うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

支給日

2012-10-31 | Weblog
朝仕事前、のど飴を買いにコンビニに寄ったら
いつもと違ってたくさんの自転車が停まっていた。

入ったらおっちゃんたちがレジに並んで、ガス、電気などの公共料金お支払い中。
いつも暇そうなだらけた若い店員さんたちも、この日ばかりはてきぱき別人みたいだよ。





昼休憩中、ホームセンターのペットコーナーで、飼ってる亀のヒーターを探した。

「ああ、そーやそーや、メダカのえさや」と仲良く二人組でメダカのえさを吟味するおっちゃんたち。
「腹減らしとったら何でもええんや、うちのは」と言いながら楽しそう。

ロシアンブルーの入れられたガラスの前で、89000円の値札を見つめて微動だにしないおっちゃん。





釜を自転車で走ると、あちこちの居酒屋からカラオケの歌声がきこえる。
路上で大声でしゃべってる人も、なんか多いような。妙に元気だな。






今日は銀行振込、または郵便局振込の生活保護の支給日だったのだ。
西成区では4人に1人が生活保護を受給しているそうだ。



「銀行行ったらえげつないことになるで」
と足の不自由な人は今日はよう行かん。



明日は手渡しで支給される人が役所からもらえる日。
西成区役所のワンフロア、人々が長蛇の列をなし、担当のケースワーカーから渡されるそうだ。







訪問介護の合間に、ボランティアで行ってる釜ヶ崎の施設に寄ってみる。
わたしの所属する事業所の社員たちは、わたしが釜に通ってることを知らない。

「あんなとこ、いくとこやない」と言う。




このところの寒さで施設には連日けっこうな人数が集まってぬくまっていたのだけど
今日はがらがら。べつのとこに行くので忙しいのだ。




酒でのんじゃう人もいるし(治療が必要な人多し)、
細かくメモして緻密につかう人もいるし。


いろいろ、いろいろ。



















autumn

2012-10-31 | Weblog
娘がかきました~

なんか自分が子どものころブラウン管に顔をくっつけてみた色彩ににてるな。



急にきた寒さに衣替えも追いつかず(なまけてた)
もともと常時半袖着用の息子とは違って
娘とわたしは「ぬかった。ぶるぶる」といいながら通学、通勤しているのでした。


おはよう。

きょうも一日働こう。
家をでて、そしてまた夜には戻ってこよう。






















昨日のデモ

2012-10-18 | Weblog
仕事が終わったあと、子どもたちと一緒に
反橋下、反原発のデモに行ってきた。


雨だったから参加者は少なかったし
行進の前は激しい雷雨だったのでどうかなと思ったけど

子どもたちはいつのまにかデモ好き人間になっていて
彼女らのやる気に引っ張られて梅田まで歩いた。



すべての原発再稼動反対
大飯原発再稼動反対
広域処理は法律違反

燃やすながれき
がれきはいらない
アスベストいらない
クロムもいらない

ハシモトいらない


子どもをまもれ
移住者まもれ




いつの間にか制服の男性たちがデモをずっと撮影していた。

いままでいろんなデモに出てきたけれど
こんな風景を見たのは初めてだ。


気持ち悪い。






いいな祝島

2012-10-16 | Weblog
小田原の友人が祝島観光の帰り道に30分ほどうちに寄ってくれたよ!

すごくうれしかった。


友人のほうが早くて、帰宅したら、もう居た。
仕事から帰ると誰か大人が待っててくれるのって、安心感いっぱいだなー、

ってそんな話じゃなくて。




友人たちは島の風景を堪能し、月曜デモにも参加してきたのでした。


祝島の人々が、30年反対運動を続けた原発建設計画が今表向きは「中止」になったと言われても
まだまだ油断はできない、という思いで暮らされていることの証のデモだと思います。


養豚の氏本さんと語り合った話や
棚田を作り上げた平さんのお話を聴いた話、
波打ち際の岩についたひじき?をむしって食べた話、
「うしびたい」という野生のいちぢくを食べた話、
猫をたくさん見た話など、短い時間でいろいろ教えてもらいました。


ああ。いきたいなあ。




介護福祉士の試験に合格したらお祝い旅行といきたいものですが
資金難かなあ・・・・。


2010年の記事「祝島にいってきたよ。」












稲刈り&はざ掛け

2012-10-14 | Weblog
小田原に引っ越したばかりの頃、友人に田んぼやらない?と誘われて出会ったのがNさん一家。
田んぼのリーダーをしていました。
わたしたちにお米作りの楽しさを教えてくれた家族です。


