大崎鍋対決‼
産地交流部会イベントで大崎市で鍋対決を11/9(日)に開催しました。
参加者で調理室を借りて、大崎市の食材(みそやしょうゆも)を使って鍋をつくりました。
すずこま鍋、芋煮鍋は田尻のさくらっこの生産者の会にご協力いただきました。
まず、一鍋目。鳴子温泉大正館の矢内料理長のつくる大崎なるこちゃんこ鍋。
震災の支援で大崎市と交流がある大崎大使の白鵬関の宮城野部屋のちゃんこ番から伝授されたものだそうです。
ちゃんこは相撲が勝負事なので、手をつく四つ足ではないトリを使う、なるほど。味は白鵬関は塩バター味が好きなそうですが、なるこちゃんこはしょうゆ味です。油揚げ、平コン、こんぶ、しょうがなどを入れ、皮付き野菜を入れるのがブームとのこと。普段はパセリのクキや、リンゴの芯、ネギの青い部分、野菜くずもなんでも入れて動物性のものと野菜でうまみを出していくそうです。
忘れてならないのが鶏胸肉のつくねです。
料理長の手の中からまんまるでポンポンかわいく生まれてきます。さすがプロ、みんな感動して見入ってしまいました。
野菜そのものの味が、しみてくるなんとも優しいお味です。
いくらでも食べられる、残ったスープでおじやまで楽しめました。
二鍋目は我らのすずこまトマト鍋です。
珍しい幻の里芋、伊場野いもを分けていただきたっぷり投入。
伊場野のいもは、三本木地区で生産されている「幻の芋」と言われています。葉を虫に食べれたり、暑さなど、生産することの難しさのお話を聞くことができました。収穫できることにいつも感謝している、という言葉にみんな感動しました。
こんなお芋を食べられるなんて、なんて幸せなのでしょう
すずこまの旨みが濃くたっぷり染み込んで、驚きの濃厚グルタミン酸、おそるべしすずこま
普通のトマトではこうはいきません。いばのいもは思いの他ねばりが少なく軽くさっくりした食感でいくらでも食べられる〜大変上品なお味です。こんなお芋を食べられるなんて、なんて幸せなのでしょう、ありがとうございます。
三つ目はスタンダード仙台芋煮です!
鍋からあふれんばかりのお野菜投入で豚肉と野菜だけなのにこんなに、旨みがでるのかと驚きの美味しさでした。
芋煮会にうまみ調味料はいらなかったのねと知ってしまったわ〜
みんなに教えてあげなきゃと勉強になりました
というわけで勝負は無し
3種類の鍋をみんなで和気藹々、おかわりどんどん、モリモリ食べ心も体もポッカポカ。(おみやげで夕食も鍋でした)
芋煮三昧の美味しい、楽しい、そして野菜の奥深さを知りとても勉強になった1日でした。
(そうそう、当日のご飯はパド渡邉さんがつくった「ササニシキ」をいただきました。)
来年もやりたいですね
<レポート:奥山>
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今回のイベントにお忙しい中参加くださった大正館矢内料理長、三本木の青山様、田尻のさくらっこ様、
そして大崎市観光交流課の皆さまにあらためて御礼申し上げます。
P.S.
大崎市は旧古川市・松山町・三本木町・鹿島台町・岩出山町・鳴子町・田尻町の1市6町が合併してできた市です。
移動の途中も田んぼで渡り鳥がえさをたべている風景もみることができました。
おおさき宝めしプロジェクト
http://www.city.osaki.miyagi.jp/guest/kanko/bussan/01.html#shoku19