経験者の皆様方がこぞって「実(げ)に恐ろしきは尿カテ」の大合唱。
心臓に何かを突っ込まれるとか。
心臓に穴をあけるとか。
それより亀の串刺しが気にかかる。
イザ亀の串刺しに臨んでみるとあまりにあっけない。
たった1回で何がわかるとお叱りを受けるかもしれませんが。
見切った!。
極意は
抗わずあるがままを受け入れよ
看護師さんとのコンビネーションだ
人体の構造に反して吸え
それではいってみましょ~~う。
まだ心房細動男で~~~す。
己の亀の茶の道に何かを突っ込まれる
男子にとっては考えただけで身の毛もよだつ一大事ですが
心カテで必要とされる時間だとチューブに何かが詰まって
といったトラブルは考慮の必要性がほとんどないので
突っ込む串の太さは4mmよりは細い
(さすがに現物を見る気にはならなかったので見てませんでしたが)
ボクの筆おろしならぬ「亀に筆入れ」は
TDさんというベテランの看護師さんが行うことになった
ご挨拶がてら、早速TDさんに聞いてみる
「尿カテは練達のベテラン看護師の専任技なんでしょうか?」
TDさん曰く
「やはり尿カテが一番気がかりなのね」
「ウフフ・・・まあ、初めてならそうだよねぇ~」
「ベテラン看護師だけがやるなんてことはないわよ」
「病棟看護師はシフト勤だもの当たった人がやるに決まってるでしょ」
ボク
「えっ じゃ~ボクの担当看護師のMEさんも?」
※MEさんはモデルのような超美人看護師
TDさん
「もちろん、MEさんも含めて全員やるわよ」
ボク
「当然ながら上手い下手はありますよね?」
TDさん
「もちろんそれはあるだろうけど」
「患者さんによると思うわ」
「形とか長さとか穴の形状とかの個人差」
「大丈夫よ」
「なるべく楽に済ませるコツは」
「力を抜くこととあるがままに受け入れ吸うことね」
ボク
「吸う?」
「茶の道は出ていくだけの一方通行ですよ」
「吸うのかぁ~ こうかな?」
「ブツブツブツ・・・・・」
TDさん
「さあ、準備と覚悟はできた?」
ボク
「はい」
「よろしくお願いします」
TDさん
「じゃぁ~ まずはゼリーを入れるわね」
「ハイ 行くわよ~」
ブニュ~~~~(冷たい)
ボク
「ハウ~~~~」
「オッ オッ オ~~~~ッ」
TDさん
「じゃぁ~ 次は本命ね」
「入れるわよ」
ブスッ ズズズ ズズズ
ボク
「お~~~~ お~~~~~っ」
「こ・・・この感触か・・・・」
「おほ~~~~ ほひ~~~」
TDさん
「動男さん 上手だわ」
「その調子よ」
「ハイっ はいっ次 もっとイクわよ」
※注 官能小説ではありません
ボク
「お~~~~ お~~~~~っ」
「こっ こうか」
「おわ~~~~ なるほど」
「入ってくるのに合わせて吸うってのはコレか」
TDさん
「ここが最も難関」
「前立腺よ」
「ここが一番痛いから」
ボク
「ぬっ くっ あっ なるほどっ!」
「来たっ 来たぁ~~~」
「ああぁぁぁ~~~~~~~~~」
※注 重ね重ね官能小説ではありません
TDさん
「は~い」
「よく頑張ったわ 膀胱に到達よ」
「とってもお上手ね」
ゼイゼイ・・・・・
ボク
「えっ? これでおわりですか?」
「あっけない」
「痛みはほとんど感じなかったけど」
「このオシッコ出っ放しのような不快感・・・・」
「なるほど~ 皆が言うのはこれのことか (;^ω^)」
TDさん
「大丈夫、それはしばらくすると慣れるわ」
「それにしても、こんなにスムーズにイクのは珍しいわ」
※カタカナを使うんじゃないっ!
