♪ 卯月の非日常 ♪

旅ブログです。主に海外と沖縄をご紹介。

シチリア・イタリア二週間の旅(その35)

2023年12月14日 05時52分00秒 | @タオルミーナ

タオルミーナの目玉と言っても過言ではない円形劇場(Il Teatro Greco)
かの有名なゲーテ(詩人、作家)が“世界一の景色”とべた褒めした逸話が残っているほど。

元々、古代ギリシャ人によって建てられた劇場ですが、二世紀頃、ローマ人が闘技場として作り変えたらしい。
どちらにせよ歴史は古いですね。

実はシラクーザにも同じく古くて大きな劇場があり、我々はそこを訪れていませんが、タオルミーナは二番目に大きな劇場とのことなのですごく楽しみです。

チケットブースから直ぐの所に順路案内があり、その通りに進むと階段が続きます。
足の都合が悪い方はきついだろうな。

階段途中で振り返ると、それは正しく絶景の一言。見事なエトナ火山が出迎えてくれます。
この日は青空でホント最高でした。

横道から遺跡の出入り口に入ると、
おおっ!
古代ギリシャ劇場の素晴らしい痕跡を間近に堪能することが出来ます。
柱と壁……土台、よく残ったものです。
そして5000人も収容出来るその圧巻の広さ。
現代でもオペラやコンサート、ファッションショーを開いているらしく、それはもうカッコいいの一言に尽きますね。一度参加してみたい。

再び階段に戻り、更なる上を目指しましょう。階段には手すりが付いているのでそこまできつくなかった。
さあ!こちらが真上から見た劇場の全貌です。

😯
いやぁ……唖然としましたね。
何度かネットで見ていた景色ですが、風が、光が、何より色彩がリアルに目に飛び込んで来て、一瞬呼吸が止まりました。

“世界一の景色”

あながち嘘ではありません。
エトナ山とイオニア海、山沿いの街並み……こんな完璧な景色があるなんて。
流れるような雲と紺碧の空
エトナ火山の美しい稜線

遠くに、乗るはずだったロープーウェーが見えます
※主人が執念を燃やし待ち続け、ようやく撮影した
どうやら舞台準備をしているようですね。
全てにおいて古代の空気を感じる
これは現実なのか?と疑ってしまう景色の数々を目に焼き付けたい
やはりエトナ山がいい味出してる。
ここに座ってオペラ鑑賞とか、垂涎ものですね。
ゴツゴツした岩山。
よくあんな上に集落を作ったなぁ。
やはり攻められるからだろうね。
感慨に耽る主人……


テンション爆上がりの卯月は写真を撮りまくる
大海原からのメッシーナ海峡
エトナ山とタオルミーナの街並み
吹き抜ける風の気持ちよさはこの場に立ってみないと分かりませんね
ウーノ……君、映えるな

こんな絶景が続くと、さすがに一眼レフを構えたくなりますね。

〜土産販売の建物〜
ミニノートや缶バッヂ購入しました。


いつまでも眺めていたい、そんな風景を目の前に……
「ずっと居りたいな」とつぶやく主人は珍しい。

タオルミーナ古代劇場、
全人類にオススメです。
劇場の下では造りや仕組みについての映像が流れていました。
当時を再現したCGは大変興味深く、見ごたえありましたね。

続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その34)

2023年12月13日 15時24分00秒 | @タオルミーナ


バスターミナルから徒歩10分。
やっとこさメッシーナ門に辿り着きました。

門をくぐって100㍍ほど進むと、
まずは教会がお出迎え。
実はこの教会の裏側に古くて小さな劇場があるらしいのですが、今回はスルーしました。
さあ、お目当てのカフェへ向かいましょう。
此処は恐らく観光客のほとんどが訪れるんじゃないかな?
🙋グラニテの有名店です。
教会前にある広場(Piazza Vittorio Emanuele I)を右に少し下り……
※この広場にはタクシーが待機してる
お土産屋さんを横目に歩くこと一分。

