白い星のような花を咲かせるミツガシワです。花は普通5裂しますが、同じ個体の中でも花の裂け方に違いが出る場合があります。ミツガシワの花には、雄しべが短く雌しべが長い「長花柱花」と雄しべが長く雌しべが短い「短花柱花」があり、長花柱花の花が結実すると言われているそうです。ですが、短花柱花の花が結実している所を見たような記憶があるので、見付けたらまた画像を追加したいと思います。
👇頂点にある花が帯化していました。同じような状態の花が複数集まっている箇所があったので、根茎で繋がっている個体群かもしれません。
成長点の異常で奇形になる事を「帯化(たいか)、綴化(てっか)、石化(せっか)」と呼ぶそうですが、帯化と綴化は成長点が帯状になる事を、石化は成長点が多発する事を言うそうです。帯化は主に園芸種や野草の花に、綴化や石化は主に多肉植物や盆栽に使われるイメージがあります。
👇実が出来始めていたミツガシワです。頂点にある花がぽつんと最後に残るようです。
👇(追加画像)上の写真とは違う短花柱花の花でも果実が出来る事があるようです。
(撮影日 2021/5/23)
トキソウの淡いピンク色の花が綺麗ですね。こちらでもミツガシワを始めとする湿原の花たちが目覚めだして、湿原に彩りが見られるようになってきました。ミツガシワが咲く同じ場所にトキソウも咲くのですが、タイミングが合わなかったのか、何回か覗いてもトキソウの花は見られませんでした。今年はなんだか花の花期が掴みづらく感じます^^;
ハッチョウトンボの赤さは目が覚めるようですね。ハッチョウトンボやショウジョウトンボのような全身が赤く染まるトンボはこちらでは見られないので、写真などで見る事があるとつい見入ってしまいます。
ミツガシワは六甲高山植物園で見たことがあります。
でも、自然な状態では、たぶん、まだ見たことがないと思います。