、


かがやく自分になろう
人とともに生きよう
いのちを感じよう
みんなと気持ちよくすごそう


といった4つのテーマにわかれています。


かがやく・・・の中には
「あこがれのスポーツ選手に学ぼう」
「あやまちをたからとしよう」
「今よりよくなりたいという心をもとう」
「勇気を出せるわたしになろう」「なぜ勇気を出せないのだろう」
「すなおな心・・・心が明るくなる」
「・・・どうしていつも明るい顔をしていることができるのでしょう。
それは、いつも、心のつな引きをして、正直な気持ちでいようと心がけているからです」
「正直な人をさがそう」


人とともに・・・のなかには
「礼ぎー形を大切にして心をかよわせ合う」
「礼ぎ正しいわたしをめざしてゴー」
「親切はみんなの喜び」
「もっとたくさんの友だちをつくるために もっと友だちと仲よくなるために
どうすればいいのでしょう」
「みんなの中で自分を生かそう」


いのちを・・・のなかには
「生きているってどんなこと もっとよくなりたいという心をもっていることかな
人の役に立つことができることかな」
「一生けんめい生きるとは、思いきり取り組むこと」
「自然の美しさにふれて」
「人の心の美しさにふれて」
「たったひとつのわたしのいのち だからかがやいて生きる」


みんなと・・・のなかには
「どんなときでもやくそくやきまりを大切にする・・・これが人間のすばらしさです」
「みんなのために流すあせはとても美しい」
「家族といっしょに楽しいひととき」
「わたしたちの心を育ててくれるふるさと
あなたが今、住んでいるところがふるさとです。ふるさとは一生あなたをはげましてくれます」
「心に残るふるさとを文や絵などで表してみましょう」

・・・・・・・・


あー、長くてごめんなさい。ざっとこんな感じです。
一言でいえば「もー、ウルチャーイ!」


こんなのまじめにやらないでね、と笑えるわたしと、
読めば読むほど落ち込んでいく、小学生のときのわたしがいます。



「ネアカ」「ネクラ」という言葉がはやり始めたころ、
「ネクラ」と呼ばれてクラスじゅうに笑われた日から(先生も傍観してたんだよ)
わたしはそういう役割でここで生きていくんだ、と
ネクラな思春期街道をひた走ることになったわたし・・・。



抑圧をはね返す根性もなく、自分を自分で追い詰めていたときの気持ち。
そんな小学生の目でこのノートを読むと、どんどん自分がきらいになる。

スポーツきらいだし。
勇気ないし。
明るくないし。
思い切り取り組めないあたしは悪い子だ。
ふるさとって、いじわるな人がたくさんいるとこだし。
どうせわたしはだめなんだよね。という気持ちになる。



なぜ「あなたはあなたのままでいいんだよ!」ってどこにも書いてないんだろう。
「だめだっていいんだよ!」ってさ。




社会も大人たちも、すさんで汚れて、希望や未来なんてないような気分でいる中
ただお題目みたいに子どもたちにだけ
「もっとがんばれ、もっと自分をたかめて」
なんて、よく言えたもんだ。子どもはちゃんとみてるよ。



あと、すごく気になったのは
「わたしたちの国の文化に親しもう」というので
「日本の国の人々が昔からずっと親しんできたものには、次のようなものがあります」として

着ているもの 和服
住んでいる部屋 和室
食べているもの 和食  と列記しています。

行事の紹介では、正月、七夕、盆、秋祭り、七五三とあり、

太字で「これらは日本の文化として受けつがれてきました」とあります。


日本って、単一民族なんでしょうか。アイヌの人びとは?
人それぞれの宗教の違い、国籍の違いにはまったく配慮がありません。

「それぞれの国では、それぞれの国の文化が生まれてきています。
日本にもそれらが入ってきています。
外国の人びとや文化にも親しみましょう」


入ってきて・・・ってエラソーに。
わたしの子どもたちのクラスにも、親のどちらかが外国の人という子どもたちがいます。もちろん、宗教だって違います。
かえって差異を浮かびださせることにはならないでしょうか。



ただ娘の持ち帰ってきたこの3,4年生用ノート、ほとんど使われていないようで
書き込み欄が空白だらけでした。

みんな、そんないいこになろうとしないでね!