✯Bam Bar✯
到着!
こちら、夏場は恐ろしく混む店としても有名です。
シーズンオフバンザイ\(^o^)/
待つことなくテラス席をゲット。
オレンジ色のシャツを着たスタッフさんたちがテキパキ働いてらっしゃいます。※ウーノ色被りagain
店前の通りからの景色は最高すぎた
奥にいるおじさんが確か店長さんだったかな。わりと親日的な方👯で愛想も良かった。
さてさて、本日のグラニタから選ぶとしましょう。
MANDORLA Panna sopra
アーモンドのグラニテ
+
たっぷり生クリーム

んまーーーい!
どちらも舌触りが良くて、ほんのり甘くて、めっちゃ幸せな味。
これ4ユーロなら最高。
夏なら毎日食べたいわ。
Cioccolata(Hot)
Brioche〜ブリオッシュ〜
チョコレートドリンクとブリオッシュ魔のタッグ。

ドリンクというより、もはや濃厚チョコクリーム。ブリオッシュにドボンと付けて頂きます。
これも美味し〜❤
ほんのりビターなチョコレートそのものの味を堪能できます。ふわっと焼かれたブリオッシュも美味しかった!
トイレもきれいだし、店員さんは親切だし、とてもいいお店でした。

※ちなみに後ほど、再訪します。


すっかり元気になった我々は、先程の広場まで戻り、今度は左の通りを進んで行きます。
広場↑

こちらもカフェやお土産屋さんが多く立ち並んでいますが、時間が早いため、開いてるお店は少なかったように思います。
高級リゾート地でもあるタオルミーナは至るところにお花が……。
心が浮き立ちますね。
さあそろそろ見えてきたかな。
緩やかな上り坂の先にあるのは……
チケットブースです。
✵Teatro Antico di Taormina✵
今回のメインイベントはこちらの古代円形劇場を楽しむこと!
もちろんクレカ利用できました。
チケット=一人10€
ガイドさんが必要な場合は追加料金で案内してもらえます。

案内図もありますが、見なくても大丈夫かと。
私達はこの円形劇場で多くの感動を貰うことが出来ました。

続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その33)

2023年12月13日 11時43分00秒 | @タオルミーナ

いよいよバス🚍が動き出しました。
私も主人も長距離バスが苦手です。
特に私は「バス酔い」するんですよ。

あの排気ガス?の匂いが鼻に入ってくると駄目になる……😮‍💨
今回は一時間ちょいなので、我慢出来そうです。

走り始めて少ししたら対向車線の渋滞を目の当たりにします。
これは……出勤に間に合うのか?
そんな感じの長い渋滞でした。

高速道路?からもエトナ火山がよく見えます。
裾野が広すぎて……これもまた富士山を彷彿とさせますね。
次第に近付いている気がするんだけど、あまりにも大きな山だから、同じサイズに感じる……笑

そうこうしている内に”Taormina“の鉄道駅で停車。
乗客が減ったり増えたりします。
この駅から中心地までバスで15分くらいかかるそう。
歩いて上るには坂がキツすぎるのでオススメできません。←まるで登山です

以前よりはバスの本数や種類も増えてそうなので、鉄道移動も選択肢に入るかも。
もちろんバスが一番楽ですが。



引き続き海沿いを走るバス。
✨景色はどこも絶景✨

エトナ山と海……PERFECTです。


その後どんどん山道を上っていくのですが、ヘアピンカーブも多いので、バス同士のすれ違いがなかなか困難でした。譲り合いの精神で。
この辺りは当然のように『高級住宅街』だと思います。リッチな車が何台も並んでいたり、塀に囲まれた白亜の邸宅が建っていたり。
景色は抜群だけど、ほんとすごい坂なので車が無かったら生きてけない。
(おまえが気にすることではない)

Isola Bella=美しい島の意
高台を走ると、このような島もよく見えます。
※11月は島に渡れないらしいが
そんなこんなでバスもようやく終着駅に到着しました。
帰りもまたここへ戻ってこなくてはなりません。
ちなみに往復チケットのほうが少し安いです。

