1日1冬芽。葉痕部分が段違いになっているせいか、少し非対称感があります。同じバラ科アズキナシ属のウラジロノキの冬芽とよく似ているそうですが、アズキナシの冬芽の長さはウラジロノキよりも僅かに長くなるそうなので、写真の冬芽はアズキナシだと思います。細長くて赤くツヤツヤした姿はミズキ科ミズキの冬芽にも似ています。
(撮影日 2021/2/13)
1日1冬芽。葉痕部分が段違いになっているせいか、少し非対称感があります。同じバラ科アズキナシ属のウラジロノキの冬芽とよく似ているそうですが、アズキナシの冬芽の長さはウラジロノキよりも僅かに長くなるそうなので、写真の冬芽はアズキナシだと思います。細長くて赤くツヤツヤした姿はミズキ科ミズキの冬芽にも似ています。
(撮影日 2021/2/13)
1日1冬芽。カンボクはガマズミと同じガマズミ属になりますが、カンボクの冬芽はガマズミよりも1周りか2周りくらい大きく存在感があります。印象としてはガマズミとゴマキの冬芽を足して2で割った感じでしょうか。冬でも残ることがある果柄は、枝分かれ部分は落ちてしまって、枝と繋がる太い部分だけが残っている姿をよく見ます。
(撮影日 2021/2/13)
1日1冬芽。芽鱗の中にある芽の頭が少しだけ出ている状態でしょうか、正面に見える芽鱗の合わせ目や丸みを帯びた冬芽の姿は、おくるみのようにも法衣のようにも見えます。色合い的にはなんだか天むすのようにも見えますね。
(撮影日 2021/2/10)
1日1冬芽。赤い冬芽の頭頂部に少し長い毛がちょろっと生えているミヤマガマズミの冬芽です。ミヤマが付かないガマズミの冬芽は、冬芽全体に毛が密生しています。冬になっても赤い実がぽつぽつ残っていることがありますが、果柄だけが複数残っている姿も枝が広がっているようで趣がありますね。
(撮影日 2021/2/10)
1日1冬芽。三角帽子のような形が特徴的なコシアブラの冬芽です。ネックレスのような葉痕も目を引き、写真の個体では見られませんでしたが、葉痕部分が詰まっている短い枝は芋虫のように見えることがあります。冬芽の形、樹皮の色や質感はハリギリと似ていますが、ハリギリの枝にはしっかりした長いトゲが生えていて、コシアブラはトゲが無くつるんとしています。
(撮影日 2021/2/10)
1日1冬芽。冬芽はあまり目立ちませんが丸い形の葉痕が特徴的です。枝先に近い葉痕はそうでもありませんが、ある程度成長した太い枝の葉痕になると、面積が広いせいかひび割れるものがままあるように感じます。
(撮影日 2021/2/10)
1日1冬芽。金色に輝くリョウブの冬芽です。リョウブの冬芽は、周りを覆っている芽鱗が早期に剥がれ落ちて、中にある裸芽がむき出しになります。剥がれ落ちる芽鱗は、枝と冬芽の付け根からめくれあがるので、冬芽頭頂部に引っかかる綺麗な芽鱗の姿は帽子に例えられる事があります。
(撮影日 2021/2/10)
1日1冬芽。面相筆のように細長く尖っているクマノミズキの冬芽です。細長い冬芽も特徴的ですが、枝中央に走る合わせ目のような一本線も直線的なスマートさを印象付けるのに一役買っています。クマノが付かないミズキは互生ですがクマノミズキは対生で、若い枝は芯に針金が入っているかのように真っすぐに伸びていました(4枚目)
(撮影日 2021/2/6)
1日1冬芽。中央の尖った冬芽が葉が出て来る葉芽、左右にある丸い冬芽が花が咲く花芽になります。クロモジの冬芽と似ていますが、アブラチャンの冬芽はクロモジよりも小さく花芽が真ん丸で、ツヤのある暗赤色をしています。
(撮影日 2021/2/6)
1日1冬芽。ニレ科のハルニレの品種であるコブニレです。枝の樹皮が縦に割れてコルク質の翼が形成され、揚げ菓子のチュロスのような感じになっています。若い枝は毛深く、枝の先端部には割れは見られませんが、成長するにつれて割れが目立ってくるようです。
(撮影日 2021/2/6)
1日1冬芽。太いつるだからでしょうか、頂芽の冬芽は芽鱗の縁がハッキリしていて色合いも渋めです。逆に葉痕は丸みを帯びた形をしていて可愛らしく感じます。熟して割れた黄色い蒴果がまだ残っていて彩を添えていました。普通、ツルウメモドキの蒴果は3裂しますが、4裂するものもあるようです。
👇クズのつると一緒に絡み合っていました。
暗い色合いの樹皮のつるがツルウメモドキ、白っぽい樹皮のつるがクズになります。
(撮影日 2021/2/1)
1日1冬芽。葉痕の上部、左右にある角のように飛び出している突起が新しい冬芽になります。葉が落ちて間もない葉痕は、3つの維管束痕がハッキリしていて顔のように見えますが、写真の葉痕は時間が経っているのか、ハッキリとした模様は見えませんでした。毛深い鞘が冬でもつるに残っている場面をよく見ます。
クズと一緒にツルウメモドキのつるも絡まっていました(1~2枚目)。ツルウメモドキの冬芽はまた明日に投稿します。
(撮影日 2021/2/1)
1日1冬芽。ベタベタした粘液(樹脂)に覆われているので、他の冬芽たちとはまた違った様相を感じるトチノキの冬芽です。この粘液は芽鱗の隙間を埋めて乾燥や寒さで傷まないように保護したり、虫に食われないようにするためだと言われています。丸みを帯びた逆三角形の葉痕も、笑っている口のようで面白いですね。
(撮影日 2021/2/1)
1日1冬芽。和ろうそくの灯のような形をしていてるクマシデの冬芽です。黄褐色のぷっくりとした冬芽は同じカバノキ科のサワシバとよく似ていますが、クマシデは横に並ぶ芽鱗の枚数がサワシバよりも少なくなるそうです。色褪せた果実が落ちずに残っている木もありました。
1日1冬芽。青々とした丸っこいアオキの冬芽です。写真の冬芽はまだ細身の形をしていますが、花期に近づくにつれて冬芽が膨らみ丸い形になって行くようです。緑色の冬芽が綻び、臙脂色の花が顔を出す姿はハッとします。
(撮影日 2021/2/1)