うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

カヤの実

2008-09-29 | Weblog
木へんに匪とかいて「かや」と読みます。

カヤブキ屋根の萱、茅とはちがうのですって。
夫が実を拾ってきて、炒りました。

家の樹木図鑑には
「山地に自生するが、かつて種子から油を採り食用や灯火用に使ったため、
農家の庭先などに植えられたものを見ることが多い。(略)・・・種子は炒ると食べられる。」とありました。


たしかに油が濃いです。バターみたいな味。


わたしが猿とか鹿だったら、冬これみつけたらすごくうれしい。
といったら夫は
「緑色の皮に包まれてて、しぶいのよ」と言いました。

きこえなくても

2008-09-25 | Weblog

歌の空気になってたらなーとおもう。

♪しーずかーなーしーずかなーさーとのーあーきー♪とか
♪ゆうぞーらはーれてーあきーかぜーふきー♪とか
♪ふーけゆくーあーきのよーたーびのそーらーのー♪とか


歌の粒子がこの空気をみたして
耳はきこえなくても体はその空気を浴びて
彼女もわたしも、同じ雰囲気のなかにいられたらいいなとおもう。



でもそんなものは、元気で五体満足なわたしの、勝手な甘い空想であって

じっさい聞こえず、見えず、すべてが模糊とした世界で生きることを強いられることは、
わたしがかんがえているよりももっと、

恐怖であり、さびしく、くるしいものかもしれない。

あたらしいんだぜ。

2008-09-21 | Weblog
パソコンを、今日友だちにつなげてもらいました。
いそがしいのに、時間ができたからって来てくれてありがとう。
98が壊れたあと、しばらくパソコン貸してくれて、ありがとう。



新品だぜ。

こんな言葉使いたいくらい、速いんだぜ。




普段口では、世の中はスピードばかり重視されてよくないよね、
なんて言ってるくせに。
やっぱりほれぼれ。


たまにはいいでしょ。




でも、NTTから電話で
「お客様の現在お使いのパソコンの機種は」
ときかれて答えられないんだぜ。


心のなかで言う
「黒くて速いやつ・・・」。

ヒト対リリ

2008-09-18 | Weblog
わざと乗って楽しんでいるとしか思えないの。
リリ、押して喜んでないで、外に出たいなら、鳴こうよ。


うちの電話は、友人にもらったもので、
受話器をおいたままボタンを押すと、
音声でボタン上に記された数字乃至は記号をご丁寧に教えてくださるという親切な設計になっておるのです。

彼女は昼間には乗りません。
真夜中ですので、もちろん人間どもは明日にそなえて休息中、睡眠中です。


ぽぴ「きゅう。」
ぽぴ「さん。」
ぽぴ「しゃあぷ。」
低くて滑らかな声の女が。


いつかはこの電話内部の女が
「はつかりすく。」と言いました。
「いつそんな言葉覚えたんだ・・・」とよぼよぼとおきあがって縁側の戸を開けました。

すぐ気付いて開けてやるときに限って外に出ず、ちょっと外をながめて「ニャー」とか言って、
いたわるような目で私をみて、押入れに引っ込む。



調べると米印(というのか?)で、電話の取り扱い説明書には
「トーン」とあります。ほんとうははつかりすくじゃなくて、なんなんだ。





じてんしゃやっほー

2008-09-15 | Weblog
秋は、草花があんまり力入ってなくてすきです。ほっとします。

川沿いのサイクリングコース。


お散歩中のSさんご夫妻に遭遇。
うどん打ちの約束して別れます。



川と反対側にひろがる田んぼは、稲刈りしてるところも。

こげた匂い。



いつのまにかわたしには、この匂いが秋を知らせる、なくてはならないものとなっていました。


食器の洗い物をしていても、まわる換気扇から。


ちょっとさみしいよー。

ほっかいどうから

2008-09-12 | Weblog
注文してたチーズが届きました。

夫は学生時代、高山の工芸学園にいたのですが、
そのときの友人はいま北海道にいます。


パートナーは、チーズ職人さんです。
月村さんというので屋号は「月のチーズ」です。

毎朝、3時に近くの牧場まで乳を搾りに行き、
フレッシュクリームチーズを作っているそうです。

5種類入っていました。

プレーン、
ハーブとギョウジャニンニク、
グリーンペッパー、
ハスカップとハニー、
フロマージュと無農薬山ぶどうソースのセット。


やっぱり、プレーンがいちばん好きだ。


いまのところ、チーズでなんとか子どもを育てられているって。すてきだなあ。

くまもとから

2008-09-12 | Weblog
以前小田原にいて、今は熊本にいる友人からお菓子がとどきました。
「鶏卵素麺」て、見るのも食べるのも初めて。


一口食べて、むむむ・・・!

たとえて言うなら、さあこれから焼き菓子をつくりましょうって、
卵黄と砂糖をボウルに入れてじゃりじゃりと泡だて器でまぜまぜして、
ま、ちょっとなめてみよっかってなめたときの味に、にてるかな・・・。

夫は
「うん。高級菓子って感じだね!」とよく食べます。



「沸騰させた糖蜜の中に卵黄を糸のように細く流し込んで作」るそうです。
330年前の、江戸の昔から変わらぬ製法で作られた、博多の銘菓だそうです。



お礼の電話をしてつい、
「またこんな変わったものがあったら送ってね!」と言ってしまい、
「高級品なんですよ!」とおこられました。
わたしをびっくりさせようと送ってくれたんじゃなかったのね。



「お召し上がり方」の、
「このお菓子は形が素麺に似ていますので、湯などをかけられる方もあるように聞き及んでおりますが、湯水をかけられず、・・・」
という箇所がなんとも、良いです。