バスターミナルからまたしても緩やかな坂を上り、

目指すはPorta Messina(メッシーナ門)
です。
途中 ロープーウェー乗り場が右手に見え、これに乗ると先程の美しい島の付近まで降りることが出来ます。

↑こんなやつ。当初は乗る予定だった


それにしてもすごい景色だな。
Castello di Castelmola
うわ!こんな所に城跡が。
あとから調べてみたところ、
Castello di Mola(カステルモーラ)という小さな村がある場所で標高はなんと500メートル!
さぞかし見事な景色が広がっているんでしょうね……。バスを使うと、ここから約15分くらいで行けるらしいです。
この観光バスもわりと気になった……
やっぱ乗るべきだったか🐣
しかし「口コミ」最悪なんだよねえ。
詐欺とか書かれてるし。(笑)
ということで、街の入口(出口でもある)
「メッシーナ門」に到着です。
街の逆側には「カターニア門」が。
どちらも歴史的価値のある門です。

門から門まで約800㍍。
その通りの名は「ウンベルト通り」といい、完全なる歩行者天国です。
観光客の多くはここで買い物したり、食事したりして楽しみます。

標高は200㍍くらいかな。
さあ、どんな街が広がっているんでしょうか。

古代、タオルミーナはメッシーナを臨む北側から北東部分を通り、カターニアを臨む南側まで続く三重の城壁で守られていました。今ではカターニア門とメッシーナ門、そして時計塔にそのわずかな一部を見ることができます。※メッシーナ門は19世紀に修復済み

続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その32)

2023年12月13日 02時45分28秒 | @タオルミーナ

☀翌朝☀

またしても早朝に目覚め、部屋からエトナ山の山頂を拝みます。

目の前のアパートが邪魔とか思っちゃいけないけど…邪魔🗿

✵Caffetteria Corso Sicilia✵
まずはご近所のカフェで腹ごしらえ。



朝はそれなりに寒いので、しっかり食べたほうが代謝が上がります。
主人は生搾りオレンジジュースを。
シチリアの定番お菓子
(ジェノヴェーゼだっけか?)と、
クリームパン。
そしてカプチーノで定番の朝食を済ませました。

お会計=7.7€

一旦アパートに戻り、着替えを済ませ、いよいよ出発です。
そう、この日はカターニアを離れ、別の街へと繰り出すんです!
まずは最寄りの地下鉄
Stesicoro駅へ。
切符の買い方がイマイチ解らなかった私達に、親切なおじさん?が全て教えてくれました。
(別に尋ねてないのに……すごく親切)
イタリアの人たちは基本、本当に親切です。※一部除く
無事カターニア駅に到着。
中、長距離バスのターミナルは駅から徒歩五分もかからない場所にあります。
出入り口には係員がいるので、わかりやすいかな?
ただ塀に囲まれているから、見逃さないようにしましょう。
多くのバスがひっきりなしに出発&到着します。

それぞれの行き先の時刻表も掲示されているので必ず確認!

今回の目的地はそう、
皆が憧れるリゾート地
タオルミーナです

バス自体はわりと頻繁に(30分に一本)出ているので助かりますね。

ただここでちょっとしたミス発覚。
ネット情報では「チケットは運転手から購入可能」と書いてあったらしいんだけど、いざ乗り込んだら「チケットオフィスでチケットを買え。」と言われ、乗車出来なかった!😨⚡
大体の人は事前にネット購入し、スマホのQRコードらしきものを見せたら大丈夫なんだけど………当日券だとこうなるのか。
我々ともう一人のお兄さんは渋々、バスターミナルから少し離れたチケットオフィスまで歩くことに。
もちろんバスは無情にも出発。
またもや30分待たなきゃならない。
色んなバス会社があるので、その辺の人に聞くか、あらかじめネットで場所を調べておきましょう。

私達のバスチケットは↑こちらのオフィスで購入できました。
ETNAバス=二人で10.2€
オフシーズンだから客も少なかったけど、オンシーズンはきっと並ぶので、やはり事前にネット購入がお勧めですね。時間を消耗しなくて済む。
ということで、無事次のバスに乗り込むことが出来ました。
運転手さんの持つバーコードリーダーチックな機械で確認されます。
内装も普通の観光バスと同じです。
まぁまぁキレイ。
今回は一番後ろの席に座りました。
ここから1時間ちょいのバス旅が始まります。


続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その31)

2023年12月12日 15時09分00秒 | @カターニア

宿のベッドでゴロゴロしていると、
少しずつお腹が空いてきたような。
😕🫤
重い腰と痛む脚を叱咤し、予約したレストランへと向かいます。
※ちなみに電話予約は基本、AMEXのオーバーシーズ・アシストを利用しています。

