うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

ミヤマセセリ

2021-05-01 | チョウ

キランソウで吸蜜していたミヤマセセリです。銀色とオレンジ色の斑が綺麗ですね。セセリチョウの仲間でありながら翅を開いて止まる蝶です。翅を開いて止まるので、1枚目の表翅を見る機会が多くなりますが、2枚目に見える裏翅には表翅と同じくオレンジの斑があるようです。

(撮影日 2021/4/22)


ヒメギフチョウ

2021-04-25 | チョウ

ヒメギフチョウが数頭、地面近くをパタパタと舞っていました。黄と黒の縞模様に赤と青の斑紋が綺麗ですね。カタクリやスミレ類、エンゴサクなどで吸蜜していると、季節感も感じられ絵になる蝶です。

(撮影日 2021/4/19)


越冬蝶5種

2021-04-20 | チョウ

越冬明けした蝶たちです。翅が綺麗な個体もいますが、ボロボロな翅の個体は成虫で越冬する過酷さを物語っているようです。

👇シータテハ
フクジュソウ
の花に止まってはいますが、吸蜜してはおらず休憩しているだけです。

👇ヒオドシチョウ

👇クジャクチョウ

👇スジボソヤマキチョウ
元の翅色は薄い黄色ですが、越冬明けの翅色は色褪せた感じになります。

👇ルリタテハ


シータテハ

2021-04-05 | チョウ

越冬明けの蝶も見かけるようになり、オレンジ色鮮やかなシータテハが一頭どこからか飛んできました。翅の縁があまり擦れておらず、比較的綺麗な個体のように思います。

(撮影日 2021/3/31)


蝶2種(シータテハ、キタテハ)

2020-11-11 | チョウ

1枚目がシータテハ、2枚目がキタテハです。両種とも秋型なので、表翅のオレンジ色が鮮やかになりよく映えています。

👇シータテハは翅の外縁の凹みが深くなり、縁のギザギザは丸みを帯びて、後翅にある尾状突起は長くなります。表翅に青白い斑はありません。

👇キタテハは翅の外縁の凹みはあまり深くならず、縁のギザギザは鋭く尖り、後翅にある尾状突起は短くなります。表翅に青白い斑があります。

(撮影日 2020/10/27)


キタテハ

2020-10-27 | チョウ

秋になると翅のオレンジ色の部分が色鮮やかになるキタテハです。黒い斑の大きさには個体差があり、黒い斑が小さめの個体は翅のオレンジ色がより際立ちます。

(撮影日 2020/10/19)


アカタテハの羽化

2020-09-21 | チョウ


1週間ほど前の事ですが、鉢植えにしてあるオレンジミントの葉裏に蛹があるのを見付けました。「シソ科を食草とする蝶っていたかな?」と思いつつ、ちょこちょこ様子を見ながら観察してみることに。
少し
調べてみたら、蛹はどうやらタテハチョウのヒメアカタテハかアカタテハのようです。1週間後、そろそろ羽化するのかなと思いながら、ミントに水やりをした後にもう一度蛹を見てみると…

羽化してるぅ!

山野では雨上がり後に蝶が多くいる感じがしていましたが、水やりが雨上がりの再現になった? 水やりしてからまだ5分と経っていなかったけど…これは自然環境下での羽化の過程を観察するチャンス! という事で飛び立つまでじっくり見てみることにしました。

👇9月13日に撮ったアカタテハの蛹です。

👇羽化したてで翅がくるんと丸まっている状態です。段々と翅が伸びていきますが、翅の目立った丸まりが無くなり、だいたい伸びきるまでの時間は約10分くらいです。その最中には、体をゆっくり横に揺らしたり翅を少し広げたりして、体液を体中に行き渡らせているような仕草をしていました。口吻も時折ゆっくりと伸び縮みさせています。
翅が
だいたい伸びきった後は、「蛹便」と呼ばれる不要になった体液をお尻の部分から排出するのですが、アカタテハの蛹便は真っ赤で血のようです。真っ赤な蛹便を出した後も透明な体液を2回ほど出していました。

👇翅の次は開いている触角の番で、開いていた触角は段々と閉じて行き、綺麗に2本揃っている状態になって行きます。たまに口吻も伸び縮させますが、最初の時よりも動きが早くなっていました。
飛ぶ準備
が整ったのか1時間ほどで大空へと飛んで行きました。飛ぶときは一瞬で、3秒くらいで葉の上への移動と飛翔までを済ませています。

👇脱ぎたての蛹の殻です。

(撮影日 2020/9/20)

 

それにしてもこのアカタテハはどこから来たのでしょうか? 食草は主にイラクサ科になるそうですが、オレンジミントの近くにあったものと言えば、バジル、ローズマリー、ペチュニア、アロエ、サボテン、アサガオなど…幼虫の食痕もざっと見た感じでは確認できませんでしたし、小さな雑草を含めても近くにはイラクサ科は生えていません。獲物として捕まったけど何かの拍子に逃げ出すことができた? 考えれば考えるほど不思議に思えてきます。


オオチャバネセセリ

2020-09-14 | チョウ

イチモンジセセリとよく似ていますが、写真で見える大きな白い斑はイチモンジセセリよりも若干大きくなります。頭部の大きさも少し違い、オオチャバネセセリの頭部はイチモンジセセリよりも若干小さめです。

(撮影日 2020/9/2)


クロヒカゲ

2020-09-12 | チョウ

1枚目と2枚目は同個体です。笹の葉で産卵と思われる行動をしていましたが、その後の葉裏を見ても卵のようなものは見当たりませんでした。出来れば卵も見たかったのですが、自然との出会いはままならないもの。またの機会という事ですね。

(撮影日 2020/8/31)


クロツバメシジミ

2020-08-15 | チョウ

ツバメシジミよりも1周りか2周りくらい小さいクロツバメシジミです。後翅にある尾状突起はちょこっと出ている程度で、ツバメシジミよりも短くなっています。綺麗な個体が止まったので、被写体になってもらいました。

(撮影日 2020/8/4)