きょうだいのふしぎ

2009-03-23 | Weblog
小2の息子はきょうは、小学校の卒業式でしたので、9時過ぎに下校してきました。

縁側から空をみて
「竜の頭みたいな雲がある」
と教えてくれました。


小4の娘が12時過ぎに帰宅し、
「竜の巣みたいな雲をみつけたよ」
と言いました。



「竜の巣」とは、映画「天空の城ラピュタ」にでてくる
巨大な積乱雲のカタマリ、だったかな。


けんかばかりしてるけど、なんかつながってるんだね。

雨降りお好み焼き

2009-03-22 | Weblog
息子がかきました。

きょうは友人が家族できて、
大きいお好み焼きを8まいくらい焼いて、みんなで食べた。

あとザーサイと、人参のいためたのと
大根のサラダとつけもの。



この友人と会うときは、春夏秋冬狙いすましたようにいっつも雨だ。

わたしは彼女を雨女じゃないかと思ってるけど
彼女はわたしを雨女だと思ってる、と思う。はは。


本当に
うちへ続くぬかるみの道を抜き足差し足で歩くとか
「もう濡れちゃうから入って」と言われる見送りシーンとか
えんえんと動き続ける車のワイパーとか

そんな記憶しかないんだな。


でも、笑ってる楽しい記憶ばかり。

ぴょんぴょんはるです

2009-03-16 | Weblog
バッタはまだ見ませんが、
きょう娘はアリを見たと言っていました。



日曜日は地球博物館のおまつりに行ってきました。

創立記念祭で、毎年やっているそうです。
博物館の学芸員さん、市民のみなさん総出でお客さんをおもてなし~!
という感じのあたたかな雰囲気のなか

アワビ貝を磨いてアクセサリーにしたり、
竹で笛を作ったり、
シュロの葉でバッタを作ったり、
顕微鏡で黄麹黴や水鳥の羽やゴキブリの顔を見たり、
友だちや家族と一日たのしみました。



土曜日はさかなくんがきたそうです。
300人の定員のところ、3000人以上の応募があったとか。

「色紙が一枚5000円だってよお」
と、シュロバッタを教えてくれたおじさんが言っていました。ほんと?すごい。


わが絵画教室のさかな博士(小5)も、抽選にあたって行けたそうです。よかったね。





土曜日はわたしは、横浜にいました。

駅前の県民センターで、市民活動フェアのようなのがあって、
中帰連のおじいさんもそこで証言するブースを設けていたので手伝いにいったのです。

元731の篠塚さんが千葉からみえる予定でしたが、体調不良でかないませんでした。


2年前の6月に、小田原にお呼びしたときは
東京駅でお迎えの人と会えず、探しようもなくて、
ぞくぞくと会場にお客さんが入っているのに現れず、どうしようと思っていたとき
ひょっこりタクシーから降りていらしてニコニコされていました。

ぎりぎり開演5分前くらいにお会いできたのを覚えています。

15歳で731部隊の少年隊に入隊し、ノミとネズミを使ってペスト菌の培養に関わりました。
井戸や川に投げ込まれた、または散布された菌による犠牲者は数万人とも、数十万人ともいわれています。
殺され、衣食住をうばわれ、伝染病に見舞われた人々の苦しみは想像を絶します。


篠塚さんは戦犯管理所から帰国後、一貫して実名で証言を続けてこられました。


戦争に翻弄され、
謝罪と反戦のために自らの加害証言を、それこそ日本中かけずりまわって続けてきた方たちに、
「もっとがんばって証言を続けてください」
なんて言うのではなくて
本当は
「あとはわたしたちがしっかりやりますから、ゆっくり好きなことして過ごしてください」
と言ってあげたい。


でも、まだまだ心細いんだ。


わたしはしっかりしているか
こんな天気のいいしあわせな日曜日が
もしかして茶色の朝になっていないか


たゆたう

2009-03-10 | Weblog
きょうは中学校の卒業式だったみたい。

何組もの親子とすれちがう正午すぎ。


あたたかな光をあびて

たゆたうように

ぼんやりさまよっているようにみえました。


2009-03-09 | Weblog
これは息子のかいた水晶です。



きのう娘が
「まん丸いべっこう飴があったらいいのにな」
と言いました。

娘の大好物はべっこう飴です。



「純露とかどうかな!」
「純露?」
娘は食べたことないのか。

そこから夫と「思い出の飴」の話で盛り上がりました。



純露は、紅茶味が少なくて、もらえるとうれしかった。
ライオネスコーヒーキャンディーは、りすがTVコマーシャルに出てた。
塩飴は夫は好きだったそう。わたしは食べたことない。
栗飴はわたしは好きじゃなくて、夫は知らなくて
バターボールは夫は苦手で、わたしは知らなかった。


今日ごぼうを買いに入ったスーパーで探したら
塩飴以外はちゃんと並んでました。


純露をみんなでなめました。
パッケージには
「宝石の味・・・純露」とあります。すてき。