アパートから徒歩10分くらいかな。

✵Me Cumpari Turiddu✵
Piazza Turi Ferro, 36/38
🍴ガンベロ・ロッソ 2Bistro

店の前には立派な?教会(Christian Orthodox Saint Leone’s Church)があったのですが、如何せん真っ暗なので、中を拝見することもなく、そのままレストランに直行しました。

明るい店内は既に賑わっていて、徐々に満席になっていきます。
やはり人気店なんですね。
予約してよかった✌
まずは命の水(白ワイン)を頂きます。
こちらもエトナワインで、フルーティな香りと、わりとしっかりめの後味。
料理に合うだろうなと予想します。

オシャレな皿に盛られたパンと付け合せ。
オリーブうまーーー❤
ドライパプリカも
いいアテになりますね。
あれ?またしてもパンが……
なるほどさっきのはお通しか。
Maccheroncini di pasta frescacon broccoli, salsiccia di suino neroe olive nere 13€
ブロッコリーと黒豚サルシッチャの
マカロニパスタ

これほんと美味しかった❤
サルシッチャの濃厚な脂の甘味が、いい感じに固く茹でられたマカロニにまとわりついて、咀嚼タイムが楽しくなる一皿。
ハーブとオリーブの香りが鼻から抜けるし、ワインは進むし……。
こういう料理は本当に見事としか言いようがないですね。
Risotto di Moasi con noci, loti e tuma persa 12€
見た目濃厚なチーズリゾットですが、実はそこまででもない。
上にかかっている黄色いソースが卵の黄身?チックで、コメの硬さも絶妙で、とにかく美味いんだ!
最後までどういうリゾットなのか……メニュー名を調べても理解できませんでした。謎……🐔
Salsiccia di suino nero dei Nebrodi
14€
”黒豚のサルシッチャ“
先程のパスタにも入っていましたが、このサルシッチャは抜群に美味しい。
肉肉しさと香辛料の香りが小さな一切れで充分味わえます。

Tagliata di Asino Ragusano
16€
ラグーザのロバのタリアータ
(ステーキ)
肉続きになりましたが、とにかくタリアータが食べたかった。
魚介は後からどんだけでも食えるからね。
注文時、しっかり確認しなかったけど、後々調べたらAsino=ロバ。

🫏初ロバ❤

牛肉よりも少し淡白なイメージ。
だけど旨味はきちんとあって、ほどよい弾力が“肉を食べてるぅ!”って、胃と脳を喜ばせてくれます。

なるほど、シチリア東部は馬もロバもステーキにして日常的に食べるんだね。
とても勉強になりました〜^_^

お会計=70€

ん?ワイン二杯飲んだはずだけどな。
ま、いっか……


続く……



シチリア・イタリア二週間の旅(その30)

2023年12月11日 17時12分00秒 | @カターニア

アパートのエレベーターは二機ありまして、左側だけが我々の部屋に行くらしい……定かではないが
このエレベーターがもし、万が一故障したら……😵‍💫😵‍💫
こちらの階段地獄が待っているので、毎回「故障しませんように!!」と願ってました。
🙌おかげさまで最終日まで故障しなかった

ちなみにエレベーター内には「トラブルが起こった時の電話番号」が貼られてあるんだけど、何故か複数枚あって、どれが正しい番号か最後まで判りませんでした。(・_・;)
まあ……何かあったら、オーナーにWhats appするほうが早そう。
こまめに連絡くれるので助かります。

外に出ると、そこはかとなく生臭い。
近隣では大規模な市場(朝市)が毎日のように開催されていて、お昼になるとそそくさ片付け始めるのだが、やはり臭い……。
臭い、汚い……だけど活気はある。
そんなカターニアの市場はまた後ほど紹介します。
皆が片付けに精を出している広場を横切り、辿り着いたお店はこちら。
👉Trattoria Aldo👈
とっても気楽な感じの食堂です。
ランチタイムはわりと混んでましたね。地元の人が多め。

安定の乾いたパン
前菜は色んな種類があり、それぞれを好きなように皿に盛り付けます。
ただ、物によっては追加料金がかかるので、確認する必要があります。
我々はシステムについてあまり理解していなかった……😅


