うろこ玉絵日記

日々のなにげない一こまを絵日記にしてみました。大阪に近い奈良県在住です。
マウスでかいてまーす。

tokyo

2009-04-03 | Weblog
息子がかいた東京タワーです。



春休みなので、わたしの母とお墓参りに行ったついでに行ったらしいが、
長蛇の列だったので、展望台はあきらめたそう。




小田原に戻って来たおとといの夜、息子は
「さびしくなっちゃった」と布団をかぶってしくしくしていたが、
そのうち眠ってしまった。

友だちにかりた「銀河鉄道の夜」の漫画を、布団のなかで読むのが悪いのだ。




で、昨日の夜、息子は一人で大親友Sすけの家に泊まりに行った。
「きっと楽しくなる」と言って行ったのだが
やっぱり眠れなかったらしい。


心優しい友人は、添い寝までしてくれた。
友人は今日、熱を出してしまったようだ。





息子のいない静かな今日、わたしと娘は出かけた。
最初に飯田橋の遺失物センターに、そのあと旗の台の大学病院に。




先月友人と上野で飲んだときに落とした定期入れが届いていて、
「ケイシチョウですが」という電話を、数日前娘が取った。

「お父さんもお母さんもいません」とこたえると
「すごくあわてて、切っちゃった」と言うので、新手の詐欺なのかと思っていたら、ちがった。




目が鋭くて早口で面倒くさそうな職員が手渡してくれた定期入れは、
パスモも図書館の貸し出しカードも大切な人からもらった名刺も、そっくり残っていた。もう3度くらい落としていて、今回は東京だし、さすがに戻ってこないと思っていたのだけど。感動の再会。




「ほんとに今日は注射とかしないよね」と念をおす娘と
駅ちかくの店で昼食をとり、再び総武線に乗った。


立ってぺちゃくちゃおしゃべりをしていた老夫婦が、
外堀の桜をみつめて急にしーんとしたので、つられてわたしたちも黙ってしまった。

「新宿ぎょえんっ。ここだここだ」と言って千駄ヶ谷で降りていった。



わたしたちは新宿で本を物色したあと、山手線で五反田まで乗り、
池上線で旗の台まで。



ここの病院には、娘が5歳で発病したときからお世話になっている。
当時、やっとこの病院にたどりついた時は、頭蓋骨、大腿骨、腰椎が病気のため
溶けてしまっていた。

娘はここでの入院生活で字を覚え、本の虫になった。


今はデッカクなって、元気だけれど
いまだ腰の骨は折れていて、再発もあるそうなので、こうして学校が休みのときは診察を受けに行く。


夏休みにまた、MRIを受ける予約をする。
他愛ない世間話でへらへらしてるわたしたちの声を、娘はうらめしい気持ちで聞いていたにちがいない。
狭くてうるさいMRIも、注射されるとお湯の上に寝かされているようになる造影剤も、大嫌いなのだ。




帰りは、大井町線と田園都市線と小田急で帰ってきた。


小田原、遠いね。でも、酒匂川を見るとほっとする。