震災後、住み慣れた小田原を離れ、今は奈良県の五條で田んぼと畑をやっています。

今日は稲刈りの手伝いに行ってきました。




久しぶりに稲に触れられて、うれしかった。
カマキリもエンマコオロギもカナヘビもクモもイナゴもバッタも久しぶり!大好きだよ~。



しっかりと組まれた竹の棒に、稲を掛けていきます。
7日から10日ほど乾かしたあと、脱穀です。

こちらでNさんが知り合った農業者の人たちも手伝いにきていました。




Nさんはいつも淡々と自分のスタイルを貫いて生活を築いているようにみえます。
(本当はそうじゃないのかもしれないけど、そう見える)

そこが周りの人に信頼される所以だと思います。
いつ会っても変わらない。Nさんも。パートナーの、ニコニコ顔のMさんも。

いいなあ。





ホルモンにゅうもんするんだモン!・テール篇

2012-10-13 | Weblog
ぶつ切りにしてもらってもまだ大きかったです。


水で洗ってから鍋にお湯を沸かしてそこに投入、アクをとりながら10分煮ました。

お湯を全部捨てて、水から煮込みました。


「なんでも入れたらいい」とおじさんは言っていたので
うちにある野菜(じゃがいも、にんじん、ちんげんさい、たまねぎ、みずな)を入れて
にんにくをすりおろして、月桂樹も入れました。



形ある野菜は、みんなぐずぐずになってしまいました。
にんにくは数日煮込んでるうちに味を感じなくなりました。
月桂樹はとても存在感を発揮しました。


やっぱり、おじさんがいつも入れているという豆もやしを入れたら形が残ったのかもしれません。



肉は骨からほろほろとはずれて、やわらかくていい味でした。
牛をこんなに煮込んだの初めてかもしれません。



少し飲んだだけで、体中がほかほかと温まります。

「冬は体ぬくうなるからええんや」
その通り。



牛さんえらい。















ホルモンにゅうもんするんだモン!・ココロ篇

2012-10-11 | Weblog
息子は寒いね~と言いながら今日も薄い浴衣姿で
ワインのビンに巻かれていた網状のふわふわの保護材を頭にかぶって「呪われた王様」と言っています。
王様っていうか頭を怪我して入院してる子どもみたいだよ!



西成区には80年代まで大きな食肉市場があったそうです。
ほかにも民間の小さいのが住宅街にあったらしく
「豚が顔出しとんのや。においと鳴き声が迷惑やいわれていつのまにかのうなった」
と、昔を知るおじいさんは語りました。


そのせいか、鶴見橋商店街には今も多くの肉屋さん、ホルモン屋さんがあります。
春からここで仕事をするようになってから、かねて肉を買いたいと思い続けてきたのです。

秋の涼しい気候になってきたのと、訪問先のおじさんからお気に入りの肉屋さんを教えていただいたのを機に
今日はホルモン入門いたしました。




訪問先のおじさんオススメは、テール。
堂々と店頭のカウンターで「テールください!」と言いました。
長い尻尾をおにいさんがぶつ切りにしてくれました。



もう一種類くらい買ってみようと思って
「焼くだけで食べられるのください!」と言ったら
バラ、ロース、カタなど普通に聞き慣れたお肉の部位を勧められました。

「あの、そうじゃなくて、ホルモンで・・・」とごにょごにょ言っていたら
おにいさんはどれも水洗いしないとあかん、とそっけなくお答えに。

これはなんですか、とたずねたのがココロ。

「あっ、これは焼くだけでええわ」とおにいさん。


これはどこの部分ですか?
えっ、心臓。


豚ですか?
ちゃうよ、牛の!


なんの知識もないのがばればれ。半ばあきれ気味のおにいさん。


今夜はココロを塩コショウして鉄のフライパンで焼いてみました。
歯ごたえがあって、でも噛めばやわらかくて、おいしかったです。



今はテールを煮込んでいます。
水洗いしてから熱湯で10分煮ます。
アクを取ってから一度全部お湯を捨てて、再び水から煮込みます。3,4時間かけるそう。



うまくいくかなあ!