この大きな茄子料理がめっちゃ美味しかったんですよー。
確かカターニア料理のはず。
シンプルにトマトソースとチーズがかかっているだけなんだけど、茄子のポテンシャルを感じる一品でした。
ついついおかわりしてしまった。
あさりのパスタ
しっかり貝の出汁が絡んで、美味しい。ボリュームもすごい。
こちらはシチリア代表料理の一つ
イワシのベッカフィーコ
Sarde a beccafico
ベッカフィーコ=イチジクを好んでついばむ小鳥のこと。 シチリアの貴族が狩猟した小鳥を焼いて食べる料理を見た庶民が、大衆的なイワシを小鳥に見立て、真似したことが由来とされ、魚料理なのに小鳥の名がついている。
サクッと食感の中に、いわしの香ばしさが詰まっています。
レモンをかけると爽やかに。
いわゆる香草パン粉焼きって感じなのかな。
デザートは別腹。
〜ティラミスとプリン〜
ティラミスはしっかりコーヒーが滲みていてうまい。
プリンは素朴なカスタード味。
でもって量が多い。

市場の近くということもあり、素材は新鮮そのもの。
気軽に訪れ、美味しく頂けるお店としての高評価も頷けます。
お会計=40€

店の隣で猫発見

たまらん可愛さ!!
しかし人見知り……🥺
帰り道、Pennyというスーパーで軽く買い物をしました。
アパート近隣はとにかくスーパーが多くて助かった~😘
チーズも生ハムもわりと揃ってます。
パスタもよりどりみどりですね。

水とサンペレグリノのオレンジ味を購入。◀3€

とりあえずはアパートでゆっくり疲れを取るとしましょう。


シチリア・イタリア二週間の旅(その29)

2023年12月11日 15時10分00秒 | @カターニア

👋アパートに別れを告げ、タクシー乗り場があるウンベルティーノ橋近くまでスーツケースを転がします。
※街並みが美しいので何とか歩ける
そこから適当に拾ったタクシーは17€(チップ込み)でシラクーザ駅まで連れて行ってくれました。
自販機でチケットを購入。
次の目的地カターニアへは
21€(2人分)です。
⇡今回は特急券

シラクーザからカターニアに移動する方法は基本、バスと列車です。
※専用車除く
どちらも所要時間は大きく変わりません。(1時間〜1時間半)

一泊二日、存分に楽しんだシラクーザにサ・ヨ・ナ・ラ😭
またいつか……と言いたいけど、まだまだ行きたい土地は残ってるからね。
確約は出来ないかな。
ありがたいことにほぼ時刻通り、列車はやってきました。
イタリアにしては優秀すぎだわ✨

大きな荷物を台に預け、

指定された席に座ります。
発車時刻までの間、警察によるパスポートチェックを受けました。
(初めての経験。直ぐ出せるようにしておくのが吉)
もちろん無事クリア🆑😮‍💨
隣のお客さんもクリア。
ちょっとドキドキしますね。
さて、列車はそこまで新しくありませんがテーブル&コンセント付きはありがたいですね。
後々、主人の隣にかなり大柄のドイツ人男性が座ったので、頃合いを見て移動しました。
(空いている列車なら比較的可能。ただ後に乗ってくる客の席である可能性も……汗)

海沿いを走っているはずなのに景色はイマイチだなぁ……。
石油精製所が多く、巨大なタンクが並んでいました。
時々、見え隠れする街の風情を楽しみます。

ん……?!!

おっと…??
あれはEtna(エトナ)火山じゃないですか!
日本で言うところの富士山です。
多くのワイナリーが点在するこの山は、頻繁に噴火するので要注意です。

下手すると✈飛行機飛ばなくなるしね。
天気が良いおかげでくっきり。
感動\(^o^)/
すごくきれいに見えてる!!
※車窓は相変わらず汚いけど

エトナ火山が見えてきたということは、カターニアが近いってこと。
1時間15分、ほぼ定刻通りに、Catania Centrale駅に到着です!
黄色っぽい駅舎は、大きさはなかなかのものですが、中にはカフェが一つあるくらいで、基本殺風景でした。

