7月10日の「四万六千日」は過ぎましたが、暑い盛りですね~。ということで、ここまでくれば察しの良い人はお判りでしょう。八代目桂文楽の名調子「四万六千日、お暑い盛りでございます。」でおなじみ「船徳」は夏落語の代表格でしょう。ということで、船からみの落語。
実をいうと、先代桂文楽の「船徳」のよさに目覚めたのは、志ん朝のCDを聴いた後でした。あの「明烏」とカップリングのCDです。なので、聴いたことのない人には、志ん朝の方を先に薦めます。
で、「四万六千日」って、観音様の功徳日で、この日にお参りすると4万六千日お参りしたのと同じ功徳が得られるということになっていますよね。なんだか、虫のいい、いかにも大乗仏教的、他力本願な話ですが、浅草寺では享保年間から賑わいをみせたとか。落語では、浅草寺の縁日で船宿がみんな出払っているという設定だったと思います。
他だと、設定が夏だったか定かじゃないけど、「三十石」というのもありました。伊勢参りを終えた旅人が京都の伏見で三十石船に乗る話です。わたしが聴いたことのあるのは、六代目笑福亭松鶴のものと、三遊亭圓生のもの。ただし、圓生にはショート版とロング版があって、聴かなきゃいけないのは断然ロングヴァージョン!
本来は上方の噺なんで、松鶴のものが本道なんでしょうが、気持ちよく歌う圓生がよいもんだから、わたしは圓生を愛聴しています。なお、この落語に興味がないようでは落語家である資格がないと言い切ったのは立川志らくでした。
あと、船で個人的に好きなのは、同じく圓生で「汲みたて」。こういう色っぽい部分もある噺は圓生でしたね。先代圓楽だと、下ネタはあっても色気はいまいちでしたから・・・。
また、船の出てくる噺は、江戸前より上方の方が多いんじゃないでしょうか。江戸だと大川(隅田川)くらいですからね。上方だと、「兵庫船(金毘羅参りの帰り)」「矢橋船(琵琶湖)」「小倉船(北九州~下関」「遊山船(難波橋)」
あと、夏の落語で、船が出てくるというと、「佃祭」というのも大好きなんですが、これは佃島へ行く船が難破する噺なんですよね~。さすがにこれは縁起でもないですか?
というわけで、以上、とりあえず。
実をいうと、先代桂文楽の「船徳」のよさに目覚めたのは、志ん朝のCDを聴いた後でした。あの「明烏」とカップリングのCDです。なので、聴いたことのない人には、志ん朝の方を先に薦めます。
で、「四万六千日」って、観音様の功徳日で、この日にお参りすると4万六千日お参りしたのと同じ功徳が得られるということになっていますよね。なんだか、虫のいい、いかにも大乗仏教的、他力本願な話ですが、浅草寺では享保年間から賑わいをみせたとか。落語では、浅草寺の縁日で船宿がみんな出払っているという設定だったと思います。
他だと、設定が夏だったか定かじゃないけど、「三十石」というのもありました。伊勢参りを終えた旅人が京都の伏見で三十石船に乗る話です。わたしが聴いたことのあるのは、六代目笑福亭松鶴のものと、三遊亭圓生のもの。ただし、圓生にはショート版とロング版があって、聴かなきゃいけないのは断然ロングヴァージョン!
本来は上方の噺なんで、松鶴のものが本道なんでしょうが、気持ちよく歌う圓生がよいもんだから、わたしは圓生を愛聴しています。なお、この落語に興味がないようでは落語家である資格がないと言い切ったのは立川志らくでした。
あと、船で個人的に好きなのは、同じく圓生で「汲みたて」。こういう色っぽい部分もある噺は圓生でしたね。先代圓楽だと、下ネタはあっても色気はいまいちでしたから・・・。
また、船の出てくる噺は、江戸前より上方の方が多いんじゃないでしょうか。江戸だと大川(隅田川)くらいですからね。上方だと、「兵庫船(金毘羅参りの帰り)」「矢橋船(琵琶湖)」「小倉船(北九州~下関」「遊山船(難波橋)」
あと、夏の落語で、船が出てくるというと、「佃祭」というのも大好きなんですが、これは佃島へ行く船が難破する噺なんですよね~。さすがにこれは縁起でもないですか?
というわけで、以上、とりあえず。
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