「上手上手・・・ここから先も頑張ってね」
30分後・・・・・
ボク
「あの~~~ お茶の道に管入ってると」
「ウンコ出そうになります?」
TDさん
「ないことはないけど」
「たぶん出ないわよ」
「心配なら一度座ってきてみたら」
ボク
「やっぱ出ないです」
「う~ このトイレ直行緊急事態シグナルを我慢し続けるのか?」
「こっちの方がぜんぜんキツイぞ・・・・・」
※続きはカテアブ【前編】で
ということで尿カテをすんなり行う極意は
【極意1】抗わずあるがままを受け入れよ
自亀の茶の道は出すだけの一方通行である
たぶん茶の道で何かを吸える人はこの世にはいまい
では茶を出すときはどうしている?
下っ腹に力を入れて、いわゆる力む動作をしているはずだ
そう!緊張したり力が入るということは
それ即ち茶の道の管の逆走に対する抵抗になる
道路の逆走は大事故の元なので阻止せねばならぬが
茶の道への管の逆走に対しては抗ってはならぬ
抗わずあるがままを受け入れれば道は開けるのだ
しかし、管を挿入するのは看護師さんである
例えあるがままを受け入れたとしても極意1だけでは
痛みの少ないスムーズな挿入はおぼつかない
【極意2】看護師さんとのコンビネーションだ
看護師さんに一方的にお任せもありではあるが
やはり亀主の協力があった方が挿入はスムーズに行える
亀主の亀サイズにもよるが平均的な男子で30cmは入るらしい
この長さを一手で挿入しきれる看護師さんはおそらく居まい
自分が挿入する身になって想像すればわかるが
まあ一息5cm程度を何回かに分けて入れることになるだろう
動男の亀はマキシマムサイズなので(ウソ)45cmだとしたら
9回に分けて挿入することになる
この9回の間にタイミングが合わない時があれば
それ即ち詰まる=痛みにつながる
痛みのない極めてスムーズな挿入のためには
看護師さんとの絶妙なコンビネーションが必要なのである
【極意3】人体の構造に反して吸え
茶の道は普通は一方通行である
しかし、お尻の穴をすぼめると1秒程度は
茶の道で何かを吸える方向に力が加わるのを感じるはずだ
重要なのは茶の道で実際に何かが吸えるか吸えないかではなく
茶の道に力が加わる方向である
一息目の挿入でTDさんは2秒で5cmほど入れてきて
挿入シロを稼ぐのに1秒程度かかることがわかった
つまりTDさんの挿入に息を合わせて尻の穴をすぼめ珍入してくる管を吸うのだ
挿入シロを稼ぐ時間は自分の筋肉の弛緩と呼吸を整えるのに使うことにより
途切れることなくリズミカルに珍入をサポートできる
2秒に1秒!簡単ではないか
TDさんは正確なリズムを刻んでくれた
まさに2人のコンビネーションは完璧だった
以上、この3つの極意こそが無痛尿カテの真髄である
ただし、これは短時間用の細いチューブの尿カテしか経験していない
動男の経験に限った話であって、太いチューブを使う必要があるケースに
適応できるかどうかは動男にはわかりかねますぞ
(より太いのを入れる状況に陥りたくはない! 断固として)
また、誰とでもできる芸当か?と言われれば、たぶん無理でしょう
つまり、看護師さんの技能や性格や相性がとても重要だということ
誰と当たるかはもはや運に任せるしかない
己がいつカテアブを決断したか?
空いている手術日は?
その日の看護師さんのシフトは?
もうこの時点から尿カテの命運は決まっているのだ
ちなみにTDさんと私は、この後、実に気分が良かった
動男の場合は偽ウンコ射出シグナルによって
その高揚感はすぐにかき消されてしまったが・・・・
以上が無痛尿カテの極意と
世界最強の無痛尿カテコンビ誕生の秘話である
※なお、力みと尻の穴すぼめ吸引術は紙一重である
さらに人体の構造は個人差が大きい
動男はこの件に対していかなる責任も負わないので
参考に成される方はあくまで自己責任でやられたし
番外編おわり
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