取り敢えず宿の近くまでバスで移動します。一人1€

チケットは近くの売店?で。

無論、直ぐに打刻!
地下鉄のStesicoro駅近くで下車したんだけど、一つ手前のPiazza Della Repubblicaで降りたほうが近かった💀Googleだとわかりにくい距離感。
にしても……汚い街だなぁ。笑
カターニアはその昔、かなーり治安が悪かったそうな。
名残りを感じますね。

ま、そんなこんなでアパートメントに到着です!
シチリアでの残り四泊をここで過ごすことに。
Le Dimore del Corso
4泊=304€(¥47000ほど)

このどでかい建物の中の一部に存在します。
事前に連絡された通り、暗証番号で表玄関からIN。
エレベーター完備はいいんだが、三段ほど階段があるので、決してバリアフリーではない。

六階にあるアパートメントは複数部屋があり、その内の一つ『life』が我々の過ごす部屋でした。
エレベーターを降りた後も、もう一度暗証番号が必要です。笑
室内はこんな感じ。

YouTubeも観ることが出来るテレビは嬉しい。
ベッドはわりと幅広。

クローゼットもゆったりです。
ハンガー少なめ……🗿
洗面所の広さは充分かな。

冷蔵庫も大きめだし、助かりました。
部屋の中の洗濯機は壊れていたので、ハウスキーパーさんが使う?ランドリールームの中の洗濯機を利用することになりました。
おかげで洗いたてのタオルやバスマットが使い放題でとても楽でしたね。
キッチンは今回使わなかった。
ベッドフレームが可愛い。
角に当たっても痛くない系。
ガラステーブルと椅子も素敵ですね。
唯一の難点がシャワールームの狭さ。
ガラス戸がぴっちり閉まらないので、床が水浸しになる覚悟を……。
※バスマット三枚重ねた
この部屋の一番の売り?が恐らく窓からの景色でしょう。
エトナ山の山頂が見えるのです。
これは密かに嬉しかった。

夜遅くまでパーリーピープルの賑やかな声が響きましたが、それはそこまで気になりませんでした。
洗濯物を干すため窓を開け放していたら、夫婦共々蚊に刺されまくってエラい目に遭いましたが……それもまあよくあることです。←そうか?

ともあれ、無事荷解きを終え、腹が減ったのでランチに繰り出します。


続く……

シチリア・イタリア二週間の旅(その28)

2023年12月10日 05時21分00秒 | @シラクーザ


〜翌朝〜

早朝に目覚めた私はパッキングをし、更に重くなった感じのスーツケースにこの先の不安をおぼえていました。
※あんまり重くなるとITAの国内線がこわい
「その時はその時。ネットで追加料金(一万くらい)払えばええやん」と宣う主人。よっ、男前😁

そんなこんなでシラクーザも最終日。
朝はやっぱり散歩でしょ。
静けさ漂う広場。
どの通りも人が少ない。
歩きやすいです。
散歩するのが楽しくなる街っていいですよね。

こちらのお店はクリスマスムード。
他はそこまでじゃなかった。

少し歩いただけで安定の猫

街並みに目を奪われていると……
やはり猫🐾
か、かわいい❤
そして、まあまあ懐っこい。
実はこの猫、毎朝餌をくれるマダムを待っていたのです。
このあと、颯爽と現れた彼女の後ろを、甘い声を出しながら追いかけていく姿に、ほんと……素敵な街だなぁと感じました。
そこかしこに猫……😻
楽園ですよ……我々にとって。
(興奮のため息)

通りを抜けるとそこは……

文字通り絶景が広がっていました。

✵Belvedere della Turba✵
シラクーザを照らす朝日があらゆる建物をオレンジ色に染めています。
Lungomare d'Ortigiaからの眺め。
どちらを見ても圧巻の景色。

これはすごい……。
そして海水は透き通っています。

見落とすほどの小さなビーチ(Cala Rossa Beach)もありました。

ため息しかでない大海原とオルティージャの風景。シラクーザの財産はこの海にあると確信しました。
“またいつか来たいね”


その後もあちらこちらで猫を発見。
都度、興奮をおぼえる二人。
血圧上がるわ〜。




猫……最高。
シラクーザ最高!!



