赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

商売の道徳って

2011-11-10 20:45:13 | 日記
 最近気になる事があって、商売の道徳って何?
そんな事を少し考えたんですが。

 いろいろな考えがあるんでしょうが。
 
 ある仕事で毎月、4万円払っているお客様がいたので調べてみたら2万5千円で出来るんですね。
 ですから毎月2万5千円で受けますよと。

 小さなお店ですから、この金額も大変なものです。
 K店主は4万円のS業者に断りを入れたんですね。
 そしたら、突然1万8千円にしますと。

 長年状況が変わっているにもかかわらず、店主が専門的な事を知らないのをいいことに、毎月4万円 を取っていたんですね。

 断りを入れたら、半値以下になったんです。

 これを聞いた店主は半値以下になるなるなら、状況が変わった時に値下げしたり、値上げするなら分 かるが、言わないのをよい事にボッタクリではないかと、憤っているんです。

 ライバル出現まで黙っていて、甘い汁を吸っているS業者。

 文句を言わなかったK店主。

 どう考えますでしょうか。


 赤カブ不動産屋の前職の創業者の部屋に「商道」の額が飾ってありました。
 当時、松下電器とは初めての取引になる時、創業者がお願いし、松下幸之助さん自筆の書を頂いたん です。

 その創業者との話を思い出したんです。
 ある時、外部から住宅部材の売り込みがあったんです。
 大変魅力的な価格で。

 それを知った長年取引をしてきたY会社が、それならうちは●●にしますと。
 相手よりも少し安い価格で。

 え、そんなに安くできるんなら何で提案しなかったんだ、と。
 環境が厳しい中なので、価格は努力してくれと頼んでいたのに。
 
 下請けも納入業者も会社と共生だと言っていたのに。
 今まで提案もしないで、黙ってボッタクリしてたのか。

 大変憤っていました。


 厳しい要望はするが、下請けも納入業者も大切にする創業者。
 
 それを良いことに腹の中でアカンベーをしている業者。

 S社やY社から見れば、
 利益が大切だから、長年のお取り引きであろうが関係ないと言う事も出来ます。
 競争なんだから何が悪いも言えるでしょう。
 K店主や創業者が甘いも言えるでしょう。

 そんなんで良いんでしょうか。
 商売の道徳って、考えは色々とあるでしょう。
 
 赤カブ不動産屋は「相手良し、自分良し」が商売の道徳の原点ではないかと思うんです。
 そんな事を創業者から学んだんでしょうか。


 新米不動産屋はまだまだですが、この原点は守っているつもりですが、さてどうでしょうか。
 今日も応援頂きありがとうございました。
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コメント
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