切られお富!

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加藤清正といえば、落語「清正公酒屋」!

2016-09-25 22:05:17 | 新釈落語噺
今年の大河ドラマにはまってしまってるわたしですが、とうとう新井浩文の加藤清正が殺されちゃいましたね。ところで、加藤清正の死因が饅頭による毒殺だというのは、昔からある俗説みたいだけど、このネタを使った落語があるのをご存知ですか。題して「清正公酒屋」。「せいしょうこうさかや」と読むんだけど、熊本では「せいしょこさん」っていうんでしたよね、清正のことを。というわけで、とりとめのない雑感…。

NHK教育の「Rの法則」でも、「武将萌え 加藤清正」なんていう取り上げ方がされていて笑っちゃったんだけど、歴女とかなんとか、良い時代になったなと思います。わたしの頃なんか、歴史好きなんて男女限らず変人扱いというか、「年寄り臭い」とか「後ろ向き」とか言われたもんですよ。なので、昔、歴史をバカにしてたような無教養な連中が、バカだからネットの虚偽情報にあっさり騙されてネトウヨとかになるんだと思っています。

あと、あえて言っちゃうと、「武将萌え」みたいな現象って、ネット時代だから起こったことなんじゃないかって気もしますね。というのも、昔だったら、せっせと図書館通いして仕入れなければいけなかった情報が、本を読まなくてもウィキペディアのはしごで覚えられちゃったりするでしょ。だから、良くも悪くも歴史が教養ではなくなったってことなんじゃないのかな。だから、歴史オタクが増えても、歴史雑誌は廃刊になるんでしょう。

さて、本題に戻して、落語「清正公酒屋」。演者もあまりいないし、落語として大した噺ではないなんだけど、青春している落語ってことでよいんじゃないでしょうか。談志のCDで「宮戸川」と一緒に入っているっていうのも、頷けるというか…。

で、この際だから、だれか若手落語家でこの噺をやる人が出てきたらよいのにと思います(わたしがし知らないだけかもしれませんが…。)。加藤清正の身長が、当時の人としては例外的大男で、190cmくらいあったという史実を混ぜたりしたらまた面白いんじゃないのかな~。

というわけで、とりとめのない雑感でした。

PS:真田丸では、やっぱり、愛之助の大谷吉継がよかったな~。三成といっしょに手紙を書くくだりとか、最後の切腹の時の台詞とか。

立川談志ひとり会 落語CD全集 第31集「首提灯」「清正公酒屋」「宮戸川」
クリエーター情報なし
日本コロムビア



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