次に島の東側へ向かいます。すると
いきなり水場にぶちあたりました。
✵Fonte Aretusa✵
海はすぐそこだというのに、この
アレトゥーザの泉は淡水が湧き出ているとのこと。
こんもりとした木はパピルス。←貴重
多くの鳥(ガチョウやアヒル)たちが周りで生活していて、わりと賑やか(ウルサイ)でした。
美しいギリシャ神話が言い伝えられているのですがここでは割愛😑

こういった史跡がごろごろあるオルティージャ島はやはりすごいですね。

そしてまたしてもドゥオーモ広場に戻ってきました。
朝は人も疎らで清々しい。


しかーし!
朝から日向ぼっこする猫ちゃんたち発見(*˘︶˘*).。.:*♡愛しい♡
しばらくすると、どこからともなく現われた紳士がこの子達のご飯を準備し始めました。
ルーティーンだと思うんだけど、そこまで手際は良くなかった。

かっちょいいオジサマでしたね。
しかしカメラは苦手?とのこと。
とにかく猫たちの懐きっぷりがすごかった。そりゃ毛並みもいいはずだわ。


ということで、二回目の
Piazza Archimede Caffe


クロワッサン ドボン💦
(わりとやりたくなる系)

主人は安定のエスプレッソ
こちらのピーカンナッツのパン、めっちゃ美味しくて気に入りました。
昔コストコにもあったような……

お会計=7.7€


いよいよシラクーザともお別れです。
今回一泊しか滞在出来なかったけど、また来たい!と強く思わせる街でした。
ちなみに宿のシティタックスは
こんな感じで机に置いていきます。

続く……


シチリア・イタリア二週間の旅(その27)

2023年12月10日 03時27分00秒 | @シラクーザ

アパートで休みつつ、荷解きもそこそこにシャワー🚿を浴びる。
シャワールームは程々の広さで助かりました。
湯量は……まあ………ボチボチかな。
お湯がしっかり出るだけでも充分。

それにしても……
夕方なのに腹が減らない。
ランチがまだギューギューに詰まってるから。

となると……

👣散歩するしかありませんね。
どーせイタリア人のディナータイムは八時以降。それまでゆっくり散策するとしますか。

噴水のある広場から繋がるマエストランツァ通りは、
珍しく車OKの狭い道です。

いや、程々の広さはあれど、駐車している車が半分を占めているので狭く感じるんですよね……(´・ω・`)
途中Gusto Ortigia Marketというスーパーでじっくり食材を吟味。
しかし荷物になるため断念。

どーせなら小さいスーツケースを転がして歩きたい。
歩道には猫もいたり……

猫もいたり……(その2)
可愛く飾られた店を見つけたり……
賑やかな大通り?に出たり……
美しく静かな裏通りを歩いたり……
カッコいい街灯に目を奪われたり…

唐突に猫に横切られたり……
またもやドゥオーモ広場にやってきたり……
2500年前の神殿の壁に
感涙😭したり……
本当に素敵な散歩コースでした。


さあ、そろそろ何か食べれそうかな。
ちなみにイタリアに来てからというもの、毎日五キロほど歩いてます。
日本では考えられない……🙀
色々迷った末……
人気店らしい賑わいを見せているこちらのレストランに飛び込みました。

✯A Putia✯
Via Roma, 8, 96100 Siracusa

シチリア料理とシチリアワインのお店です。エノテカ的な感じかな?
奇跡的に1席だけ空いていたので素早くそこをGET。
こういうのは早いもの勝ちだ!
テラス席は隣との距離が近くてちょっと窮屈だったけど……まあ座れたからヨシとしよう。
比較的人通りの多いストリートだから、行き交う人は皆、どんなものを食べているのかチラ見していきます。
知らぬ内に待ち人の列が出来ていました。
お通しのパンは袋にたっぷり
ここは白ワインを頂きましょう。
軽すぎず重すぎず、爽やかな柑橘系の香りが口に広がる美味しい一杯。

Olive "a puddasciedda" 3€
適当に頼んだオリーブのツマミ。
まさしくワイン泥棒🫒

Spada affumicato 6€
カジキの燻製
もったりした肉厚の身が 食べ応えありますね。燻製の香りはそこまで強くなかった。
Gamberoni 15€
all'arancia Con prezzemolo,
aglio pepe rosso
手づかみ必至な海老焼き登場。
ガーリックの風味がしっかり付いていて、どんどん手が伸びてしまう。
つか美味い!

