1日1冬芽。鮮やかな濃紅色をした雄花序の冬芽が青空に映えていました。ハンノキの仲間は、去年の球果が枝から落ちずに残っている場合が多いので、ソーセージのような雄花と合わせて表情豊かになる箇所があります。
1日1冬芽。細長い雄花序の花芽が天に向かって直立するミヤマカワラハンノキです。細長い雄花序の付け根あたりにある小さいものが雌花の冬芽、枝途中にあるものが葉芽の冬芽になります。光沢のある茶褐色の樹皮に、白い皮目がよく目立っていて綺麗ですね。
(撮影日 2021/2/1)
1日1冬芽。ミツバツツジの仲間の冬芽はどれもほとんど同じ姿形をしているので、冬芽だけでは見分けが付きません。以前に花を確認している場所なので、ユキグニミツバツツジだと分かりました。写真の冬芽は黄色っぽい色をしていますが、日の光が当たると赤っぽい色になるようです。
(撮影日 2021/1/25)
1日1冬芽。写真の冬芽は、水滴などの影響で表面を覆っている細かい毛が脱落気味になっていますが、綺麗な冬芽は灰青色をしているので目を奪われます。頂芽の左右にちょこんと出ている小さな頂生側芽も特徴的です。
(撮影日 2021/1/25)
1日1冬芽。ヤナギ類の中では樹高が低い種なので、観察しやすいネコヤナギの冬芽です。対生気味となるイヌコリヤナギと共に河川の近くなどでよく見ます。
(撮影日 2020/12/27)
1日1冬芽。たぶんハナモモだと思います。灰褐色の毛に覆われた小さな冬芽が枝に沿ってぴょこぴょこと出ている姿は、なんだか愛嬌が感じられます。干し柿のように萎んで変色した実も1つだけ枝に残っていました。
(撮影日 2020/12/27)
1日1冬芽。割れた蒴果の形状や付き方からレンゲツツジでしょうか? ぷっくりと膨らんだ薄黄色の冬芽と、腕を広げたような形の枝の伸び方が目を引きます。
(撮影日 2020/12/26)
1日1冬芽。山菜でお馴染みのタラノキの冬芽です。ごつごつ感のある山のような形の冬芽と、ぽつぽつとした維管束痕が目立つ三日月のような葉痕が特徴的です。樹齢なども関係してくるかもしれませんが、トゲの大きさや長さには個体差がある気がします。
1日1冬芽。表面がつるんとしているウリハダカエデの赤い冬芽です。冬芽の長さは1㎝前後になるでしょうか、ウリカエデとよく似ていますがウリカエデの冬芽は5㎜前後とウリハダカエデよりも小さくなります。種名の由来となっている緑色をした樹皮も特徴的です。
(撮影日 2020/12/26)
1日1冬芽。もこもことした毛が生えている黄金色のヌルデの冬芽です。冬芽や葉痕、枝の雰囲気は同じウルシ科のキハダと似ていますが、ヌルデは枝の色が淡く冬芽の色と毛が目立ち、キハダは枝の色が濃く冬芽はツルツルしていて葉痕が目立ちます。赤褐色に変色した実は冬でも落ちずに枝に残り、野鳥の餌となることがあります。
1日1冬芽。冬芽の表面を覆う芽鱗の数が多く、少しごつごつしている印象があるアケビの冬芽です。1つの場所から複数の芽が出る場合もあるようです。絡み付いたつるには、アケビの特徴である5枚の葉も残っていました。
(撮影日 2020/12/23)
1日1冬芽。形は細長くある程度の大きさもありますが、つると同じ質感や色合いをしているのであまり目立ちません。スイカズラは別名「忍冬(にんどう)」と呼ばれ、冬でも枯れずに耐え忍ぶ姿から付いた名だそうです。雪が降っても葉が残っているなと思っていましたが、そういう特性だったのですね。残った葉と共に、ツヤツヤとした丸い黒い実も見られることがあります。
1日1冬芽。暗赤色のフジの冬芽です。樹皮が白っぽく水滴のような形をしている冬芽なので、ロウソクっぽくも見えます。フジとよく似たヤマフジがありますが、フジのつるはS巻き(左肩上がり)、ヤマフジのつるはZ巻き(右肩上がり)になります。
(撮影日 2020/12/23)
1日1冬芽。先端が鋭く尖った細長いツリバナの冬芽です。その鋭さから何かの武器のようにも見えますが、頂芽の左右にぴょんと飛び出た頂生側芽があると鳥足のようにも見えます。
(撮影日 2020/12/23)
今日から撮りためてある冬芽写真を1日1冬芽として投稿して行きたいと思います。初日はツノハシバミの冬芽です。小さいながらも紅色の色合いが目を引きます。「ツノ」が付かないハシバミとよく似ていますが、ツノハシバミの垂れ下がる雄花序は枝途中に1~3本くらい付き、ハシバミの雄花序は枝先に2~6本くらいまとまって付きます。
(撮影日 2020/12/22)