Aragonese 14€
Tonno, limone, menta, basilico,
capperi, aglio, pomodorino, grana
ツナ、チェリートマト、ケッパーの効いたリングイーネ。
シチリアのパスタは見た目よりも軽く、ペロッと食べれてしまう。
本当に美味しい一皿でした。
お会計=45.5€

リーズナブルでとても活気のあるお店でした。
アパートへ戻る前、また少し散歩しました。
噴水のある広場も賑わっています。
最初にグラニテを食べたカフェの盛況ぶり……すごいな。

丸一日よく歩き、よく食べました。
たくさんの猫にも出会えたし大満足です。
シラクーザ、二泊でも良かったか。


続く

シチリア・イタリア二週間の旅(その26)

2023年12月09日 04時58分00秒 | @シラクーザ

大満足のドゥオーモを出たそこは、正しく天国でした。

大理石が敷き詰められた広場の片隅に、めちゃくちゃ可愛い猫たちがたむろしてるっ!!!
え、夢?夢じゃないよね!?
(暴走気味の心)
イケメンが猫と戯れる風景はご馳走以外の何ものでもありません。
あっちもこっちも猫だらけ。
シラクーザは天国と認定されました。

みんな毛艶いいなぁ。
大事にされてるんだろうなー。

いつまでも猫の側に居たいけど、取り敢えずはこの島の海を見てみたい!
ということで、島の左端へやってきましたー。


美しい夕焼け…
これはまるで絵だな……
(チープな感想)
その後、アパートへ戻る前に「生ハム」を少々テイクアウト。

ここの店主……あからさまに愛想が悪くて、「アジア人蔑視かしら?」と思っていたら、「某国人のみ」嫌っているらしく、別の店員が「彼らは日本人だよ(イタリア語)」と伝えたら、態度が少し緩和された。
イタリアではこういうことよくあります。
19.0€
少しスジがあったけどまあまあ美味しかった。


アパートに戻ると、またしても猫たちがお出迎え。
(椅子と猫……絵になるー!)


それではルームツアーを始めましょうか。
古い建物を改装し、アパートメントとして貸し出しているため、多少ぎこちなさもある宿でした。

一泊 62€(約9600円)
シラクーザ、それもオルティージャ島でこの値段は破格の部類だと思います。
ここは最高のリゾート地ですからね。
その上、中心部に近い。
オフシーズンとはいえ、そこそこするのが当たり前で、夏場は天井知らずの値段じゃないかな。
キッチンにはありとあらゆるものが備え付けられていました。
コーヒーメーカー、どでかい冷蔵庫、皿、グラス、調理器具等など。
更に、冷蔵庫の中には大量のウェルカムフルーツ、水、コーヒー豆があって、とても親切なオーナーさんであることを感じます。
※お腹空かなくてほとんど食べられなかったけどね。

特に水はありがたかった。
散策する度、頂きました。
ただ一点。
キッチン全体が少し湿気臭い。
エアコンも付いているので送風にしましたが、最後まで微妙な匂いが漂っていました。(;´∀`)
洗面所とシャワールーム
トイレットペーパーも予備がたくさん。←親切な証

唯一テレビがあるリビングルーム。
ここには小さなダンゴムシ?が生息しているんですが、それについても前もってオーナーから連絡をもらっていたので、スルーすることが出来ました。
※嫌な人は嫌だと思うけど
でっかいソファと、いまいち使い方のわからないテレビ。
まあ観ないからいいけどさ。
階段(細い)を上るとそこはロフトスペース。
今後、私はロフト付きのアパートは借りないことにする。めんどくさい!トイレとか!
広々としたベッドルームです。
シーツも綺麗だし、落ち着いたインテリアでまとまっている。

おしゃれなシェルフ?もありました。
コンセントもあるのはあるんですが、ナイトスタンドを引っこ抜かないと使えないのは不便かも。
小さなテーブルたちは便利でしたね。

ここを選んだ理由は価格もありますが、やはり圧倒的立地。
おかげでどこへ行くのも便利でした。


続く……